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小日向文世、秋山菜津子、安田顕、小島聖、平埜生成が挑む問題作「DISGRACED/ディスグレイスト ー恥辱」上演決定

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2016 年9月10 日(土)~9 月25 日(日)、東京・世田谷パブリックシアターにて、アヤド・アフタル作の「DISGRACED/ディスグレイスト ー恥辱」を上演する。
2013 年、ピュリッツァー賞の戯曲部門で受賞し、2015年にはトニー賞ベストプレイ賞にもノミネートされた話題作。オリジナルをそのままに、演出には現代演劇界の重鎮、栗山民也による日本初上演となる。

“disgraced”は、”辱める、地位や名誉などを失わせる”の意味。現代アメリカを舞台に、パキンスタン系アメリカ人の男と白人の妻、ユダヤ人の男とアフリカ系アメリカ人の妻という異なる背景をもつ4人が揃ったホームパーティーでそれぞれの信仰と社会政治の言葉の応酬はやがて驚くべき結末に繋がり、会話の表面から露呈される「人間の本質」を描く。

主演のパキスタン系アメリカ人、企業専門の優秀な弁護士アミールを演じるのは、大河ドラマ「真田丸」で好演中の日本を代表する名優、小日向文世。
アミールの妻で白人の画家エミリーは、第22回読売演劇大賞で最優秀女優賞を受賞するなど映像や舞台で幅広く活躍中の実力派女優、秋山菜津子。
画家であるエミリーを援助する画商のユダヤ人・アイザックは日本で一番チケットの入手が難しいといわれ、今年20周年を迎える実力・人気ともに日本唯一の演劇ユニットTEAM NACSの安田顕。
アイザックの妻でアミールの同僚の黒人弁護士ジョリーには、愛らしさと気品漂う清純さを併せ持つ演技派女優、小島聖。
物語のキーとなる人物でアミールの甥のエイブには独特の存在感を放つ注目の若手俳優、平埜生成。
名実ともに実力派のキャストが、大いなる問題作に挑む。

◆出演者よりコメント
小日向文世コメント
現代アメリカの人種・宗教問題をテーマにした作品です。それを日本人の俳優たちがどう演じるか、非常に大きな壁が立ち塞がっている気がします。緊張していますし、非常に困難な作品になると思いますが、演出の栗山民也さんにどう料理していただけるか期待もしています。非常に濃密な舞台になると思います。

秋山菜津子コメント
ピューリッツァー賞を受賞された、素晴らしい作品を演じることはプレッシャーでもあります。
民族的なこと、社会的背景が鋭く浮き彫りになっている作品なので演じるのは難しいですが、素晴らしい共演者の皆さんと、演出家の栗山民也さんの下で作り上げていきたいと思っています。とても衝撃的な舞台になると思います。

安田顕コメント
色々な感情の機微が、剥き出し、あらわになっていき、人間のみせたくない「恥」の部分がみえてくる物語です。同じ北海道出身の大先輩小日向さんをはじめ、共演者の皆さんとは今回始めて舞台でご一緒させていただきます。新しいご縁をいただけたと感謝しております。

小島聖コメント
皆さん共演が始めてなのでとても楽しみにしています。まだまだ未知数でどのような舞台になるのかわからないことばかりですが、劇場で私たち5人がどのようなバトルを繰り広げるのか、楽しみにしてください。

平埜生成コメント
栗山さんの作品を観させていただいては、いつも感銘をうけていました。演劇界を支える栗山さんのもとでお芝居ができること、直に演出をつけていただけることが本当に嬉しく、光栄に思っております。逆に怖い気持ちもありますが、精一杯若さをぶつけられたらいいなと思っております。世界で色々なことがおこっている今、日本で日本人が外国の方を演じ宗教について演じ考えることの大切さを大事に演じていきたいです。

「DISGRACED/ディスグレイスト −恥辱」 公演概要
作:アヤド・アフタル 訳:小田島恒志・小田島則子 演出:栗山民也
出演:小日向文世、秋山菜津子、安田顕、小島聖、平埜生成
2016年9月10日(土)-25(日) 世田谷パブリックシアター
全席指定 S席 8,800円/A席 7,800円(税込)
チケット発売 2016年6月26日(日) AM 10:00
※開場は開演の30分前 ※未就学児童入場不可
お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~18:00)
公式サイト:www.disgraced-stage.com

[名古屋公演]
2016年9月27日(火)19時 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
お問合せ:メーテレイベント事業部 052-331-9966(祝日を除く月-金10:00~18:00)
[兵庫公演] 2016年9月30日(金)19時 10月1日(土)13時/17時 2日(日)13時 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255(10時~17時 月曜休/祝日の場合翌日

《ストーリー》
ニューヨークの高級アパートメントに暮らすアミール(小日向文世)はパキスタン系アメリカ人、企業専門の弁護士事務所に所属する 優秀な弁護士だ。妻のエミリー(秋山菜津子)は白人の画家。ある日、アミールの甥エイブ(平埜生成)が訪ねてくる。エイブはアミールに、自分たちの指導者が逮捕されたので助けてほしいと訴えに来たのだ。拒否するアミール、だが妻のエミリーは助けるべきだと主張する。結局、審問に立ち会い、人生の歯車が狂いだす。ある夜、アミールと同じ事務所で働く黒人弁護士ジョリー(小島聖)と、その夫でホイットニー美術館のキュレーター、ユダヤ人のアイザック(安田顕)が訪ねてくる。画家でもあるエミリーの作品がホイットニー美術館に展示されるお祝いのホームパーティーだった。誰もが、成功を掴んだと思っていた、しかし、最後に掴んだものは・・・・・