テスラは泣かない。による2ヶ月連続となる自主企画イベント「テスラは泣かない。Presents High noble MATCH! in TOKYO」の初日が2月2日(月)shibuya eggmanにて開催された。
チケットはソールドアウトとなったこの日、ゲストバンドのLAMP IN TERRENに続き登場した「テスラは泣かない。」は、オープニングSEと共にオーディエンスがクラップでメンバーを迎える中、メンバーがガッツポーズや満面の笑みでそれに応え、ステージに登場した。
ライブは”Cry Cry Cry”からスタート、感情を爆発させるかのように1曲目からアグレッシブなライブを展開をみせ、バンドがこのイベントに掛ける意気込みが最初からひしひしと感じられた。
続いて演奏した”cold girl lost fiction”では早速オーディンエンスの大合唱が巻き起こり、ライブ冒頭にも関わらず会場全体が一体感に包まれる中、「皆さんのダンスをみせてください!」というVo&Gt村上学の一声に、オーディンスも拳を突き上げて応えた。
メジャーデビューシングル”Lie to myself”でみせた、バンドの圧倒的なまでのダイナミックな演奏は、昨年のメジャーデビューを経てさらにパワーアップした現在進行形のテスラの姿を表していた。
Dr.實吉祐一の頭を振り乱しながら豪快にシンバルを打つ姿がバンドの土台を支えるドラマーとしてさらに頼もしく感じる。
”めんどくせえ”では、定番となったコール&レスポンス「もうめんどくせえな」というフレーズをバンドとオーディエンスとでやりとりする一面もあり、さらに観客と一体化した熱狂を生み出していた。
MCをはさみ、オーディエンスへ感謝の気持ちと共に、改めて3月4日にMajor 1st Mini Album『ONE』がリリースされることを発表。
初のセルフプロデュースとなったこの作品は、「バンド自身の想像を超えた作品となった」という村上の言葉からもとても強い自信が感じられた。
このリリース発表に対し拍手が巻き起きる中、新作『ONE』よりリードトラックとなる”国境はなかった”を披露。
「自分が設ける国境(境界線)次第で守りたいもの、愛せるものは増えるんだ」というVo&Gt村上学の強いメッセージが込められているこの楽曲は、スリリングな楽曲展開と流れるようなピアノリフレインが印象的なアップチューンとなっていた。
続いてアルバムのサブ・リードトラックとなる”MOTHER”も披露。
力強く突き抜けたサビが壮大なイメージを感じさせるこの楽曲は、途中ハッとさせられる大胆な展開に続いて、Piano&Cho飯野桃子の優しい歌声が響き渡り、村上との絶妙なコーラスワークでクライマックスを迎えるというテスラの新たな可能性を示した一曲だ。
「愛される為に生まれてきて」という一節から、これまで自身のフラストレーションを歌詞にしてきたのに対し、新たな価値観や視点から得た村上の歌詞がとても印象深い。
『ONE』からの楽曲を演奏した後は、「ここからは終盤戦、僕らの”マグマロック”と言われるダンスナンバーを立て続けに投下します!」という言葉とともに、”イムソン”、”シャドウ”、”パルモア”というダンサブルでエモーショナルな楽曲を立て続けに披露、フロアの温度もさらに上昇し、ステージセンターに位置するBa.吉牟田直和もここに来てさらにアクションを大きくステージを所狭しと動き回っていた。
より熱くなったフロアに向けて、ここで新たな発表が。
新作『ONE』を引っさげたリリースツアー開催のアナウンス。
これまで地元鹿児島をツアーファイナルとしていた彼らだが、今ツアーでは初めてツアーファイナルを東京で行うという。
この発表に大きな歓声が上がり、オーディエンスは早くも期待に胸を膨らませていた。
札幌、名古屋、大阪、福岡では初のワンマンライブを行う。
東京公演に関しては後日発表とのことなので、今後の続報を楽しみにしておこう。
最後は”アンダーソン”、”梵”というライブ定番の2曲をたたみ掛けに演奏。満員のフロアの大合唱を誘い本編は終了した。
アンコールでは、鹿児島弁なまりたっぷりの實吉のMCが会場の笑いを誘う中、メンバー全員がオーディエンスへの感謝の気持ちを伝えラストナンバー”Someday”を演奏。
最初から最後まで熱狂は冷めやらぬ事は無く、バンドの新たな可能性を提示したイベントは大盛況のうちに幕をとじた。
2ヶ月連続となる自主企画イベント2日目は来月3月4日にゲストにシナリオアートを迎え、同じくshibuya eggmanにて開催される。
■セットリスト
1. Cry Cry Cry
2. cold girl lost fiction
3. fuga
4. Lie to myself
5. Calico
6. めんどくせえ
7. 国境はなかった(新曲)
8. MOTHER(新曲)
9. イムソン
10. シャドウ
11. パルモア
12. アンダーソン
13. 梵
(encore)
E-1.Someday
≪リリース情報≫
□Major 1st mini album 「ONE」
2015年3月4日(水)発売
TYCT-60057 (税込定価¥1,836 税抜価格¥1,700)
1. 国境はなかった
2.MOTHER
3. サイドセクション
4.Imagination Gap Ground
5.Tuesday
6. メロル
7.one
《Tour Information》
テスラは泣かない。『ONE』release tour“国境線上で唄う”
4/17(金) 長崎・STUDIO DO! (ゲストあり)
4/18(土) 熊本・Django (ゲストあり)
5/20(水) 宮城・仙台PARK SQUARE (ゲストあり)
5/21(木) 新潟・GOLDEN PIGS BLACK (ゲストあり)
5/24(日) 北海道・札幌SPITUAL LOUNGE (ワンマンライブ)
5/30(土) 福岡・Queblick (ワンマンライブ)
5/31(日) 愛知・名古屋 CLUB ROCK’n’ROLL (ワンマンライブ)
6/6(土) 広島・BACK BEAT (ゲストあり)
6/7(日) 岡山・ペパーランド (ゲストあり)
6/12(金) 大阪・心斎橋pangea (ワンマンライブ)
※東京公演は後日解禁
ツアー詳細は後日オフィシャルHPにて発表
《Live Information》
「テスラは泣かない。presents High noble MATCH! in TOKYO」
[High noble MATCH! in TOKYO #02]
◆2015年3月4日(水)shibuya eggman
GUEST : シナリオアート
≪関連サイト≫
□テスラは泣かない。オフィシャルHP http://tesla.raindrop.jp/
□ユニバーサルミュージックオフィシャルHP http://www.universal-music.co.jp/tesla/
□テスラは泣かない。オフィシャルTwitter https://twitter.com/tesla_cry/
<テスラは泣かない。 プロフィール>
吉牟田直和(Bass)/飯野桃子(Piano/Chorus)/村上学(Vocal/Guitar)/實吉祐一(Drums)の4人からなる鹿児島在住のロックバンド。
2011年11月「COUNTDOWN JAPAN 11/12」への出演をかけたRo69jackオーディション入賞。
2012年8月初の全国流通盤1st Album「High noble march」をmini muff recordsより発売。
2014年4月シングル「Lie to myself」でユニバーサル ミュージックよりメジャーデビュー。