Open Close

ミュージカル『アップル・ツリー』新人演出家・城田優と精鋭キャストに密着連載 第4回 配役決定!本読み!

ミュージカル『アップル・ツリー』
新人演出家・城田優と精鋭キャストに密着連載!
「顔合わせから舞台が作りあがるまで」

連載第4回
配役決定!初の本読み!
~3回目のワークショップ後篇~

appletre

映画・ドラマなど映像作品で活躍するのみならず、ミュージカル『エリザベート』のトート役を演じて、第23回読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞するなど、舞台でも高い評価を得ている城田優。
今年は1月9日から3月29日まで地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.14『The Love Bugs』に出演。“誰もが憧れる孤高のスター”という役で新たな姿を見せ、観客を楽しませてくれました。

そんな城田優が初演出に挑むのが、ミュージカル『アップル・ツリー』です。
5月28日(土)からの公演にむけて、キャストの顔合わせが行われたのは2月後半。真冬の寒さの中でワークショップがスタートし、回を重ねて少しずつ、でも着々と準備が進んでいく様子をお伝えしてきました。
第1回レポート 「顔合わせ」 はこちらから!!
第2回レポート 「配役オーディション」 はこちらから!!
第3回レポート 「筋トレ!」 はこちらから!!

そして、気が付けば・・・・すっかり春!
ミュージカル『アップル・ツリー』の配役が発表されましたね!
そこで今回は、前回の筋トレに続いて行われた、初の本読みの様子をお伝えします!

まずは『アップル・ツリー』の配役を復習しておきましょう。『アップル・ツリー』は3つのお話から成るオムニバスです。
公式HP https://appletree.themedia.jp/

<1幕>「アダムとイヴの日記」
ミュージカル『アップル・ツリー』 第一幕「アダムとイヴの日記」 ストーリー
IMG_3160S

 

 

 

 

 

 

アダム=岸祐二さん

Wive

 

 

 

 

 

イヴ=関谷春子さんと和田清香さん

 

IMG_3115

 

 

 

 

 

 

ヘビ=杉浦奎介さん

 

IMG_3154S

 

 

 

 

 

神の声=城田優さん

 

 

城田さんは
「イヴのWキャストはおふたりのイヴを、僕が観たいと思い、お客様にも2バージョン観て欲しいと思ったから」
「関谷さんと和田さんは、稽古で負担が大きいかもしれませんが、頑張って欲しいと思います」と話が始まりました。

「岸さんに関しては、ふたりの美女の相手で…」と言いかけると、間髪を入れず岸さんが「ありがとうございます!」と応じて、笑いの渦がおきました。

IMG_4491

城田さんは「ふたりのイヴの色によって、岸さんのアダムも変わっていっていただければ」と続けました。

「悩んでいたヘビ役は、上野さんと杉浦さんとで決められなかったのです。ただ僕が上野さんをフィリップにしたくなったので、この配役となりました。すごく面白そうなことができそうだと思っています」

IMG_4521

<2幕>「女か虎か」
吟遊詩人=杉浦奎介さん
IMG_3084S

 

 

 

 

 

 

バーバラ=豊原江理佳さん

 

ナジーラ=関谷春子さんと和田清香さんがWキャスト (※1幕でイヴをやらなかった方)

IMG_3139

 

 

 

 

 

サンジャー=上野哲也さん

 

 

王=岸祐二さん

<3幕> 「パッショネラ」
IMG_3067
パッショネラ=小山侑紀さん

 

 

 

 

 

 

フリップ=上野哲也さん
ゴッドマザーの声=城田優さん

IMG_4528

バーバラを演じる豊原さんとパッショネラ役の小山さんには「とても難しい役だと思います。お若いふたりには、とても課題の大きな役だと思いますが、頑張ってもらいたいと思っています」とふたりを見つめてしました。

IMG_4519

小山侑紀さんも

IMG_4511

豊原江理佳さんも真剣に聞き入っていました。

そして城田さんは…
「稽古が始まってから、また色々お話しするつもりです。今は各自が想像を膨らませてもらいたいです。どんな方向に行っても良いように、どんどん役を好きになってもらいたいです」
「最初に自己紹介(のエチュード)をしたように、自分の役はどういうことが好きで、どういうことが嫌いか…僕が言ってそうなるのではなく、皆さんが作ってもらって構いません。僕との間でズレが生じた時に、話し合って埋めていくことができたらいいと思います」
「みんなで一丸となって作ります!みなさんにご協力をお願いして、配役発表とさせて頂きます!」
と配役についての話を終えました。

さぁ、ここから初めて通しでの本読みが始まりました。

IMG_4737

まずは<1幕>「アダムとイヴの日記」から。
アダムは岸祐二さん、Wキャストのイヴをこの日は関谷春子さんが担います。ト書きやヘビ役は西野さんが読んで下さいました。
城田さん:「今日の目的は、どういうものをつくるのかというイメージを持つこと。想像力を使って、共有しましょう」

歌の部分は、まだ台詞です。

IMG_4791

イヴさんはいろいろな表情を見せてくれますね。

IMG_4786

全員が「アダムとイヴ」の世界に没頭。次第に室温が上っていく感じがしました。

IMG_4762

初めて一幕を通しで読み終わった時に、城田さんと西野さんが「これだけ時間がかかるのか」と驚いたように顔を見合わせていました。
何もかもが新鮮です。

5分の休憩をはさんで第二幕「女か虎か」へ。
今度は未開の王国が舞台です。主人公のバーバラ王女役は豊原江理佳さん(右)です。

IMG_4814

恋のお相手(?)サンジャー役は上野哲也さん。

IMG_4838

表情を見ると、辛そうですね。

IMG_4822

和田清香さんもナジーラ役で登場。

IMG_4802

岸さんは、貫禄あふれる王…バーバラ王女の父役です。

第二幕が終わるとタイムリミット。現代のニューヨークを舞台とした第三幕は次回に持ち越しとなりました。

IMG_4474

(左)日本語脚本担当の青井陽治先生、(右)ピアノの川崎龍さん

最後に青井先生から「初めての本読みなのに、上手いですね」というお褒めの言葉とともに「一幕の『アダムとイヴ』は生まれたばかりのふたりの人間が主人公。二幕はまだ人間が原則的で単純で野蛮な時代です。三幕は現代のデリカシーを持った人間同士のやりとりを描いています」というすごく分かり易いお話を頂きました。
作品のバックボーンへの理解も大切なようで「時代の違いと演技のスタイルの違い」が今回のポイントだそうです!
城田さんは「トリックを使いながら、皆さんには全員、いろいろ歌ってもらいます」「せっかく青井先生がいらっしゃるので、質問があれば是非聞いて下さいね」と締めて、今回のワークショップは終了しました。

そして、その直後

IMG_4862

青井先生に世界観などを質問する和田さん

IMG_4866

音楽家のおふたりは早速、稽古場のキーボードへ。すぐにステキなメロディが聞こえてきました。

IMG_4863

熱心に台本を読み込む豊原さんと小山さん。

皆さん、熱心です。そして『アップル・ツリー』が大好きなようです!

この日の朝、城田さんは劇場となる赤坂RED/THEATERに足を運んだとのこと。
現実の劇場を見て、大まかにセットを置いてみることを想像したりして、更に構想を練ったようです。

次回、第4回のワークショップは、第3幕の本読みから始まります。
さぁ、どんな話が飛び出すやら。お楽しみに!

公演概要 ミュージカル『アップル・ツリー』
◆脚本:ジェリー・ボック&シェルダン・ハーニック、ジェローム・クーパースミス
◆作詞:シェルダン・ハーニック  作曲:ジェリー・ボック
◆日本語脚本:青井陽治   ◆演出:城田優   ◆音楽監督:西野誠
◆出演者:岸祐二 上野哲也 小山侑紀 杉浦奎介 関谷春子 豊原江理佳 和田清香
◆会場:赤坂RED/THEATER
◆公演スケジュール 2016年5月28日(土)~6月7日(火)
◆チケット発売  2016年3月12日(土)
◆チケット(全席指定・消費税込) 7,000円
☆ミュージカル始めまシート 4,000円(当日引換券・限定枚数、チケットぴあのみ取扱い)
◆チケット取扱
◎チケットぴあ 電話:0570-02-9999[Pコード…448-652]
インターネット:http://pia.jp/t/ (パソコン・携帯)
店舗:セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
◎ローソンチケット 電話:0570-084-003[Lコード…33309](パソコン・携帯)70-000-407[オペレーター対応] 05
インターネット:http://l-tike.com/ (パソコン・携帯)
店舗:ローソン、ミニストップ店内Loppi
◎e+(イープラス) インターネット:http://eplus.jp

スペシャルトーク☆城田優のスペシャルトーク「アップル・ツリーと僕とミュージカル」
2016年6月2日(木)19:00開演  全席指定4,500円
ゲスト:青井陽治
本公演のチケットをお持ちの方のみの購入いただけます。当日は必ず本券をご持参ください。
受付にてご提示いただきます。本公演のチケットをお持ちでない方はお入りいただけません。

◆公演に関するお問合わせ:ワタナベエンターテインメント:03-5410-1885(平日11:00~18:00)
公式HP https://appletree.themedia.jp/