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韓国ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」初日前合同取材会

10月16日)、ブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』が8月のBunkamuraオーチャードでの東京に引き続き、横浜公演の初日が幕を開けた。

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ヤン・ドングンと ルナ(f(x))

本年度トニー賞でミュージカル作品賞をはじめ全11部門で受賞という快挙を達成した今話題のミュージカル『ハミルトン』で、作品賞・脚本賞・楽曲賞のタイトルを手にしたリン=マニュエル・ミランダ。今やブロードウェイの至宝となった彼が、2007年にオフ・ブロードウェイで発表したのがミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。
翌年オン・ブロードウェイで上演され、彼を29歳の若さで一躍スターダムに駆けのぼらせたヒット作だ。

移民が多く暮らすマンハッタン北西部の都市ワシントンハイツを舞台に、移民たちが夢や希望を抱きながらエネルギッシュに生きていく姿を、ラップ、ヒップホップ、ストリートダンスを取り入れるという今までにない新しいジャンルに挑んだミュージカルで、2008年度トニー賞最優秀作品賞など4部門受賞(作品賞、楽曲賞、振付賞、編集賞受賞)や2009年度グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞。

韓国での上演は2015年。パワフルなパフォーマンスで観客の心を掴んでヒットした。

そして今年8月、Bunkamuraオーチャードホールにて“韓国版イン・ザ・ハイツ”が日本初上陸!
10月の横浜公演では東京公演の出演者にさらに、昨年の韓国公演に出演組のヤン・ドングン、ソンギュ(INFINITE)が加わりました!ますますパワーアップした『イン・ザ・ハイツ』となった。

初日公演直前に、主演のウスナビ役 ヤン・ドングンと、ニーナ役 ルナ(f(x))の合同取材会を行った。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ヤン・ドングン
最近の韓国のミュージカルは派手な照明、派手な演出だったり残忍で刺激的な作品が人気があって、それは韓国の人が日常に疲れて、そういう作品を求めているのかも知れませんが、でも「インザハイツ」は装置も派手ではないし、残忍だったり刺激的なことはなく、肯定的なエネルギーで温かさを感じられるミュージカルになっています。
ウスナビ役は今回4人が演じますが、キャラクターへのアプローチの仕方や深さ、役者の実際の年齢も全く違います。ですので、一つの役をみんなで作り上げるというよりも、それぞれに合った演出・セリフを演出のイ・ジナさんがつけて下さいました。深みのあるウスナビを見たい方は、僕の回を見て頂ければ良いんじゃないかなぁと思います。横浜は美しくて景観が良い街だと感じましたし、一番印象的なのが、目の前に港があるということです。この作品は移民を扱っていて、海外での公演、しかも港が近くにあるということで、より感情移入ができるんじゃないかと思っています。舞台の最後に僕が歌う「Finale」という曲は、作品の価値を感じさせてくれるなぁ感じています。歌詞に「僕の立っているこの場所が、僕が生きていくべき場所だ」という部分があって、僕自身、俳優を長く続けていると、俳優辞めたいなとか外国に住みたいなという倦怠期が来ることがありますが、ステージに立ってこの歌詞を歌うと、自分が今立っているこのステージという場所が、自分の生きていく場所なんだと教えられる気がします。毎回感激しますし、エネルギーを受けてステージに立っています。

ルナ
ミュージカルは自分のやりたいこと(歌・ダンス・芝居)が全部入っているのでとても魅力を感じています。演出のイ・ジナさんは私の大学の先生で、若い頃からお世話になっています。大学では厳しい先生でしたが、社会に出てからは、自分を俳優として扱ってくれて、今は俳優として成長していく上でのアドバイスを下さったり、道を教えてくれる、お母さんやお姉さんのような存在です。
二幕の最初に「Sunrise」という曲がありますが、私が一番好きな曲です。この作品をやりたいなと思ったキッカケの曲なんです。歌っていて嬉しいですが、実は難しい曲。また、最後のフィナーレの曲に「新しい太陽は昇る」という歌詞があります。この作品の登場人物達は辛い状況にいますが、希望を忘れずに持っていて前向きです。ですのでこの歌詞がとても好きです。観客のみなさんに感じて頂きたいのは、希望と周りの人への感謝する心を持つということと、ポジティブに生きていけば幸せになれるということがこの作品に込められているところです。このような良い作品に出会えて感謝していますし、見ている方々も、辛いことがあっても明日にはまた太陽が昇ると希望を持ってくれたら良いなと思っています。

公演概要★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

公演名:『イン・ザ・ハイツ』(韓国語上演、日本語字幕付)
日程:2016年10月16日(日)~11月4日(金) KAAT神奈川芸術劇場
スタッフ:原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ
演出・韓国語歌詞:イ・ジナ/音楽監督:ウォン・ミソル
振付:チェ・ヒョンウォン、キム・ジェドク
キャスト:ウスナビ役・・・ヤン・ドングン
チョン・ウォニョン
ドンウ(INFINITE)
Key(SHINee)
ベニ―役・・・キム・ヒョンジュン(Double S 301)
ソンギュ(INFINITE)
イ・サンイ
ヴァネッサ役・・・オ・ソヨン
J-Min
ニーナ役・・・チェ・スジン
ルナ(f(x)) 他