1977年の初版からロングセラーを続ける佐野洋子の絵本『100万回生きたねこ』を基にしたミュージカルが、2015年8月、三度舞台に登る。
初演1996年には沢田健二×山瀬まみ、前回2013年には森山未來×満島ひかりが演じた名作を、今回は成河(そんは)×深田恭子が演じる。
6月29日に行われた製作発表。
オープニングは、公演でも演奏するバンドによる軽やかな演奏と、初舞台・初主演となる深田恭子&〈100万回生きたねこ〉を演じる成河の楽曲歌唱。シンプルな打楽器の心弾むリズムと素朴なメロディの楽しい場面はムービーでご覧ください。
[2人が並んでの会見]
2013年の公演を見た成河は「驚いたのは歌とダンスとお芝居がすごく自然に溶け合って1つの作品を作っていること。ここまでバランスのいいものは、日本では見たことないとすごく感動した」と作品を絶賛。「たくさん時間をかけてオーディションをして頂いた」と語る様子からも、〈100万回生きたねこ〉という役を演じる喜びが感じられた。
一方、今回が初舞台の深田恭子は「映像のこの舞台を初めて観た」そうで「この世界観、この役で初舞台が踏めるなら幸せ。がんばります!」と笑顔で語った。
主催者の代表としてマイクをとったホリプロの堀社長は「前回は読売演劇大賞の優秀作品賞・優秀男優賞を頂きました」と作品への自信をちらり。
さらに「イスラエルの演出家インバル・ピント&アブシャロム・ポラックの二人が、日本のカワイイ文化が大好きで来日すると中野ブロードウェイに買い物に行く」と魅力的な演出家の紹介をし、「生の深キョンをご覧頂けるチャンスです!」とさすがのセールストークを披露した。
この製作発表を観覧した方たちと「ねこのヒゲ」をつけて写真をパチリ!
ねこになりきった観覧客の皆さんは、「100万回生きたねこ」の世界が、どのように眼前に見えてくるのか…8月の公演が待ち遠しい限りだ。
公演概要 ミュージカル『100万回生きたねこ」
公演日程 2015年08月15日 (土) ~2015年08月30日 (日) 東京芸術劇場 プレイハウス
スタッフ
原作:佐野洋子(「100万回生きたねこ」講談社刊)/演出・振付・美術:インバル・ピント、アブシャロム・ポラック/脚本:糸井幸之介、戌井昭人、中屋敷法仁(50音順)
音楽:ロケット・マツ、阿部海太郎/歌詞:友部正人/音楽監督:阿部海太郎
東京芸術劇場 芸術監督:野田秀樹
キャスト
成河 深田恭子 / 近藤芳正 田口浩正 石井正則 / 銀粉蝶 藤木孝
江戸川萬時 加賀谷一肇 鈴木 竜 川合ロン
皆川まゆむ 清家悠圭 鈴木美奈子 山口真美 西山友貴
チケット料金
【全席指定】
S席 10,800円 サイドシート 8,500円
65歳以上割引(S席) 10,000円 25歳以下割引(サイドシート) 4,500円
高校生割引 1,000円
※サイドシートは、シーンによって見えにくい箇所がございます。
ホリプロチケットセンター 03-3490-4949(平日10:00~18:00 土10:00~13:00)