映画『響 -HIBIKI-』Blu-ray&DVD発売記念スペシャルトーク付き上映イベントが、3月6日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の平手友梨奈(欅坂46)と、共演のアヤカ・ウィルソン、板垣瑞生(M!LK)、監督の月川翔が登壇した。
柳本光晴の大人気コミックを原作に実写映画化された本作は、類稀な才能を持つ”天才”女子高生小説家・鮎喰響が、世間や慣習に囚われた建前をかざす大人たちの常識をぶち壊し、さらに人々を変えていく様を描く痛快ドラマ。主人公・響役を映画初出演にして初主演を務めた平手が扮した。
本作の演技で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた平手。会場からお祝いの拍手が送られると、平手は「まだ実感が湧いていなくて。でもありがたいことだなと受け止めています」と感謝の気持ちを表した。
映画の公開以来久しぶりの再会に、平手は「会えて嬉しいです」と笑顔を見せ、「凛夏は凛夏だし、涼太郎は涼太郎だし・・・」と変わらぬ級友と接するように懐かしんでいた。アヤカも「1年くらい前に撮影をしたので懐かしいですね」とニッコリ。
一方の板垣は「会うと(平手とアヤカ)2人からいじられるんですよ。でも懐かしいし、嬉しいなって思います」とコメント。しかし、その言葉に女子2人の反応は薄く・・・、「なんか、俺だけ距離感あるんですよね」としょんぼり。平手が「いつもだから大丈夫」と諭すと、「いつもじゃねーわ!仲良くやってただろ!」と返し、笑いを誘った。
イベントでは、Blu-ray&DVD豪華版の特典ディスクに収められている「メイキングドキュメンタリー」の映像も披露され、それぞれ思い出を語った。響が本棚を思い切り倒すシーンでは、「(本棚は本が入っているので)重かったですね。でも意外とバーン!といきました」とあっけらかんと話す平手。その本棚を避ける演技をしたアヤカは、「怖かったです。(涼太郎が)本当に助けてくれるかわからなかったので、ひやひやでした」と述べると、板垣は「僕は本棚が倒れることより、2人に(演技上で)にらまれることのほうが怖かった…」と告白。
また文芸部が海水浴に行くシーンは楽しかったようで、その様子がメイキングでも垣間見れる。砂に埋まった平手の画像がスクリーンに映し出されると、MCから「この時、平手さんの足動いていますよね?」と尋ねられ、平手が「はい、恥ずかしい」と照れる場面も。
さらに、この日で『響 -HIBIKI-』のプロモーション活動が終了となり、これまでの活動に感謝の気持ちを込め、月川監督からサプライズで3人へ卒業証書が贈呈された。それぞれ、月川監督からのメッセージが書かれており、板垣には「響が大人たちと闘う中で、響が高校生だということを確認させてくれる存在でした」、アヤカには「観客と同じ立場でいてくれた。凛夏の視点で見るからこそ感動できるのだと思う。泣けるのはアヤカのシーンでした」と伝え、平手には「平手さんの妥協を許さない緊張感の中で、僕のモノ作りの姿勢も正されました。仕方ないなと思うシーンが見当たらないのも彼女のおかげ。鮎喰響と平手友梨奈に出会えた、そのことが作品の精神そのものになりました」と称えた。
最後に、平手が「『響 -HIBIKI-』を観て、響のことが好きになってくださったら嬉しいです」とメッセージを送り、イベントを終了した。
『響 -HIBIKI-』
Blu-ray&DVD 好評発売&レンタル中
発売元:小学館
販売元:東宝
(c)2018「響 -HIBIKI-」製作委員会 (c)柳本光晴/小学館