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ミュージカル「#チャミ」剛力彩芽&Dream Ami &丘山晴己&石井一彰インタビュー! 「稽古からこんなに楽しくて、本番はどうなっちゃうんだろう!」「ぜひ劇場でキュンキュンしてほしいです」

ミュージカル「♯チャミ」-(16)

2020年に韓国で上演された話題の新作ミュージカル「#チャミ」は、⽿に残るメロディーと斬新なストーリーが話題を呼び、トライアル公演では観客や批評家から⾼い⽀持を得て全席完売を記録。「自分が完璧な人間になれたら」という誰もが⼀度は想像したであろう考えから始まったミュージカル。平凡な主人公「チャ・ミホ」と、彼女のSNSの中に存在する完璧な自分「チャミ(@CHA_ME)」の物語が、いよいよ2021年9月9日より、日本人キャストで上演される。

剛力彩芽とDream AmiがW主演&2役に初挑戦することでも大きな話題となっている本作。 Astageでは、剛力彩芽さんとDream Amiさん、そしてチャ・ミホが思いを寄せる大学の先輩・オ・ジニョクを演じる丘山春己さんと石井一彰さんにインタビューを遂行! 終始笑いの絶えない4人に稽古中の様子や「自分らしく生きる」秘訣などを聞かせていただいた。

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― お稽古も佳境に入っていると思いますが、現場の雰囲気や手応えをお聞かせいただけますか?

剛力彩芽(以下、剛力):現場の雰囲気はめちゃくちゃめちゃくちゃいいです!
Dream Ami(以下、Ami):めちゃくちゃいいです! 最高です!
丘山晴己(以下、丘山)&石井一彰(以下、石井):最高です!!

Ami:本当に楽しいです。いま、朝から夜遅くまで1日中稽古しているんですが、「そんなに(時間を費やして)やってるの?」というくらいなのに、みんな面白いし楽しすぎて「もっとやれる!」と思いながら毎日帰っています(笑)。

剛力:本当にそれぐらい楽しい。1日中スタジオにハコヅメだったら、普通なら「ちょっと外の空気を浴びたいな」と思うのに、あまりそういうことを感じないんです。もう本当にスタジオ中が楽しすぎて。本当にチームワークがいいんです。

丘山:やるときはガッと集中してやって、遊ぶときは遊ぶ。その中でずっとワクワクしている。・・・わかります?(笑)

剛力:わかります!やるときはやるし、休んでいるときは全然違う話で盛り上がってる(笑)。

丘山:そこがみんなやっぱりプロなんだなと思います。プロが集まっている中でやっていることが楽しいんです。

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ミュージカル「♯チャミ」-(68)

― 稽古が進むと、それぞれの役への思い入れもより強くなってくると思いますが、今はどのように役と向き合っているのでしょうか?

Ami:一人で台本を読んでいたときと、稽古場でみんなと一緒に動きながら作っていくのでは、役のイメージが大きく違いました。私はミホとチャミの両方を演じますが、ミホは想像していたより明るく楽しい子なんだなと思いましたし、チャミに関しても意外と人間らしさみたいなものがある。稽古を重ねるにつれて、役に対する印象が変わっていくので、これからも少しずつ変わっていくのかもしれませんが、常に自分がどう演じるか、役をどこまで深掘りできるかと考えながら進めています。

剛力:Amiさんが言った通り、ミホのことを最初は自信がない子だと思ってたのですが、そういうことじゃないんだなと。ミホは今の自分が好きじゃないけれど、親しい人の前では素直でいられたり、「そのままの自分でいいんだ」と受け入れてくれる人には明るいミホでいられる。一方で、チャミは「完璧でいないといけない」という気持ちがあって。実際に動いてみて演出の田尾下さんと話し合いながら進めていくと、最初の印象とは全然違うものになってくるんです。そして、Amiさんがミホやチャミを演じているところをたまに見ることができるので、それが面白い。最初は「こうした方がいいのかな、ああしたほうがいいのかな・・・」とお互いを意識しすぎるかもしれないと思っていたのですが、逆に今はこの二役を一緒に挑戦できるという共同体みたいな感じです。

Ami:凄くわかる!思っていたより全然気にならないんです。お互いに少し解釈が違う部分もありますが、それもそれで良しとされる。

剛力:そうなんです! Amiさんはそう思っていたのか、それも面白いな!ってね。じゃあ自分はこうやってみようかなと、お芝居の幅が広がっていく。いい意味で気にならないし、むしろ楽しいなと。

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― 同志みたいな感じなんですね。

剛力:そうですね。この大変さを分かってもらえるのはAmiさんだけなので(笑)。歌も教えてもらえるので、そこは安心して甘えさせてもらおうと思って(笑)。

― オ・ジニョクをダブルキャストで演じられる丘山さんと石井さんはいかがですか?

丘山:かずさん(石井)と、「二人に怒られないように頑張ろうね」と話していました(笑)。面白いことに、僕に思い浮かばないアイディアがかずさんが浮かぶんです。お互いにね。

石井:そう。僕が思い浮かばないアイディアを晴己が思い浮かぶんです。

丘山:これは永遠に(アイディアが)出てくるぞと(笑)。かずさんと一緒にいると色々な可能性が広がるので面白いです。

剛力:相手(ミホ、チャミ)も替わってくるしね。
Ami:稽古中も「今、どっち? チャミ、ミホ?」って聞かれたりしてね(笑)。

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― そういえば、Amiさんが七夕のお願いで「スイッチングが上手くできますように」とお祈りしていましたが、上手くいきそうですか?

Ami:はい。ちょっとまだ不安は残りますが、できる気がしています。できなきゃマズいですよね(笑)。でも、思ってたより大変だなと思うこともありますが、それよりも楽しいほうが勝っているのがとても不思議な感覚です。

ミュージカル「♯チャミ」-(23)

― 今からそんなに楽しかったら、公演が始まったらどうなっちゃうんでしょう(笑)。

丘山石井:公演が始まったら・・・もう、みんな大変です(笑)。正気じゃないかも(笑)ヤバいです!(笑)

― 本当に楽しそうですね。ところで、稽古が始まってからお互いの印象は変わりましたか?

Ami:私はいい意味で全然変わらないです。テレビで見ていた印象のまんまの剛力さんです。あと、凄く真面目な方なんだなと思いました。とてもきっちりされているんです。稽古中にセリフや語尾が変わったり、歌詞がちょっと変わったりすることがあるのですが、細かい変更でつい忘れちゃいそうなところも、次の日には完璧にこなされています。私は変更されたことを忘れていて「あれ?間違ってない?」って不思議に思っていることもあったりして(笑)。そういうことが何回もあって、やっぱりさすがだなと思います。

剛力:いえ、私は与えてもらったものが好きなだけなんです・・・。私は、Amiさんにようやくお話しをしてもらえるようになったなぁと思っています。お互い“人見知り”なところがあるので、1カ月くらい前はあまり会話できなかくて。でも最近は共感できることも凄く多いし、たくさん話してもらえるので嬉しいです。歌もとてもお上手なので教えてもらってます。めちゃくちゃ頼りにしています。二人で歌うところはほとんど私は歌ってませんからね(冗談です笑)。Amiさんも凄く真面目なんですよ。密かにずっと音楽聴いていて、そんな姿を見ていると刺激を受けます。

Ami:たぶんお互いに不安な部分が逆なんです。それが本当にミホとチャミみたいで。私も彩芽ちゃんの演技を見て、「そういう風にしたらそういう風に伝わるんだ」というように、現場で勉強させてもらっています。

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― 丘山さんはいかがですか?

丘山:実は石井さんとは昔共演させてもらっているんです。
石井:そう、10年前だよね。

丘山:僕が(アメリカ在住中)一度日本に帰ってきた時に出演させていただいたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』なんですが、その時から石井さんは歌もお芝居もお上手でしたし、人柄が大好きでした。今回またご一緒できたので嬉しくて絶対に楽しもうと思っていました。

ミュージカル「♯チャミ」-(101)

石井:晴己は10年前からとてもポテンシャルが高かったですね。でも、10年前は今とは違って金髪でもっと体が大きかったんです。踊りがものすごくダイナミックで、多くのダンサーさんがいる中で凄く目立つ存在でした。その時、晴己は「僕19歳なんだ」って言ったんですよ。本当は26歳で1週間くらい騙されていました(笑)。印象はずっと変わらないですね。明るくて太陽のような存在で彼がいると場が和む。以前、ご家族が公演を観に来られときにとても家族を大切にしている姿を見ちゃったんです。そんな一面を見て本当にいいヤツだなと。ずっとポジティブな印象を持っていたので、今回一緒にやらせてもらえてめちゃくちゃ嬉しかったです。お二人(剛力とAmi)がストイックに集中して稽古している後ろで僕らは楽しくお喋りしています(笑)。

Ami:本当に仲良しだよね(笑)。

丘山:でも、本当に二人(剛力とAmi)は素敵なんです。それぞれ違う輝きを持っているのですが、その輝きを二役同時に演じているということを目撃するのは初めてなので、最初に「これって、二人はどうやって稽古するんだろう・・・」と思っていました。Wキャストのように同じ人たちがチェンジしていたので、結局僕らは4人見ることになるんです。でも、最初からそれぞれ違う人になってました。凄いです。

ミュージカル「♯チャミ」-(61)

― とても内容の濃い公演になりそうですね。田尾下さんから厳しい演出などはありませんか?

剛力Ami:それが全然ないんです。
剛力:何を聞いてもちゃんと返してくれる。正解とかではなく、「それもあるよね、僕はこう思うんだけど」というようにセッションしてくれるので凄く嬉しいしありがたいです。どのくらいでミホが成長するのかを知りたかったので、「これはどのくらいの期間のお話ですか?」とお聞きしてもキチンと答えてくださいました。

― それでは、本作のテーマでもある「自分らしく生きていく」ということにちなみまして、「自分らしく生きていくために大切なこと」は何だと考えますか?

丘山:まず自分を理解することだと思います。ただ、一番近くにいるはずなのに自分を理解することはとても難しいことかもしれません。自分を見つめるということは永遠のテーマのような気がしますが一番大切だと思います。

Ami:「私の自分らしさはこうです!」とは今もまだ言えないですし、ずっと探している最中かもしれませんが、最近少しずつ自分のダメなところも認めるようにしています。この作品でもSNSなどで会ったこともない人に勝手に憧れて、勝手に自分と比べて自信をなくしてみたりすることもあるけれど、でもそんなこともひっくるめて愛してあげればいいなと。自分のコンプレックスに思っていることも武器に変えることができればいいなと思います。

剛力:自分を理解すること、自分を好きになることはなかなか難しいことかもしれませんが、私は成長し続けたいです。成長を止めてしまうことが一番怖いと思うので、何かを吸収し続けたいし、知らないものは知らない、できないこともはっきり言える人でいたいです。やっぱり他人と比べないということは一番大事なんですけど、でも比べちゃうんですよね(笑)。私は自分と向き合うというか、自分に聞くようにしています。「本当にこれは自分がされて嬉しいこと?」というように。試行錯誤しながらですが・・・。今でも答えは見つからないので、成長は止めちゃいけないなと。

石井:自分らしく・・・ありのままということは、人と接するときに嘘をつかない、誠実に接することでもあると思います。僕は思ったことをすぐに口に出してしまって。それをOKとしてくれる人もNOとする人もいるので難しいのですが、なるべく自然体でいようと心がけています。この現場はみんな優しいから嬉しいです。

ミュージカル「♯チャミ」-(11)

― 最後に公演を楽しみにしてる皆さんにメッセージをお願いします。

丘山:この作品は最近作られた物語です。昨年韓国で1回だけ上演されてすぐに日本にきたので、出来立てホヤホヤなんです。そんなエンターテイメントを皆さんにお届けできることが嬉しいです。内容の濃いラブコメディーになっていますので、観てくださる方に必ず響くものがあると思います。ぜひご覧になってください。

Ami:私自身がめちゃくちゃ楽しみです。願わくば全ての組み合わせを観ていただきたいくらいです。それぞれが同じ役なのに全然違っていて、でも確かにその役なんです。違う組み合わせによってより公演を楽しめると思います。もちろん1回でも面白いし楽しいですよ。きっと誰もが「その言葉が欲しかった」という気づきがあると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。

剛力:このカンパニーの仲の良さが舞台上でめちゃくちゃ伝わると思います。まずは何よりも私たちが健康で安全で、安心して皆さんに観に来ていただけることが第一の目標です。この作品にはみんなが共感できるところや、これからの時代にすごく大切な言葉がたくさんあるし、魅力的なキャラクターがいっぱいいますので、何も考えずに観ていただけるだけで笑顔になれると思います。たぶん、1回観たら2回、3回観に来たくなっちゃうと思います。私たちも自由にやらせてもらっていますし、これを見逃すのはもったいないですよ(笑)。

石井:一言、See you soon!!
Ami:わ~!ジニョクだ!(笑)

石井:田尾下さんが「人を楽しくさせるには、まず演じている僕らが楽しくならないとね」と仰っていて、稽古でも僕らは凄く楽しいので、観客の皆さんは本当に楽しい気持ちになってくださると思います。See you next time!

Ami:あと、音楽も凄くいいです! 本当に観てほしい!
丘山石井:めっちゃいいです! 面白いですよ。キュンキュンするシーンがいっぱいです。
剛力:ホント! どの年代の方にも刺さるシーンがあると思います。ゴデとミホのシーンが・・・めっちゃキュンキュンです。
丘山:ジニョクともいいシーンがあるかもしれないよね(笑)。
剛力:そこは内緒にしておこうか・・・(笑)

【剛力彩芽 Ayame Goriki】
1992年神奈川県生まれ。2008年~2013年、雑誌「SEVENTEEN」専属モデルとして活躍。2011年、「大切なことはすべて君が教えてくれた」(CX)で本格的に女優デビュー。以後、ドラマ・映画・C M・番組MC等で幅広く活躍。9月9日(木)より初の主演ミュージカル「♯チャミ」が東京・自由劇場にて公演予定。

【Dream Ami】
2002年dreamに加入しデビュー。2011年からはE-girlsのボーカルとしても活動を開始。E-girlsでは4年連続でNHK紅白歌合戦に出場。2015年にはソロアーティストとしてもデビューし、2017年からはソロ活動に専念。

【丘山晴己 Haruki Kiyama】
ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズやミュージカル『ロミオ&ジュリエット』『RENT』、『キャバレー』そして『ザイリュージョニスト』など、本場プロードウェイの舞台にも多数出演。

【石井一彰 Kazuaki Ishii】
『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『ロミオ&ジュリエット』など舞台を中心に活動後、近年では映像にも活躍の場を広げ、『科搜研の女 劇場版』(2021年9月3日公開)にて映画初出演。

撮影:ナカムラヨシノーブ

タイトル

【公演概要】
ミュージカル『#チャミ』
公演⽇時: 2021年9⽉9⽇(⽊)〜9⽉21⽇(⽕) 全22回公演
会場: ⾃由劇場
作/作詞:チョ・ミンヒョン
作曲:チェ・スルギ

キャスト:
・剛⼒彩芽 (ミホ / チャミ)2 役
・Dream Ami (ミホ / チャミ)2役
・井阪郁⺒ (ミホの⼤学同期。ミホに⽚想いを寄せている キム・コデ役)
・反橋宗⼀郎(ミホの⼤学同期。ミホに⽚想いを寄せている キム・コデ役)
・丘⼭晴⼰ (ミホが想いを寄せる先輩 オ・ジニョク役)
・⽯井⼀彰 (ミホが想いを寄せる先輩 オ・ジニョク役)
・アンサンブル:⻘⼭瑠⾥/渡来美友/⽊原裕希/駿太

日本版台本・演出:田尾下哲
⽇本語翻訳 / 訳詞 : 安⽥佑⼦
⾳楽監督 : 宮崎 誠
振付 : ⽯岡貢⼆郎(K-Dance Nexus)
主催/企画/制作 : LDH JAPAN
エグゼクティブプロデューサー家村昌典/プロデューサー⽯津美奈
アシスタントプロデューサー津幡未来
権利表記:Ⓒミュージカル「#チャミ」JAPAN (Musical @Cha_Me)
Book & Lyrics by Min-Hyung Cho Music by Sul-Gi Choi
Original Production by PAGE1

公式サイト:http://musical-chame.jp/

下記にてチケット発売中!
◎ローソンチケット
https://l-tike.com/play/chame/

◎ticketbook
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