エレクトロックグループ龍雅のワンマンライブ「FIVE DRAGON ep.3」が2月12日(日)渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて行われた。ep.1、ep.2、ep.3とホップステップジャンプの合言葉をまさに実現するようにファンの数も会場も大きくステップアップしてきたこの日いよいよ完結編となるep.3に駆けつけたファンで、会場は埋め尽くされた。
ライブスタートと共にハイテンションなナンバーに乗せて会場を駆け巡る力強いパフォーマンスに、あっという間に会場はヒートアップ。メンバーの熱いMCを挟み、すっかり定番となったソロコーナーへ。
トップバッターはボーカルの岸本勇太がKの「Only Human」を初のキーボード弾き語りで披露。ep.1とep.2ではサポートキーボードでの演奏だったが今回は完全に一人での堂々とした弾き語りで計り知れないポテンシャルをみせつけた。
次に現れたのはリーダーの三谷怜央。過去2回はセンシティブなダンスパフォーマンスを魅せてきたが、今回は初の歌唱&ラップという予想を裏切る展開にファンからは驚きの歓声が。披露した「FUTURE SKY」は、未来を育むまだ見ぬ自分をテーマに自ら作詞をしたオリジナル曲。過去現在未来をテーマに展開した3部作の完結編としてふさわしいパフォーマンスにより、怜央独特の世界観でストーリーを締めくくった。
ep.1ではバルーンアートを使ったコミカルな演出、ep.2では得意のHIP HOPとこれまでのソロではフリーダムなパフォーマンスで会場を沸かせてきた最年少の清水啓太は、過去の要素を盛り込みつつさらに攻撃的な要素を盛り込んだアクロバティックな構成で自身の進化をしっかりとみせつけた。
和ロックに明るいEDM曲、とファンを楽しませてきたラップ担当井出卓也の今回のテーマは「AYAKASHI」。様々な形に変幻してもそこに在り続け、天高く輝き続けるという、まさに井出卓也そのものを体現したようなパフォーマンスと、黒マントを脱ぎ捨て鮮やかな赤い着物にチェンジする演出にファンは大盛り上がり。
クランプ世界準優勝の経歴を持つ後藤慶太郎は、親交の深いヒューマンビートボックス日本チャンピオンのHIRONAをゲストに迎えて登場。龍雅の楽曲をアレンジした激しいビートとクランプのコラボレーションに会場はファンは釘づけになっていた。
ソロパートが終わり、2月8日に発売したばかりでデイリー初日8位に輝いたバラード曲「Burning Like A Flame」を歌い上げ、「FOREVER」、「SUPER NOVA」と続けて披露。この日初披露となった「SUPER NOVA」は龍雅の真骨頂といえるエレクトロックサウンドと龍雅ならではの5人揃ってのダンスセクションを取り入れた、スーパーノバの名の通りまさに龍雅の魅力が大爆発の楽曲。これにはファンから悲鳴に近い歓声が沸き起こっていた。
この後、今回初の試みとなるパフォーマー3人でのダンスセッションを挟み、盛り沢山な内容でライブはいよいよクライマックスへ。
アンコールのMCでは「ファーストツアー開催が決定しましたー!」と喜びを爆発させながらのメンバーからの重大発表に、会場は歓喜の声と祝福の声援で包まれた。
ホップステップジャンプでファンと共に歩んできたライブも遂にこれで完結した。ファーストツアーも決まりまさに龍の如く高見を目指し昇り続ける龍雅にこれからも目が離せない。
Photo:曽我 美芽
■龍雅 1st Tour 情報
【大阪】
2017.5.4(thu)@OSAKA MUSE
【東京】
2017.5.7(sun)@TSUTAYA O-WEST
■オフィシャルサイト
http://ryo-ga.net/