吉野北人(THE RAMPAGE)が、1月26日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて行われた、2nd写真集『Orange』刊行記念プレス取材会に出席した。
幻冬舎とTHE RAMPAGE がタッグを組み、2024年7月より毎月1冊、12ヵ月連続で刊行する大型企画「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」の7作目となる本書は、中性的で美しく伸びやかな声で観客を魅了するTHERAMPAGEのボーカリスト、吉野北人の2nd写真集『Orange』。
撮影地は吉野の憧れの場所、イタリア。歴史と芸術が息づくヴェネチア、カラフルな街並みのブラーノ島、ファッションと建築の都市ミラノ、北部の小さな街クレモナなど、いくつかの地を旅した。無邪気な笑顔、ふと見せる色気、美味しそうに食事をする姿など、リラックスした何枚もの写真を収録。ヴェネチアが舞台の名作映画の衣装をオマージュしたものから、カジュアルなものまで、幅広いタイプの衣装も着こなし、スタイルアイコンとしての新しい一面も披露している。
タイトルの『Orange』は、今の自分の気持ちを表しており、自らが名付けた。読者の心を明るく照らしたいという思いが込められている。イタリアの温かい雰囲気と、今年さらなる活躍が期待される彼の魅力に癒され、前向きな気持ちになれる1冊となっている。
完成した写真集を手に、吉野は「予想した通りの作品! 大満足です」と満面の笑みを浮かべ、「2冊目の写真集では海外で撮影したいと思っていた。ベネチアにはマストで行きたいと」と、念願のイタリアでの撮影を遂行。「カメラマンは自分で尾身沙紀さんを指名させていただきました。Instagramを見ていたら自分のどタイプな写真を撮られていて、オファーをさせていただきました」とし、「衣装もフィッティングの段階から300着くらい用意していただいて、そこから厳選して予備も含めて20着くらい持っていきました。結局その予備も全部着たので、とても見応えのある作品になったと思います。大切な思いを込めて作った写真集です」と熱弁。
訪れたイタリアには「嘘みたいな景色で。人生観が変わるような世界が広がっていました。アートチックで歴史もあって。全てが夢みたいな国でした」と目を輝かす。
最大の見どころを聞かれると、「表紙の写真です」とキッパリ。「奇跡の1枚と言っていいくらい。イタリアの夕陽に照らされながら、イタリアの街並みをバックに写真を撮りたいというイメージしていたんです。ベネチアに到着した初日が大雨だったので、夕陽は撮れないな・・・と思っていたんですが、ご飯を食べているときに急に晴れて夕陽が出てきて。急いで撮った写真がこれです! 本当は笑顔で撮りたかったくらい(笑)」と、絶好のチャンスをものにして満足気。
撮影は朝7時~夜11時くらいまでのハードスケジュールだったようだが、「朝5時に起きて街並みを散歩して、撮影のイメージをしながら街に触れていまいした」と全てを撮影のために向けていた様子。
お気に入りカットにはセーラー服を着て青い空を指差している写真を挙げ、「『ベニスに死す』という映画をオマージュしています。あと、シンプルにむちゃくちゃ無邪気です。ゴンドラが凄く揺れて、水で囲まれてとても不思議な空間でした。楽しさが顔に出ちゃってます」とお茶目な笑顔を見せた。
THE RAMPAGEのメンバーにも写真集を見せたそうで「普段見せないおちゃめな表情や少年っぽいところもあるので照れくさかったけど、ちゃんと見てくれて嬉しかった。ちょっとイジりながら見てくれていました(笑)」とニッコリ。「メンバーにもいい声はいただけたので、間違いなく自信を持って皆さまにお勧めできる作品になりました」と自信をのぞかせた吉野。
最後に写真集出来栄えの点数を聞かれると、「100点満点中1000点です!」と胸を張っていた。
書籍情報
【タイトル】『Orange』
【著者】吉野北人(THE RAMPAGE)
【発売日】2025年1月24日(金)
【仕様】B5判並製/224頁
【定価】3,080円(本体2,800円+税10%)