佐々木蔵之介と北村有起哉がナチス迫害の中、愛に生きたふたりの男を演じる『BENT』が、7月9日の初日を前にゲネプロを公開した。
【物語】
ナチスが支配していた1930年代中ごろのドイツ・ベルリン。第2次世界大戦がはじまろうとしてた。
マックス(佐々木蔵之介)はベルリンのアパートに恋人のダンサー・ルディ(中島 歩)と共に住み、面白おかしくその日暮らしをしていた。
ルディは女装のグレタ(新納慎也)の店でアルバイトをしていた
だがナチスのホモセクシャル狩りで2人は捕らえられ、強制収容所送りとなる。その途中でマックスはピンクの星を胸につけたホルスト(北村有起哉)と出会う。ピンクの星は同性愛者の印。
収容所でマックスは毎日、12時間もただ右の石を左に、そして左から右へと移す作業をさせられる。やがてホルストと2人で、その作業をすることになる。
だが遠くから監視されているので、互いを見ることも、話すことも、近付くことも許されない。だがやがて2人は好意を寄せ合う。
終わることのない作業をしながら、励まし合って生きていく2人。
その先に待つ運命とは…。
公演は7月9日(土)~24日(日)世田谷パブリックシアターで。その後、仙台、京都、広島、福岡、大阪で上演される。