三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの山下健二郎が初主演を務める舞台「八王子ゾンビーズ」が、8月5日、東京・TBS 赤坂ACTシアターにて開幕し、上演前に初日会見と公開ゲネプロが行われた。
本作は、脚本・演出を鈴木おさむが手掛け、「音楽×ダンス×ゾンビ」をテーマにした完全オリジナル作品。八王子の山奥にある寺を舞台に、ダンサーになる夢に破れた男・羽吹隆(山下)と、墓場に現れるゾンビ、住職(駿河太郎)たちと交流を描く。主題歌はm-flo 、劇中曲は☆Taku Takahashiが書き下ろしている。
【初日会見】
会見には、舞台衣装で山下健二郎と駿河太郎、ゾンビ役の久保田悠来、藤田玲と、脚本・演出の鈴木おさむが登壇。
山下は「いよいよ本日初日を迎えますが、みんなで稽古を頑張ってきたので、早くお客様に観てだきたいという気持ちが強いです」と、公演初日を迎えた正直な気持ちを意気揚々に語った。続けて「鈴木さんのオリジナル脚本と演出で(稽古も)毎日楽しかったです。歌やダンス、感動とエンターテイメントがたくさん詰まった作品なので、年齢関係なく多くの方に楽しんでいただけると思います」と自信をのぞかせた。
稽古は約1か月間だったそうで、最終日には隅田川の花火大会を稽古場の窓からキャストらみんなで見たとのこと。「そのあと、中華屋行ってみんなでご飯食べました」と屈託ない笑顔を見せる山下たち。
山下の座長ぶりについて、藤田が「分け隔てなく、みんなと同じ目線で接してくれました。一緒に(舞台を)作っていく感じでした」と話すと、久保田は「ダンスも教えてくださったし、アレンジも加えてくれた。中華屋でもおごってくれて(笑)、素晴らしい座長でした!」と褒め称え、和気あいあい。
物語の軸にもなるダンスにはこだわりを見せる山下。「ダンスは振付の方と相談しながらアレンジも考えさせてもらいました。ダンスに関しては自分がパフォーマーなので、中途半端なものにはしたくありませんでした。だからこそ、だれにでも簡単に踊れる振り付けではなく、攻めたものを作ったつもりなので、ぜひ注目していただければ」と目を輝かせる。
さらに、本公演の見どころを「今回、“応援上演”というのを取り入れているので、そのシーンでは、役名を叫んだりタンバリンをたたいたりして思いっきり応援して盛り上がっていただきたいと思います」とPRした。
そんな山下を鈴木は「売れている人の共通点は“根性がある”ということ。舞台といういつもと違うところに入っていくのは怖いはずなのに、そこに突っ込んでくる勇気と根性がすごいなと思いますし、ゾンビ達をはじめとするほかの役者たちと戦いながら稽古をしている姿がかっこいい! 三代目J Soul Brothersの看板を背負って戦っているなと思いました」と絶賛。「山下さんがゾンビたちにダンスを教えるシーンがあるのですが、ダンスがお芝居になっていて凄くおもしろいシーンになっています」と続けた。
最後に山下が「みんなで青春を感じて、夏を楽しんで誰一人欠けることなく最後まで最高の舞台になるように頑張ります!」と意気込み、会見を締めくくった。
【公開ゲネプロ】
ダンサーになる夢が破れ、自分を見つめなおすために、八王子の山奥のお寺で住み込みのバイトを始めた羽吹は、ある満月の夜にお寺の墓場でゾンビVS住職(駿河太郎)の壮絶な戦いを目の当たりにする。
このお寺は、夜な夜な無数のゾンビがうごめく、奇怪な場所だったのだ。
「ここで見たものは忘れろ!」と意味有り気に住職に言われたものの、羽吹は気になって再び墓場を訪れた。
するとそこにはゾンビの姿が…。しかしよく見ると、そこにいるゾンビ達は陽気でイケメンばかり。“八王子ゾンビーズ”と名乗る、仁(久保田悠来)、楓(小澤雄太・劇団EXILE)、琉斗(藤田玲)、快斗(丘山晴己)、翼(高野洸)、瀧(牧島輝)、三太(井澤巧麻)、四太(前田隆太朗)の面々だった。
彼ら曰く、満月の夜に月に向かって踊りを納めれば成仏できるのだが、それを住職たちに邪魔されているとのこと。さらに楓の姿だけは羽吹には見えないのだ。
ある日、羽吹がこっそり踊っている姿を見たゾンビたちは、「俺たちにダンスを教えてくれ!!」と羽吹に懇願。そこから羽吹とゾンビたちの交流が始まっていくのだが・・・。
ゾンビ、お墓といっても怖い雰囲気はなく、ステージはいたって明るく、楽しさいっぱい。山下とゾンビたちとのダンスシーンが見どころなのはもちろん、山下のソロパートは圧巻そのもの。時事ネタあり、役者をいじって笑ってしまう場面も。さらに、早乙女友貴と山下らの殺陣のシーンは迫力満点で、一瞬たりとも目が離せない。
さらに、加藤啓、隅田保(アジアン)、酒井敏也という個性的な俳優たちが舞台を盛り上げ、駿河、RIKACOらの存在感が物語に安定感をもたらす。
不穏な動きを見せる住職の思惑とは?
果たしてゾンビ達は、無事に成仏できるのか!? そして、ゾンビたちと出会った羽吹はどうなっていくのか・・・。
こんなにカッコいいゾンビたちなら、ぜひともお会いしたい?と思うかも・・・? 羽吹の成長、友情、家族愛で会場を感動が包み込む。この暑い夏に、鈴木おさむワールドの熱いエンターテイメントをぜひ劇場で体感してほしい。
公演概要
「八王子ゾンビーズ」
【公演期間】 2018年8月5日(日)~8月19日(日)
【劇場】 TBS赤坂ACTシアター
【脚本・演出】 鈴木おさむ
【主題歌】 m-flo (rhythm zone / LDH MUSIC)
【劇中歌】 ☆Taku Takahashi(m-flo, block.fm)
【出演】 山下健二郎(三代目J Soul Brothers) 久保田悠来 小澤雄太(劇団EXILE) 藤田 玲 丘山晴己 高野 洸 牧島 輝 井澤巧麻 前田隆太朗 加藤 啓 早乙女友貴 隅田美保(アジアン) 酒井敏也 RIKACO 駿河太郎
【主催】 LDH/ネルケプランニング
【チケット一般発売】 2018年7月15日(日)10:00
【公式サイト】 http://www.hachioji-zombies.com/
【公式Twitter】 https://twitter.com/HACHIOJIzombies
【公演に関するお問い合せ先】 サンライズプロモーション東京 TEL:0570-00-3337(全日10:00~18:00)
©舞台「八王子ゾンビーズ」製作委員会