ミュージカル「アメリ」の公開稽古が4月24日、東京都内のスタジオにて行われ、渡辺麻友、太田基裕ほかが登場した。
2001年に公開された大ヒット映画『アメリ』。映画を基にミュージカル『アメリ』が2017年ブロードウェイで上演された。そして、5月18日から上演される日本初演に渡辺麻友が主演を務める。
公開稽古では、大人になったアメリが、パリに向かう途中で不安と希望を歌う「夢見る人は生きづらい」と、アメリとニノ(太田基裕)が地下鉄で初めて出会うシーンの「運命の手腕 パート1」が披露された。
稽古場のセットを場面によってスムーズに動かすのは、舞台に登場する俳優たち。キャスト以外アンサンブルも用いず自ら装置を動かし何役もこなす。14名全員で「アメリ」の世界観を作り出していく。
公開稽古を終えて、渡辺は「とっても緊張した。声も震えてしまったので反省点もあります」と感想を語りつつ、「プレッシャーもありますが、全身全霊でぶつかっていきたい!幕が開いたらもっと良いものをお見せできるように日々精進していきます」と意気込んだ。さらに「今はいっぱいいっぱいだけど、楽しむ余裕を持てるようにしていきたい。私なりのアメリを作っていけたらいいなと思います」と目を輝かせる。
太田は「ニノはアメリが恋に落ちる男性なので、アメリの魅力を引き出せる素敵なニノになるように頑張ります」とコメント。
また、このカンパニーでは「まゆゆ」ではなく、共演者から “べーなべ”さんと呼ばれていることも明かされた。渡辺はその理由について「先日、稽古の後にみんなでご飯に行ったのですが、そこで『呼び名を決めよう』って。それで『“べーなべ”にしよう』ということになりました」と笑顔で話した。
舞台稽古には植本純米、勝矢、伊藤明賢、石井一彰、皆本麻帆、山岸門人、野口かおる、明星真由美、池田有希子と、アメリの子供時代を演じる叶英奈、藤巻杏慈(Wキャスト)らも出席。石井は「日本人が作る初の『アメリ』。べーなべさんを中心に盛り上げていきたいと思います」、皆本は「観に来た人がみんな、アメリのことをきっと好きになっちゃう作品になると思います」、野口は「世界観からはみ出たいです。べーなべさん演じるアメリの恋を応援して、みんなで素敵な船を漕ぎ出したいと思っております」と意欲満々。すでに一気団結したチームが出来上がっているようだ。
今回の演出を手がけた児玉は本作について「キャストとスタッフが一丸となって、アメリという23歳の女の子の妄想の世界を作るというのが作品の特徴だと思います」と見どころを解説。
さらに、先日卒業コンサートを行った乃木坂46の生駒里奈についても話が及ぶと、ソロ活動をする上でのアドバイスとして、渡辺は「生駒ちゃんは私にとってのソウルメイト。同志であり、考え方、生き方などで深く通じるものがある特別な存在です。自分を持ってしっかりやっていけば絶対に大丈夫だと思います」とエールを送った。
最後に、渡辺が「映画『アメリ』ファンの方、今までミュージカルを観たことがない方にも楽しんでいただけると思います。ぜひ劇場に足をお運びください!」とPRし、囲み会見を締めくくった。
ミュージカル『アメリ』
日程:<東京公演>2018年5月18日(金)~6月3日(日)
<大阪公演>2018年6月7日(木)~6月10日(日)
会場:<東京公演>天王洲 銀河劇場
<大阪公演>森ノ宮ピロティホール
【チケット】
<東京公演>S席11,000円/A席8,500円(前売・当日共/全席指定・税込)
<大阪公演>9,500円(前売・当日共/全席指定・税込)
原作:『アメリ』(ジャン=ピエール・ジュネとギヨーム・ローランによる映画に基づく)
キャスト:渡辺麻友
太田基裕 植本純米 勝矢 伊藤明賢 石井一彰 山岸門人 皆本麻帆 野口かおる 叶 英奈(Wキャスト) 藤巻杏慈(Wキャスト) 明星真由美 池田有希子 藤木 孝
脚本:クレイグ・ルーカス
音楽:ダニエル・メッセ
歌詞:ネイサン・タイセン&ダニエル・メッセ
翻訳・訳詞:滋井津宇
演出:児玉明子
音楽監督:斉藤恒芳
企画・製作:ネルケプランニング
©ミュージカル『アメリ』製作委員会2018
公式サイト:http://musical-amelie2018.com/
公式Twitter:https://twitter.com/musical_amelie