4月9日(日)に初日を迎え、25日(火)まで日比谷シアタークリエにて上演されるミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』。(その後、福岡、大阪、愛知公演あり)
8日(土)に囲み取材と公開ゲネプロを行った。
古田一紀、田野優花(AKB48)、村井良大、中川晃教、高垣彩陽、東山光明
本作はアメリカ生まれの人気コミック『PEANUTS』が原作。シアタークリエのロビーには、お馴染みのキャラクターたちが壁にズラリとならんでお客様を迎える準備万端。
そこにそのキャラクターに変身した出演者たちが並んで、囲み取材が行われた。
お馴染みの黄色衣装で登場したチャーリー・ブラウン役の村井良大は「正直、若返るという気持ち」「半ズボンをはくのは久しぶり」と微笑む。その笑顔には、すでにチャーリー・ブラウンらしいおっとりとした優しい雰囲気がにじむ。
そんなチャーリーを見つめるのは、スヌーピー役の中川晃教。『ジャージー・ボーイズ』で読売演劇大賞 最優秀男優賞、第42回菊田一夫演劇賞と次々に受賞した直後の出演作が本作。スヌーピーという犬役に「こういうタイミングでくるんだなぁ」とユーモラスに語った。中川は村井を評して「ほんとうにチャーリーなんです」と言う。「チャーリーをシニカルに皮肉っている瞬間もある」というスヌーピーだが「チャーリーを全面的に愛している犬」であり、中川もチャーリー役の村井の「すべての瞬間が大好きです」と言い切り、役柄同様の強いつながりを感じさせてくれた。
本作は1つのストーリーが全編続くのではなく、数コマの漫画のような短い物語が次々につながって、『PEANUTS』の世界を描く。
オープニングソングから♪「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」と続く弾けるような歌とダンスで幕を開けると、6人のキャラクターたちがその個性が光るエピソードを次々と披露する。
ポジティブ思考でちゃっかりなんでもできちゃうサリーは、田野優花(AKB48)に見事に重なる。
ルーシー演じる高垣彩陽は、元気でちょっぴり気が強いけれど傷つきやすい少女。
古田一紀が持っているのは、ライナスが手放せない毛布で・・・
ベートーベンを愛し、芸術で頭がいっぱいのシュローダー役は東山光明。
そして注目の中川晃教演じるスヌーピーは、一瞬のキュートなしぐさ&皮肉屋の表情が弓矢のように観客のハートを射抜く。
次々くりだされるストーリーに、一瞬たりとも舞台から目が離せない。
『PEANUTS』とはご無沙汰していた観客の脳裏にも6人の特徴がどんどん蘇り、懐かしい心地よさが押し寄せて来る。初めて『PEANUTS』に触れる観客にも、その世界にあふれる幸せを感じることができるはず。
ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』のシアタークリエでの上演は4月25日(火)まで。
その後、福岡は4月29日(土)キャナルシティ劇場、大阪5月6日(土)7日(日)サンケイホールブリーゼ、愛知5月9日(火)10日(水)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール。
詳細は 公式HP http://www.tohostage.com/charlie/