阿久津仁愛インタビュー　C.I.A. presents「NEW YEAR EVENT 2019」

in INTERVIEW, Interview(STAGE/MUSICAL), STAGE/MUSICAL · 2019/01/10

Tags: C.I.A. presents「NEW YEAR EVENT 2019」, 阿久津仁愛

株式会社キューブに所属する若手俳優のサポーターズクラブ「C.I.A.」（Cube Infinity Artists）が、2019年1月14日にファンイベントを開催する。
2017年12月に発足した「C.I.A.」は、キックオフトークイベントを含めるとこれまでに3回のファンイベントを行い、昨年12月には初のライブイベントを成功させ、俳優活動では見ることができない彼らの魅力を発見する場、ファンとの交流の場として人気を獲得している。

若手俳優たちがファンへ贈る「C.I.A.」初のライブイベント「SUPER LIVE 2018」

この「C.I.A.」メンバーのひとりであり、大人気ミュージカル『テニスの王子様』シリーズに主人公・越前リョーマ役で出演中の阿久津仁愛さんに、これまでの「C.I.A.」イベントの思い出やエピソード、「NEW YEAR EVENT 2019」への意気込みを聞いた。

―2017年になりますが、サポーターズクラブが出来ると聞いた時のことを覚えていますか？
今まで事務所の先輩とはお仕事をご一緒したり、お会いしたりするチャンスがなかったので、単純に楽しみだなと思いました。

―ファンクラブイベントでは役ではなく、素顔の阿久津仁愛としてファンの皆さんに会うわけですが、それについては？
ミュージカル『テニスの王子様（以下「テニミュ」）』に出演しているので、座長として責任ある行動を…と常に考えますし、越前リョーマというキャラクターを背負っている時には、素の自分を出すことはありませんが、自分の性格としてはみんなとワイワイ楽しいのが好きなので、そういう素の自分をファンの方に知って頂けたら、一層好きになってもらえるのではないかなと思いました。

―阿久津さんが初めて「C.I.A.」ファンイベントに参加したのは、2018年3月。ダンスがテーマだったそうですが、その時の思い出などありますか？
ファンイベントのための稽古とリハーサルに参加している中で、ダンスはラケットを持って行う方が得意なので、稽古はたいへんだったという記憶があります。でもみんなに負けないように練習しようと思って参加しました。
他のメンバーは前年12月に行われたキックオフトークイベントを経験していましたが、僕はこの3月のイベントが初参加だったので「ファンイベントはどういう空気感なのか？」「ファンのみなさんとはどんな感じになるのかな？」とドキドキしましたが、当日はゲームやトークで、あっという間に一日が終わってしまいました。でも「もっとトークができるように頑張りたいな」と感じました。

―具体的に覚えていることは？
ダンスのソロパートのシーンがありますが、他のメンバーがアクロバットを見せたりする中、自分は何をしようかと考えたのですが、僕にはできることがあまりないので「今、『テニミュ』に出演しているのだから、テニス風の動きをしよう」と思いついて、振付を自分で考えて踊ったのですが、ファンの方も見た瞬間にわかって下さって盛り上がったので嬉しかったし、楽しかったです！

―ソロパートは自分で考えて披露しているんですね。
全体のダンスで覚えているのは、振付を覚えて本番が近付いてステージングがついた時に、突然振りが左右反対の動きになったことがあって、それには僕を含め先輩方も苦戦しました。稽古終わった後にもずっと自主練をしました。

―ファンとの交流も出来たと思いますが、その点はいかがでしたか？
ゲームの時にファンとコミニュケーションする時間がありますし、トークタイムでステージに上がってもらって話を聞いたりするのも初めてだったので、新鮮で楽しかったです。やってみたいと思っていたので、嬉しかったです。

―8月のファンイベントはテーマが歌で、この時も大好評だったそうですね。
「テニミュ」公演とスケジュールが重なって、リハーサルにもあまり参加できなかったのですが、歌ったりボイスパーカッションを披露したりして、とても楽しかったです。

―ボイスパーカッションはとてもお上手で、皆さんが驚かれたそうですね。
楽しい思い出ですね。最初は打楽器を使う予定でしたが、リハーサル終盤に、みんながアカペラで歌う横でなんとなくボイスパーカッションを口ずさんでいたら「いいね！」「打楽器なしでやってみようか」ということになって。結局、打楽器を使わずに、僕がボイスパーカッションをやることになりました。
でも本番ではとても緊張しました！「テニミュ」で踊って歌うのとは違って動かずに、観客に耳だけで聞いてもらうのは本当に緊張しました。

―ボイスパーカッションはいつ始めたのですか？
中学生の頃にボイスパーカッションが流行りだし、友達と遊び半分で動画を見ながらマネし始めて、それから自分で練習していました。

―阿久津さんの隠された才能が花開いたのですね。稽古場で他のメンバーの才能に驚かされたことはありますか？
一番は、ダンスです。先輩方は振り付けを覚えるのがすごく早い！気付いたら置いて行かれている感じです。動きや身体の使い方、見せ方もとてもきれいで「もっと勉強しなきゃ」と毎回思います。
ソロパートはメンバーひとりひとりが自分の力を発揮していると思いますし、全体で一緒にやる部分では、先輩方からすごい意見が出て来るので、それに頑張ってついていこうと思ってやっています。

―そして1月14日にはC.I.A. presents「NEW YEAR EVENT 2019」がありますね。
具体的にまだ何をやるのかはわかりませんが、自分も新しい年をむかえて、また一つ、成長できたらと思っています。トークやゲームでは、悔いが残らないようにたくさん話してたくさん動きたいです。
年末に行われた「SUPER LIVE 2018」では僕はビデオ出演のみだったので、どんなイベントだったのか、振り返りはたくさん聞きたいですね。
フォトタイムやハイタッチ会もあり、ファンの方と近い距離でお会いできるので、もっと僕のことを知ってもらえたら嬉しいなと思っています。
3月のイベントでのフォトタイムでファンのみなさんが撮影された写真を見ましたが、気合の入ったとてもいい写真がたくさんあって、僕も「もっとこういう表情ができたらよかったかな」などと思ったので、今度のフォトタイムを楽しみにしています。またいい写真をたくさん撮って頂きたいです。

―ファンのみなさんとの距離が近づきますね。
はい。お土産もあります。どんなお土産なのか、楽しみです。そして、配信が始まっている「C.I.A.」初のオリジナル曲「お揃いの１日」。とてもいい曲だと思うので、みんなで歌うのも楽しみです。

―レコーディングでのエピソードはありますか？
朝早くレコーディングが始まったので「声出るかな…大丈夫かな？」と思っていましたが、意外に声がよく出て、人生初のレコーディングは上手くいきました。ただ歌いながら身振り手振りで動いてしまった為、服がガサガサと音をたてたりして「動きはいらないよ」「もうちょっと抑えようか」と怒られました。（笑）

―それも貴重な体験でしたね。では、最後に2018年を振りかえって…
今年は自分の中でたくさんの葛藤がありました。「テニミュ」では5月の『Dream Live 2018』での代替わりがひとつの区切りでしたが、僕は続投することになった。振り返ってみると、1年前とは全然違う自分が生まれた…自分が生まれ変わったような気がします。
新しいメンバーに変わって、チームの中で自分が一番多くの公演経験があるという状況になり「しっかりしなきゃ」「みせつけないと」という気持ちで稽古に臨みました。同時に新しいメンバーとスタートラインに立って新しいメンバーの姿を見ていると、「あの頃はとても早い時間に自主練に来ていたな」とか「そうそう、そんなことで緊張していたな」と自分の最初の頃をいろいろと思い出して、初心に帰って自分を見直しました。特に夏の「全国大会青学vs氷帝」公演の頃は、とても暑くて稽古も厳しかったのですが、たくさんのことを感じ学べたと思います。でも楽しくて、あっという間に過ぎた1年でした。

―2019年への抱負をお願いします。
自分に満足することはあまりありませんが、「テニミュ」は公演数が多く長いので、日々、前の公演を超える公演にするという気持ちで毎公演、臨んでいきたいです。
現在上演中のミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン青学(せいがく)vs四天宝寺　公演では、客席での演技もたくさんあって、これまでとは違う演出も多いので、一層気を引き締めてやっていかねばと思っています。
東京公演では観客にたくさん笑って頂いたという感じがしていますが、観客に助けて頂くばかりでなく、自分たちがもっともっと良いものをお見せして、観客に楽しんで頂かなくてはと思っています。そのためにも青学（せいがく）と四天王寺のカラーの違いをもっときわめていきたいです。
あとは自分自身のスキルアップです。ダンスも歌ももっともっと上手くなるように今まで通りに…今まで以上に努力していきたいです。そして「C.I.A.」のイベントでももっともっといいダンスや歌をファンのみなさまに見て頂きたいです。また、トーク力も先輩方から学んで培っていけたらいいなと思っています。映像の分野でも頑張りたいですし、“阿久津仁愛”としての知名度を高めていきたいです。

2018年末の「SUPER LIVE 2018」は「C.I.A.」メンバーからファンへ贈ったエンターテイメントイベントで、1月14日の「NEW YEAR EVENT 2019」は、ファンと一緒に楽しむイベントにしたいとのこと。
今度は阿久津仁愛の、そして「C.I.A.」メンバーのどんな素顔に近づき、絆を深めることができるのか。
2019年の始まりを飾る楽しいイベントと、“阿久津仁愛”の今後の活躍に期待したい。