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井澤巧麻×佐伯亮×水田達貴インタビュー SUNPLUS第1回公演 『SUMMER BAZAAR~夏の終わり~』

 

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サンミュージックに所属する若手男性俳優が4年前に結成した俳優集団SUNPLUS。これまではそれぞれが俳優として活動しつつ、グループとしては「僕らの存在を知って欲しい」とファンミーティングなどイベントを中心に活動してきた。
ただ彼らが「皆でやりたい」と思い続けてきた目標は「芝居」。その思いから、これまでもファンミーティングの中でも、ショートムービーや短い演劇を披露してきた。その目標が、ついにこの秋に叶い、SUNPLUSとしての初の演劇公演を行う。

演劇公演への熱い思いをたぎらせる井澤巧麻、佐伯亮、そして新たにメンバーに加わった水田達貴に話を聞いた。

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水田達貴   井澤巧麻    佐伯亮

―ファンミーティングでも、お芝居をやってきたのですね。
佐伯:僕が脚本を書いて監督をして、5分の演劇をやったり10分程の映画を撮ったりしました。日大芸術学部に通っていて、そういう勉強をしていたので。他のメンバーも、それぞれが得意なことを持ち寄ってファンミーティングをやってきました。例えば井澤が曲を作ってくれて皆で歌ったり、ダンスが得意なメンバーの丸山が振付をして踊ったり。でも僕たちは俳優集団なので、目指してきたのは芝居です。

―では念願叶っての公演ですね。
井澤佐伯:はい!
井澤:初めてファンの皆さんに報告した時も、すごく喜んで頂いて。泣いているファンもいたよね。
佐伯:そうだね。

―最初は誰か一人のファンだった方も、ファンミーティングでメンバーを知って「SUNPLUS」を応援して下さるようになったのでしょうね。
佐伯:ファン同士のつながりが増えたと聞きますし、輪が広がっているのを知っているので、グループ活動はとても良いことだと感じます。

―新メンバーとなったばかりで公演とは嬉しいですね。舞台出演は?
水田:はい、何度か出演したことがあります。

―とはいえ、プレッシャーも・・・?
水田:あります。
井澤:取材は初めて?
水田:そうなんです…!!
井澤佐伯:お~!!(笑)

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―お互いをよくご存じのお二人、佐伯さん井澤さんは、互いの長所をどう見ていますか?
佐伯:井澤は芝居に彼の人の良さが出ています。それに、ちょっと変わっている役の方が合っているという印象があります。それは彼の個性のせいで、変わった役の方がキラキラしていると思います。
井澤:『八王子ゾンビーズ』?
佐伯:『八王子ゾンビーズ』もそうですが『露出狂』です。すごくよかったです。
井澤:確かにそういう役が多かったかもしれないですね。
佐伯:それと、僕も井澤くんもマイペースなところがあるせいか、互いに干渉し過ぎないよね。
井澤:うん、気を遣い過ぎない気楽でいい関係かなと思っています。

―それはグループを長く続けていける秘訣かもしれませんね?
井澤佐伯:確かに!それはSUNPLUS全員に言えるんです。だからケンカがないんです。
佐伯:良い距離だよね。
井澤:そうだね
佐伯:それに、みんないい子なんですよ。

―逆に井澤さんから見た佐伯さんは?
井澤:ふたりでDVDのロケに出かけた時も、ホテルの部屋ではずっと本を読んでいて、しかも台詞のように声に出して読んでいて「常に芝居のことを考えている」というイメージがあります。
佐伯:そんなでもないよ。(笑)
井澤:芝居に対して真摯です。僕はファンミーティングでの短い芝居しか一緒にやったことがないのですが、その時もとてもナチュラルな芝居をしていて、とても入り込んでやっているなという印象があります。僕からすると芸歴も先輩なので、いろいろ教えてもらいたいです。
佐伯:そんな、そんな!!

―では本当に1本共演するのは、今回の『SUMMER BAZAAR』が初めてですね。
井澤:はい、でも全然心配していません。佐伯くんがひっぱってくれそうだと思っています。
佐伯:いやいや!!

―そして水田さんですが…。
井澤:まだ水田くんの演技は観たことがないのですが、先日、全員でバンコクロケに行ったときにちょっと話をしたね。
佐伯:水田くんこそマイペースだよね。
井澤:水田くんは、皆とは違うところを見ているような不思議なところがあるよね。それが演技をした時にどう活きるのか。面白いキャラクターになるんじゃないかなと想像しています。

―このふたりの先輩、そしてSUNPLUSというグループはいかがですか?
水田:SUNPLUSに加わってすぐの頃にロケでバンコクロケに行きました。誰とも話をしたことがない状態だったのですが、ホテルでは佐伯くんと平野くんと3人一緒の部屋で、すごくいろいろと気遣ってもらいました。
佐伯:「今日は誰と話をした?」みたいなことから話をしたね。
水田:井澤くんには朝ご飯を誘ってもらって、すごく嬉しかったです。
井澤:そうだね、一緒に行ったね。

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―皆でロケは、メンバーの仲も深まっていいですね。さて、グループとしての初舞台となる作品ですが、演出の赤澤ムックさんと一緒にお仕事をされたことがある佐伯さんから赤澤さんについて教えてもらえますか?
佐伯:僕が高校1年生の頃、舞台でメインキャストを初めて演じた『華ヤカ哉、我ガ一族 オペラカレイド』が赤澤さんの演出で、僕は赤澤さんから演劇の世界に本格的に入ったという感じで、赤澤さんに出会えてすごく変われました。赤澤さんは率直に話をして下さって、俳優の中にあるものを伸ばして下さる方です。台詞ひとつに対しても「なぜこの台詞なのか?」という追求をされるので、自分で「しっくりこないな」と感じながら演じている時は、すぐバレます。嘘はつけない感じがします。お芝居はそういうものですけれども…ね。『あんさんぶるスターズ!』の脚本も赤澤さんが担当されているので、今もいろいろお世話になっています。本当に信頼してついていける方です。

―佐伯さんからそう聞くと、メンバーのみなさんも心強いですね。脚本は各人の個性を反映した当て書きになっているのですか?
井澤佐伯:当て書きではないです。
佐伯:「キャラクターはこれでいきますよ」と頂きました。
井澤:でも僕のキャラクター設定の「ギターを奏でてヘラヘラしている」という部分はかなり通じるところがあるような…。(笑) まだ途中までしか脚本をもらってないのですが、会話劇というだけあって、会話がメインで進んでいきます。高校生の何気ない日常が活き活きと描かれていて、登場人物それぞれがドラマを抱えて、僕自身も「この先はどうなるの?!」と気になって、とても楽しみです。
佐伯:キャラクターの設定にダークな部分がかなりあるので、どうキャラクターを作って、みんなでぶつけ合うのかは楽しみのひとつです。今もらっている台本は、本当に会話劇で、台詞も多い。4人で話していたと思ったら、1人出て行って3人になって、また増えて5人になって…と、どんどんつながっていく。
井澤:演出はシンプルなものになると思います。だからこそ芝居で勝負になると思います。
佐伯:日常を切り取っている作品なので、自分たちの経験したことから演じるような感じになるのかな。

―生身の俳優に迫ってくる作品みたいですね。舞台と観客が近い劇場ですしね。
井澤:表情ひとつ、全部見られちゃう。動きのひとつひとつが大事になりそう。
佐伯:どんなキャラクターでどんな物語になるのか、本当に楽しみだし、楽しみにして頂きたいです。
井澤:公演数も多いので、リピートしてもらえるように、SUNPLUSを知らない方にも来ていただけるように、頑張りたいです。「おもしろかった」と友達を連れてきてもらえるように。
佐伯:どんどん輪を広げていけるようにしていきたいです。

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―では最後に、目標にしてきたSUNPLUSとしての初の演劇公演を叶える皆さんの、これからの目標を教えてもらえますか? (顔を見合わせ譲り合うも)
井澤:じゃ、僕から話します。SUNPLUSとしては第一回目の公演は、お客様の期待も大きいと思います。まずその期待を超えていきたいです。ファンミーティングも全国各地でもできるようになってきたので、SUNPLUSの公演も全国でできるようになりたい。映像など、活動のジャンルも広げていきたい。僕は中国語の勉強もしているので、いつか中国でもイベントや舞台をやりたいという夢があります。個人としては、映像作品に出演したいですし、音楽が好きなので音楽でもアーティストとして挑戦したい。SUNPLUSとしても個人としても、どちらも相乗効果でステップアップしていけたらというのが僕の夢です。

―(中国語で会話を振ったところ、流暢な中国語で返してくれました)声調も正確で、本当にきちんと勉強されているのですね。日本で勉強されただけで、ここまで中国語ができるのは驚きです。
佐伯:井澤くんは真面目に勉強して、すごいんです。中国語って、本当に難しいのに。
井澤:いえいえ…。

―中国映画への出演もいいですね。
井澤:出たいですね。がんばりたいです!

―佐伯さんと水田さんの目標をお願いします。
佐伯:SUNPLUSとして公演も、次にどんどんつなげることができるように成長していきたい。キャパシティも大きくして、大きいところで熱くぶつかっていきたいと思っています。そのためにはひとりの俳優として一生懸命にやって、メンバー全員で頑張っていきたいです。このSUNPLUSメンバーとはこれまで4年半、一緒にやってきて、とても仲いいですが、お互いが良きライバルでもあって、刺激し合える仲間だと思っているので、皆で精進していきたいと思っています。
僕個人としては、大学でも映画を勉強してきて映画が好きなので、映像分野でも活躍できるように頑張りたいです。ただ演技をすることは映像も舞台も変わらないし、僕は芝居をすることが好きなので、いろいろなところでいろいろ吸収して、自分の良さが演技に出る役者になりたい。日々、精進していきます。
水田:SUNPLUSの中では、先輩方の足をなるべくひっぱりたくないです…。
佐伯・井澤:大丈夫だよ!(笑)
水田:先輩方からいろんなことを吸収して、個人の活動に活かしていきたいと思っています。まだ出演作が少ないので、これからたくさん出演していきたいです。

SUMMER BAZAAR

SUNPLUS第1回公演
『SUMMER BAZAAR~夏の終わり~』
脚本:宮本武史
演出:赤澤ムック
出演:蒼木陣、井澤巧麻、佐伯亮、佐奈宏紀、谷水力、野口準、平野宏周、丸山隼、 水田達貴、三井理陽、山形匠 (50音順)
公演日程:2019年10月18日(金)~27日(日)
会場:新宿村LIVE
「SUNPLUS」公式ホームページ: https://sunmusic-plus.com/
公演に関するお問い合わせ: サンミュージックブレーン sunplus@sunmusic-gp.co.jp