2014年に日本初演し好評を得た、濃密な韓国発・心理スリラーミュージカル「ブラック メリーポピンズ」が、中川翔子を新キャストに迎えて、2016年5月に再演されることが決定した。
今やミュージカルの一大発信地となった韓国で、“ブラックメリーポピンズシンドローム”を巻き起こし、2014年には日本初上陸。出演者は5名のみという濃密な舞台作品で、日本でも高い評価と人気を獲得した。
2016年5月の再演には、初演に引き続き一路真輝、小西遼生、良知真次が出演。
そして『レ・ミゼラブル』『花より男子 The Musical』と話題作に出演している上山竜治が参加。
さらに音楽アーティストとしても活躍を続ける中川翔子が加わる。中川翔子は、本作が初舞台となる。
(撮影:難波亮)
[物語]
1920年代、ドイツの著名な心理学者グラチェン・シュワルツ博士の屋敷で火事が起こった。この火事によって、屋敷及び博士の遺体さえも燃え尽きた。この事件は大きなニュースとなったが、何より人々の興味を引いたのは、シュワルツ邸の家庭教師メリー・シュミットが、業火の中自らは火傷を負いながらも、博士の4人の養子達、ハンス、ヘルマン、ヨナス、アンナを劇的に救出したということだ
った。
しかし、翌日メリーは失踪。
残された子供達は、事件の衝撃かその晩の事を何も憶えておらず、火災の原因はわからずまま闇に葬られた。ところが次第に、メリーのアリバイが疑われる証言が出始め、彼女は容疑者として追われることとなる。
それから12年。いつしか事件は忘れ去られ、4人の子供達はそれぞれ違う家庭の養子となり新しい人生を送っていた。しかしそんなある日、彼らに、グラチェン博士の手帳が届く。そこには事件の真相が・・・。
あなたが取り出した子供達の記憶、あなたが消しなさい。この事実は誰にも知られてはならないのです。
封印されていた、パンドラの箱が開けられた時、4人が見たものは・・・。
<公演概要>
ミュージカル「ブラック メリーポピンズ」
2016年5月〜6月 東京•世田谷パブリックシアター
兵庫、福岡 名古屋公演有り
脚本・作詞・音楽:ソ・ユンミ
演出:鈴木裕美
上演台本:田村孝裕
訳詞:高橋亜子
出演:中川翔子 小西遼生 良知真次 上山竜治 一路真輝
東京公演チケット発売:2016年3月予定
「ブラック メリーポピンズ」公式サイト http://m-bmp2.com