大反響を呼んだ「怪獣は襲ってくれない」「仔犬たち午後」に続く劇作家・岡本昌也による<キッズ・ノワール>番外編。
岡本昌也演劇作品 キッズ・ノワール番外編
ねじれてほつれて結ばれてむしろ逆にあかるい
令和のサバイバル・ティーンたちの青春奪還劇
2025年3月26日(水)〜3月31日(月)、岡本昌也演劇作品 キッズ・ノワールシリーズ番外編として、「心臓グミ」を遊空間がざびぃにて上演する。
「キッズ・ノワール」とは、現代を生きる少年少女の心理や感覚をZ世代特有の独特な言語感覚を用いてつぶさに描写する岡本昌也が独自に定義した作品のジャンル。さまざまな「生きづらさ」に晒されながら現代社会をサバイブする少年少女たちの心情をあくまでもリアルスティックに描く。「トー横キッズ」を題材にした第一部、「闇バイト」をモチーフにした第二部に続き、今回の番外編では「放置子」をテーマに元・放置子の成長と里親との複雑な家族像を描く。かつて「社会の鏡」とも言われた演劇、その本来の特性を最大限に生かし、現実が乱反射する、鮮烈な観劇体験を作り出す。
この度、<キッズ・ノワール>番外編「心臓グミ」に、高瀬あい、武澤ほなみが出演することがわかった。
いま、起きている社会問題をエンタメを通して描き出す、岡本昌也の演劇作品に挑む。
◆【高瀬あいコメント】
今回、お母さんの役をやるのが初めてで役者として、とても勉強になりました。楽しんで頑張ります。岡本さんも共演者の方も優しくて、稽古場が平和でした。皆さんに感謝です。
高瀬あい
高瀬あいプロフィール
2000年3月12日生まれ 東京都出身
主な出演作品、TBS ドラマストリーム『瓜を破る』・NHK BSプレミアム/BS4K 特集ドラマ『二十四の瞳』、舞台 アプレッシブ×実弾生活『有害なおばけらしさ(再演)』(主演)、広告 エウレカ『Pairs「詳しすぎる恋バナ/まゆう編」』 ・リクルート『ホットペッパービューティ学割』 /三協アルミ に出演。
HP:https://www.hirata-office.jp/talent_profile/woman/takase_ai.html
◆【武澤ほなみコメント】
初めて本を読んだとき、話のあらすじから重ためのお話かなと勝手に予想していたのですが、放置子という社会問題をエンタメとして楽しくお伝えする岡本さんの演出に心踊らされました。
今回の作品に参加できることを心から嬉しく思います。
武澤ほなみ
武澤 ほなみプロフィール
2002年4月3日生まれ 兵庫県出身
主な出演作品、CX『恋なんて、本気でやってどうするの?』 、劇場版『ほんとうにあった怖い話事故物件芸人4』、現在、広告 Microsoft『Surface 新大学生向け「ひらけ! Surface」キャンペーン』に出演中。
HP:https://www.hirata-office.jp/talent_profile/woman/takezawa_honami.html
◆【岡本昌也コメント】
キッズ・ノワールは、暗黒を生きる子どもたちの青春グラフィティです。これまでの作品群では、あくまでも彼らの刹那的な煌めきを描いて、その後の顛末は描かないようにしてきました。大人である私たちはいったいどうすればよかったか? これからどうすればよいのか? をお客様と共に考えたかったからです。しかし、今回の番外編では、暗黒の子どもたちが、刹那的で時に美しさすら内包するズタズタな青春のその後大人になって、何を抱えて生きていくのか? というところまで視点をぐんと伸ばして描いてみたいと思います。題材となるのは「放置子」という社会問題です。公園などで、見ず知らずの大人に過度にかまってもらおうとしたり、友達の家で遅い時間まで帰ろうとせず遊び続けたりする、大人に放置された子どもたちの、その後……幼児性や暴力性をきちんとコントロールする術を知らないまま大人になってしまった者たちが、社会に体当たりしながらどうにか青春を取り戻し、力強く幸せを獲得していく希望の物語になればと思っています。
岡本昌也 プロフィール
1995年生まれ。2017年、京都を拠点に活動する劇団/アーティストグループ「安住の地」を結成。2023年6月に脱退し、個人での活動を開始。近年はロームシアター京都×京都芸術センターU35創造支援プログラムKIPPU、金沢21世紀美術館 芸術交流共催事業アンド21などに選出。『ボレロの遡行』でかながわ短編演劇アワード2021グランプリ受賞。2022年には、世田谷パブリックシアター「シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.14」に選出され、『凪げ、いきのこりら』を上演。また文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」にて映画『うつぶせのまま踊りたい』の脚本・監督を務めた。『怪獣は襲ってくれない』でNHK「サンダンス・インスティテュート/NHK賞」2023年度推薦作家選出。
◆上演後アフタートーク開催
大反響を呼んだ「怪獣は襲ってくれない」「仔犬たち午後」に続く劇作家・岡本昌也による<キッズ・ノワール>番外編。
『心臓グミ』
作・演出:岡本昌也
出演:福井夏、高瀬あい、森脇康貴、井上新渚、武澤ほなみ、乙木瓜広、タナカ・G・ツヨシ、加藤理恵
公演日程:2025年3月26日(水) ~31日(月)
劇場:西荻窪 遊空間がざびぃ(東京都杉並区西荻北5-9-12 そらの上)アフタートーク
3月26日(水) 19:00回 松本窓(脚本家・映像監督)
3月27日(木) 19:00回 ウンゲツィーファ 本橋龍(劇作家)
3月28日(金) 19:00回 山田由梨(作家・演出家/贅沢貧乏)
チケットサイト:https://l-tike.com/play/mevent/?mid=743328
公式サイト:https://0kamochi.com/heart_gummy/
岡本昌也演劇作品『心臓グミ』公式X (@heart_gummy)https://x.com/heart_gummy
岡本昌也演劇作品『心臓グミ』公式Instagram (@heart_gummy)https://www.instagram.com/heart_gummy/
舞台監督:塩澤剛史(合同会社士言堂)/ 音響・映像:岡本昌也 / 宣伝美術:岡本昌也
当日運営:吉開小雪(style office)
制作協力:panchid / 協力ヒラタオフィス、AOI Pro.
企画・主催:岡本昌也