次々と新作を上演し、2ヵ月3カ月のロングランはあたりまえ。人気も実力も具えた韓国ミュージカル。日本からも大勢のファンが、ミュージカルを観るためだけに韓国へと旅しています。
そんな韓国ミュージカルを支えているのは、本当の実力を備えた俳優たち。
Astageは、そんな実力派の韓国俳優たちの素顔を紹介していきます。
初回に登場頂くのは、ウ・ジウォンさん。その歌声は、テレビ番組のSBSの人気番組「スターキング」の「ミュージカルキング」で優勝した実力者であり、ファンからは「私たちの王子様」と呼ばれるイケメン人気俳優です。
(写真・記事内容 提供:メガウェーブジャパン)
■ミュージカル俳優を目指したきっかけを教えてください。
元々バンド活動をしていて歌手になりたかったのですが、思うように活動ができなかった時期に偶然『パルレ(洗濯)』というミュージカルを見て、ミュージカル俳優になろうと決心しました。
■ミュージカル俳優になるためにどのような努力をされたのですか?
結局、3つの大学に通いました。最初は成績に合ったフランス語学科に入学しですが、音楽がしたくなって音響学科に通い、それからミュージカルの勉強をしたくて、29歳になってもう一度大学に入り直しました。ずっと努力をしていますよ。
■自分の俳優としての長所は何だと思いますか?恥ずかしがらずに、たくさん教えてくださいね。
珍しい声だとよく言われます。ロックをやりたくてバンド活動をしていたので、ミュージカルの発声をする人たちとは違うところがあります。そして、高校の時から専門的にダンスをやってきたので、「舞踊科出身ですか?」とよく言われます。
こんな話を続けるのは、自慢話をするようで恥ずかしいのですが、続けますね。インタビューは大事ですからね。(にっこり)
役に成りきって演技するタイプなので、引き込まれると言われますし、自由な性格なので、舞台でものびやかに見えるようです。
最後に一つだけ付け加えると、イメージが良いとも言われます。これらの長所は、周りの人たちからよく言われることで、私が思っているだけじゃないって、わかって下さいね。
■今まで演技をしてきて、転機となるような印象深い作品、役は何ですか?
転機となった作品はミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』です。アンサンブルから参加して、初めて役(アンナス役)をもらいました。
■もう一度やりたい役は何ですか?理由も教えてください。
『エリザベート』のルドルフ役です。日本に旅行した時に、宝塚歌劇団の『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』を観に行きました。その公演の途中で「韓国のルドルフです」と客席からご挨拶させて頂きました。いつか日本のステージでも演じたいと思っています。
■日本での公演で印象に残ったことは?韓国とは違って新鮮に感じたことはありますか?
私は日本で『宮と美女はつらいよ』に出演しました。ファンの方々にとても感謝しています。俳優は良い仕事なんだと、ポジティブなエネルギーをもらうことができました。そして日本はミュージカルや舞台文化が韓国よりも早くからあって、根付いている感じがしました。いつか日本語の勉強をして、日本のミュージカルの舞台に立ちたいと思っています。
■これからどんな俳優になりたいですか?
自分のバンドでオリジナルの楽曲での日本公演をしたいと準備中です。目標は、来年2019年に日本のステージでコンサートをすることです。俳優としては、より多くの経験を積んで、皆さんに共感してもらえるような暖かみのある俳優になりたいと思っています。
■好きな音楽の曲を教えてください。
私のお気に入りの曲は、ミュージカル『エリザベート』でトートが歌う♪「最後のダンス」です。自分がステージ上で歌う姿を想像します。
■あなたの声を聞くことができる動画のURLを教えてください。
■今後の予定を教えてください。
来年、日本にミュージカル俳優としてでなく、バンドで新しい姿をお見せする予定です。しっかり準備をしていい姿をお見せするので期待してください。お会いできることを楽しみにしています。