2/18 東京、名古屋、大阪にて
DVD&Blu-ray発売記念
少年社中・東映プロデュース「モマの火星探検記」
アフタートーク付スクリーン上映会を開催!!
DVD&Blu-rayでしか見られない、映像特典の
「モマの火星探検記スピンオフ『The Right Stuff』」も初公開!
2017年8月に上演された舞台「少年社中・東映 プロデュース『モマの火星探検記』」を収録したDVD&Blu-rayが2018年3月7日(水)に、発売される!この発売を記念して、2月18日(日)に、映画館でのアフタートーク付スクリーン上映会が東京@新宿バルト9・名古屋@109シネマズ名古屋・大阪@梅田ブルクの3会場にて開催された!
当日の上映会イベントでは、舞台本編はもちろんのこと、舞台本編の話しの後日譚を描いたDVDとBlu-rayのためだけに製作された「スピンオフドラマ『The Right Stuff』」(DVDとBlu-rayの映像特典)も初公開。また、上映後には本作の出演者である矢崎広・生駒里奈(乃木坂46)※東京のみ・松田岳・鎌苅健太・鈴木勝吾・井俣太良の6人と、脚色・演出を手掛けた毛利亘宏、豪華なメンバーが登壇してのアフタートークが行われた。その上映後のアフタートークでは、演じた役についてから、舞台公演に向けての稽古場での様子・エピソード、公演当時のことを振り返るなど、会場でしか聞けないエピソードも公開され、会場の約1300人(東京・名古屋・大阪の3会場合計)のお客様と共に大いに盛り上がった。 「モマの火星探検記」という舞台演劇の模様を収録した映像作品を映画館の大きなスクリーンで観ることができるというなかなかない貴重な機会、一日限りのイベントとして、大盛況のうちに幕を閉じた。
<「モマの火星探検記」 アフタートーク付き上映会レポート>
アフタートークは『モマの火星探検記』舞台本編とスピンオフドラマ『The Right Stuff』の上映後に行われ、バルト9の大きな劇場にお客様の興奮冷めやらぬうちに行われた。(敬称略)
◆先ずは、登壇者一人つずつよりご挨拶が行われ、「名立たる超大作を上映するような映画館の一番大きなスクリーンで、満席のお客様に楽しんで観て頂けて、本当に感無量です。映画作品の上映ではなく、こうして舞台を収めた映像を映画館で上映会というかたちで披露し、皆様の前で挨拶できることが新鮮であり、感動しています」と一同。中でも、ユーリ役:生駒里奈(乃木坂46)より「個人的にこの作品が、自分の“一番自信がある姿”になりますから、今日、このスクリーンでその姿を観てもらえて感激しています」と挨拶。その後、出演者でもあり本日のMCも務めたミヨー役:鎌苅健太より質問が投げ掛けられ、クロストークのかたちで皆が応え出し、アフタートークは進行していった。
◆最初の質問は、「本作の役どころ・役づくり」について。
●モマ役:矢崎 広 :モマという役は、舞台の中ではもちろん、映像特典でも走り続ける男でした。真っ直ぐに突き進む熱い男を演じていました。
●ユーリ役:生駒里奈(乃木坂46) :ユーリは一つのことに一生懸命になる役なので、その役通りにこの作品に打ち込 みました。そして、作品の中で、ユーリも旅立ちましたが、私、生駒里奈も新たな気持ちでお仕事に向かうことになりました。
●ガーシュウィン役:松田 岳 :完成されない未完成な若さがある役だったので、良い意味で影響を受けやすい、純粋でピュアな役だと思い、演じていました。
●おじさん役:井俣太良 :モマとユーリと三世代に渡り、つなげる役だったので、そのつながりをどうやって表現するのか、を重要なポイントとして、正直、苦労して役をつくっていきました。最初、落ち着いた感じで演じていたら、脚色・演出:毛利亘宏から「いつも通り自由に、やりたいってことをやればいい」という劇中のセリフにもあるように演じてほしいとオーダーをもらい、楽しんでつくっていきました。
●テレスコープ役:鈴木勝吾 : “ショートコント”に尽きます!マイクロスコープ役:岩田有民と二人で考えて役をつくっていった部分なので。何度も何度も稽古の中で、試しながら試行錯誤の繰り返しでした。今回、これまでにないぐらい脚色・演出:毛利亘宏と密にコミュニケーションをとり、テレスコープをつくりあげていった感が強いです。
●ミヨー役:鎌苅健太 :宇宙での本日の食事を紹介するセリフに遊び心を持ちたくて、いろいろとやってみました。生駒里奈に「何を食べたい?」と質問し、その答えを採用していたりしていました。最初、理数系で固めな感じをイメージして役づくりをしていったら、脚色・演出:毛利亘宏から「誰よりも明るくいて」と言われた結果、宇宙飛行士の中で、明るく寄り添っていく役になっていきました。すごく悩んだけど、今しかできないミヨーをつくれたと思ってます。
●脚色・演出:毛利亘宏:出演者には「自由」で、「思うように演じてもらえれば良い」と思っていました。その “自由”や“やりたいことを貫く”というのが本作のメッセージでもありますので。
◆一通り役作りと、役どころの紹介の後、次の質問は、「好きなセリフは?」という話題へ。
●モマ役:矢崎 広より
モマ のセリフ「だから、生きる」物語の色々な意味が詰まっているような気がして。
また生きるってどういう事だろうか、と考えさせられました。
●ユーリ役:生駒里奈(乃木坂46)より
おじさん のセリフ「やりたいって思ったことをやればいいんだ」ユーリを演じている毎日の中で、このセリフに救われました。
本当にやりたいことをやってよいと思えるようになったので、今までの自分を褒めてあげられるようになり、これからの自分も褒めてあげられるようになると思いました。生きるためのヒントを本作からもらった気がしています。
●おじさん役:井俣太良より
バルトーク のせりふ「宇宙からみたら国境なんてまったくないのに。」本作の原作者:毛利衛がはじめて宇宙に行った時に言った言葉を反映していて、国境や争い事など色々あるけれど、地球は遠くから見たら一つの球体(地球)なのだと、大きな意味を感じました。
◆そして、本作の内容に話が進むと、脚色・演出:毛利亘宏へキャスティングの質問からユーリ役:生駒里奈(乃木坂46)の話題に。
脚色・演出:毛利亘宏より、「本当に大好きな人を集めました! 一緒にお仕事したことある方から、初めましての方までいますが、自分にとって、また少年社中にとって、劇団の旗揚げ当初から育ててきた大事な作品に相応しい方々に出演して頂けたと思っています。」という発言に始まり、「信頼をしている俳優、また、一度お仕事をしている俳優に出演して頂くというのはよくあることだが、生駒里奈に至っては、プロデューサーにダメ元で一番の希望を伝えたら、念願叶いました!」と驚きの話を告白。イベントで乃木坂46として生駒里奈が出演している姿を見て、“煌めくもの”を感じ、本作を実施するにあたり、その時の姿をユーリに重ね「ユーリにはこの人だ!」と熱望したとのこと。
この話を聞いたユーリ役:生駒里奈(乃木坂46)は、本作のオファーを最初に聞いた時、「これはやならければいけないと、直感した!」と、出演オファーに感じるものがあったことを告白。また、“2017年の夏は、ユーリにかけたい!”と決意し、本作に挑んだことを明かした。だが、稽古当初に、共演者との経歴の差や、演技力の差に打ちのめされ、少年社中劇団員の加藤良子の前で涙し、悔しい思いをさらにユーリに重ね、頑張れたと当時の胸の内を明かした。だが、それだけ影響力のある役者がそろったカンパニーの中で揉まれたからこそ、モマ役:矢崎 広から「自分が思い描いたままのユーリ=生駒里奈だったので、とてもモマとしても役作りがし易かったです。」という言葉や、テレスコープ役:鈴木勝吾は「稽古や本番を重ねていく中、真っ直ぐに役と向き合ってゆく姿を見て、とても勇気をもらい、想いや魂が感じられました。」と言い、おじさん役:井俣太良からは「おじさんとユーリの二人のシーンでのお芝居のやりとりが本当に楽しかった。自分が投げたボールを次々と打ち返してきてくれて、どんどんやりとりが良くなっていったのを感じました。正直、なかなかいない稀有な女優だと思いました。」と称賛の声が。
そして何より、本作の出演に熱いラブコールを送った脚色・演出:毛利亘宏からは「これまで色々な役者をみてきたが、正直、初めて感じる役者としての成長速度だったと思います。一つの現場で、こんなに成長する人をみたことがなかったので、貴重な体験でした。」と大絶賛のコメントが上がった。
◆また、今回の上映会には、舞台本編の後日譚を描いたDVDとBlu-rayのためだけに製作された、スピンオフドラマ『The Right Stuff』も初お披露目されたため、その話題にも触れられた。
「猛暑の中、一日で撮影したとは思えないほど、暑さに負けないぐらい、熱いものに仕上がりました。」と出演者一同より。また、演劇作品の特典映像として映像作品をつけること自体が、異例の特典であることに関して触れ、このスピンオフドラマ『The Right Stuff』の脚本・監督も務めた毛利亘宏からは「今回ちゃんとドラマをつくろうと。その上で、ガーシュウィンの心を救う物語を描いてみたら舞台本編にも厚みをもたせる密度の高いドラマを展開することができました」と。また、スピンオフドラマ『The Right Stuff』のメインを担ったガーシュウィン役:松田 岳からは「舞台本編でのお話は、ガーシュウィンら宇宙飛行士たちが悲しい気持ちをもって終わってしまったところをスピンオフ『The Right Stuff』では、前に進む勇気を与えてくれる内容になっているので、そのメッセージが伝わって欲しいです。」と。
◆さらに劇団、少年社中が20周年を迎えたことに触れて、
20周年記念公演第二弾 第34回公演「MAPS」が5月31日~6月12日 東京・紀伊國屋ホール、6月22日~24日 大阪・ABCホールにて実施されることを発表した。
まだまだ話が尽きないアフタートークイベントだったが、そろそろ終わりの時間となってしまい、
◆最後は、出演者を代表して、W主演のモマ役:矢崎 広とユーリ役:生駒里奈(乃木坂46)が締めの挨拶を行った。 ●ユーリ役:生駒里奈(乃木坂46)より
「個人的な話しになりますが、本作にすごく助けられたと思ってます。これまでの自分と、これからの自分に自信をくれた作品になりました。私自身がそうだったように、この作品は観て頂いた方を笑顔にしたり、思ったことを素直に明日につなげていけると思わせてくれる作品だと思うので、ぜひ家族や大切な人と一緒に観てもらいたいです。」
●モマ役:矢崎 広より
「この作品に出会えたことよって、これまでの限界を一歩越えたような、熱い思いを込めた作品になりました。今の僕たちが詰まった熱い作品になっていると思います。本作のメッセージでもある「つながっている」「やりたいことをやる」「生きる」といった心に響くセリフの数々で、皆さんにとってもこの作品が励みになり、DVDやBlu-rayで、何度も観て頂けるような、ずっと愛される作品になって欲しいです。」と上映会後のアフタートークを締めくくった。
「モマの火星探検記」
宇宙飛行士の毛利 衛氏が書いた児童文学「モマの火星探検記」。
宇宙へ2度行った毛利 衛氏が感じた生命観、宇宙観をもとに、人類史上初めて火星に到達した主人公「モマ」が少年時代の自分に語りかけながら火星での冒険を振り返るファンタジーです。
この作品と少年社中が過去に上演した仲間とロケット作りをする少女『ユーリ』が宇宙を夢見るファンタジー「ハイレゾ」をミックスし、新たな物語として少年社中がプロデュース、舞台化した作品を2017年夏、新キャストにて上演致しました。“W毛利”のコラボレーションは劇場を宇宙に変える—。
「モマの火星探検記」DVD&Blu-ray
2018年3月7日(水)DVD&Blu-ray発売
<DVD>■価格:7,800円+税 <Blu-ray>■価格:8,800円+税
販売:東映株式会社 発売:東映ビデオ株式会社
■「モマの火星探検記」公式HP:http://www.shachu.com/moma2017/
■DVD&Blu-ray特設HP:https://www.toei-video.co.jp/special/moma/
※絶賛予約受付中!