三宅裕司率いる「熱海五郎一座」の新橋演舞場シリーズ第 4 弾、東京喜劇 熱海五郎一座 フルボディミステリー「消えた目撃者と悩ましい遺産」が6月2日より新橋演舞場にて開演した。
前日6月1日に囲み取材と公開ゲネプロが行われた。
2004年に旗揚げした「伊藤四朗一座」の東京喜劇を伝承すべく、三宅裕司が中心となって2006年に旗揚げした「熱海五郎一座」。ゲストに小林幸子、真矢みき、浅野ゆう子ら大女優をゲストに迎え、2014年からは新橋演舞場に舞台を移し沢口靖子、朝海ひかる、2015年には大地真央、2016年には松下由樹、笹本玲奈をゲストに迎えて大成功をおさめてきた。
そして迎えた今年、新橋演舞場での第4弾のゲストは藤原紀香。
歌と踊り＋ミステリーで贈る爆笑劇。その華やかで楽しい舞台の雰囲気をお伝えしたい。
《囲み取材》
深沢邦之 春風亭昇太 ラサール石井 小倉久寛 東貴博
渡辺正行 藤原紀香 三宅裕司
「どんな舞台か？」と問われた三宅が「我々が歌って踊るわけです！」と答えると周りから総ツッコミが入り「この（キラキラな）衣装ということは（男性陣も）ちょっと歌うということですね」と訂正。どうやら歌や踊りを担うのは、主にミュージカルの経験も豊富な藤原紀香らしい。
三宅は「ミステリーはコメディにしやすいので、やらないようにしていたのに、今回やっちゃった」と笑いを混ぜながらも「今まで見たことのない紀香を合言葉に作った作品」と自信たっぷり。
常に話題の中心となった藤原が演じるのは、小倉久寛演じる痴漢の被疑者とデュオを組んでいた元歌手の京香。今は相方の不祥事で芸能界を引退し、高級クラブでホステスをしている。
「熱海五郎一座で新橋演舞場。このメンバーに入れて頂けるのは本当に幸せなこと」「七変化させて頂ける」「めちゃくちゃ充実して楽しませて頂いている」と笑顔をきらめかせた。
「紀香さんと絡むシーンが多い」と言う渡辺は「稽古の初めには（藤原は）きれいだし、素晴らしいボディだし、どこを見て稽古していいか分からなかった。意を決して隣の席に座って話をするうちに打ち解けてきた」そう。
一方でラサール石井が「（藤原紀香の）恋人役で目を合すのも恥ずかしい」と言えば、春風亭昇太が「もうドキドキしても仕方ない。もうちょっと前に会いたかった」。周囲からは「前に会ってもどうにもならない」と非難轟轟だった。
《ゲネプロ》
京香の相方（小倉久寛）は痴漢として逮捕されてしまう
ホステスとなった京香（藤原紀香）と、店にくる客・医者（渡辺正行）
弁護士（三宅裕司）（ラサール石井）も店に来る客だ
歌って踊って…京香の繰り広げるショーは楽しく豪華 大きな見どころの１つだ
題名ともなっている遺産とは何なのか？！
どうやら京香には、まだまだ秘密がありそうだ。
そして、三宅裕司によれば「痴漢の真犯人は誰もが『あ～痴漢だね』と思う人」とのこと。
さてさて、それはいったい誰なんでしょうか?!
痴漢事件の真相やいかに？！
公演は6月27日（火）まで、全37公演。
チケットは http://www.ticket-web-shochiku.com/pc/
