かつて高級娼婦であったこと、家族の中でつねに疎外感を感じていたこと、自分が「女」であることについてなど、自らの人生を赤裸々に小説の中に練りこみ、強烈で目をそらしてしまいそうな作品を執筆し、36歳で自殺した女性作家 ネリー・アルカンの小説が舞台化される。
演じるのは、松雪泰子、小島聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、霧矢大夢という女優6名ダンサーとして国内外で活躍する奥野美和。登場人物たちは、上演中ずっと、それぞれが各々の部屋に居続ける。演出のマリー・ブラッサールは「登場人物は全員、ある意味で、ネリー・アルカンの違った側面を表わしている」ともいう。
10月にはネリー・アルカンを題材にした映画「Nelly(原題)」が、恵比寿ガーデンシネマ他での公開が決定。
また、ネリーのデビュー作である小説「Putain」の松本百合子氏の翻訳で PARCO出版より9月に発売される。
書籍・映画・舞台で「ネリー・アルカン」の鮮烈な世界を体験したい。
<公演概要>
PARCO Production
「」
■スタッフ
原作:ネリー・アルカン
翻案・演出:マリー・ブラッサール 翻訳:岩切正一郎
振付:アンヌ・テリオール・奥野美和 音楽:アレクサンダー・マクスウィーン
美術:アントネン・ソレル 衣装:カトリーヌ・シャニオン
照明:ミッコ・ヒンニネン 音響:井上正弘 ヘアメイク:川端富生
演出助手:大江祥彦 舞台監督:小笠原幹夫
プロデューサー:毛利美咲 製作:井上肇 後援:ケベック州政府在日事務所
企画製作:㈱パルコ
■キャスト
松雪泰子 小島聖 初音映莉子 宮本裕子 芦那すみれ 奥野美和 霧矢大夢
■東京公演
公演日程=2017年11月4日(土)〜11月19日(日)
会 場=銀河劇場
前売開始=8月5日(土)
お問合せ=パルコステージ 03−3477−5858 http://www.parco-play.com
■地方公演予定
広島公演 2017年11月23日(木) アステールプラザ広島 大ホール
北九州公演 2017年11月25日(土)〜26日(日) 北九州芸術劇場 中劇場
京都公演 2017年12月5日(火)〜6日(水) ロームシアター京都 サウスホール
豊橋公演 2017年12月9日(土)〜10日(日) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール