「雨に唄えば」で圧倒的なダンスと歌、芝居を見せたアダム・クーパーと、
英国ロイヤル・バレエのプリンシパルのラウラ・モーレラ、
ファースト・ソリストのアレキサンダー・キャンベル、
そしてマシュー・ボーン作品に欠かせないダンサー、サム・アーチャー。
この4人が日本初競演する舞台「兵士の物語」が、7月24日の初日を控えた23日、舞台稽古を公開した。
劇場に足を踏み入れると、幻想的で、中世的な香りのする舞台セットにより、一挙に物語世界に引き込まれる。
幕が開くと、ダンスを追いかけるのに夢中になるだけでなく、想像力を刺激される物語にグイグイとひっぱられる。
美しさと妖しさが入り混じる世界に、切なさがあふれ、しかも驚きや面白さが各所にちりばめられ、舞台から目を離すことができない。
あっという間に公開された70分間が過ぎていった。
初日を控えてのコメントも届いた。
アダム・クーパー(兵士役)
私にとって第二の故郷になっている日本に、こんなに早く帰って来れることが出来て、とても嬉しく思っております。
6年前に比べて、今回の『兵士の物語』は、中身がギュッと凝縮されえ、其々の登場人物の人間関係も非常に濃いものになっています。エネルギーが一杯に盛り込まれ、面白く、スピーディでエキサイティングな出来になりました。6年前に比べ、自分自身も台詞やダンスが上達したと思います。
ウィル・タケットさんは非常にキャストの使い方が上手な方で、大変ユニークな演出をなさいます。今までと違ったものになると思いますので、いままでに『兵士の物語』を観たことがある方も是非ご覧になってください。
ラウラ・モレーラ(婚約者/王女役)
再び日本に戻って公演させて頂くことを本当に光栄に思っております。そして観客のみなさんからの沢山のサポートがあってこそ、帰ってくることが出来たと、大変有難く思っています。
日本には何度も来ていて、なにか外国にきているというより自分の故郷に帰って来たという感じ。
特に、日本の観客の皆さんは、演劇やダンスあるいは文化にまで知識を豊富に持っていらっしゃいますので、演じる度に皆さんのリアクションがとても温かく、私達の見せたい文化を本当に上手く受け取って、それに対して反応を示して下さるので日本で公演させて頂けることがとても嬉しいことです。
キャスト、演出のウィル・タケットさんも本当に素晴らし方々です。そういった方々に囲まれて、一緒に『兵士の物語』を全く新しいものとして皆さんにご紹介することを楽しみにしています。
『兵士の物語』
http://www.parco-play.com/web/play/soldier/
音楽:イゴール・ストラヴィンスキー
演出・振付:ウィル・タケット
出演:アダム・クーパー ラウラ・モレーラ サム・アーチャー アレクサンダー・キャンベル
公演期間:2015年7月24日(金)~8月2日(日)英語上演/日本語字幕付き
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
チケット料金(全席指定税込):S席12,000円 U-25チケット6,000円
お問い合わせ:パルコ 03-3477-5858
http://www.parco-play.com/