Open Close

ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』来日版 演出・振付 ジェリー・ミッチェル 取材会

この夏、小池徹平と三浦春真のブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』が観客を熱狂させている。
三浦春真のドラッグクィーンぶりが話題となったが、その人気の原動力はこのミュージカルの作品としての素晴らしさ…シンディ・ローパーが作った楽曲と物語のエネルギーといえるだろう。
2013年のトニー賞で13部門にノミネートされ、6部門の栄冠に輝いた大ヒットミュージカル『キンキーブーツ』。この作品をシンディ・ローパー、脚本のハーヴェイ・ファイアスタインと共に作りあげたのが、日本版でも演出を担当した演出・振付のジェリー・ミッチェルだ。

【#1来日版メイン】Kinky Boots National Touring Company. Photo Matthe

舞台写真 Kinky Boots National Touring Company. Photo: Matthew Murphy.

日本版の公演が幕を開けた翌日、にこやかに登場したジェリー・ミッチェルを囲んでインタビューが行われた。

IMG_6913

 

―日本版公演初日の感想は?
センセーショナルでした。お客様がナンバーごとに手拍子を下さり、笑いもたくさん頂きました。素晴らしショーであり、作品としては誠実でした。キャスト全員が素晴らしい仕事ぶりで、春馬さんも徹平さんも初日から見事でした。日本の観客は普通は気に入るとずっと拍手を下さると聞いていましたが、昨日はカーテンコールを終えて、挨拶も終えてもどなたも席を去らず、お客さまに退場のアナウンスを繰り返すほど喜んで頂きました。とても良かったです。

―本作で一番に気に入っている部分は?
登場人物がまだ互いによく分かっていないとき、別の世界に住んでいる(靴工場の若社長の)チャーリーと(ドラァグクィーンの)ローラが探り合っているうちに、共通点が多いことが分かり、工場の人たちもローラと自分たちにも思いもよらないことですが、合い通じるものがあることに気が付くところです。
そしてどんな良い話もありますが、課題をハードルを乗り越えなくてはならない。みんなが気持ちを合わせた時に初めてハードルを乗り越えることができる…こうしたところが一番気に入っています。

―シンディの楽曲を初めて聞いた時の感想は?
シンディとは20年来の仲で、本作についてはこちらから話を持ちかけました。ただ彼女は登場人物の心境で詩を書いたことがないので、最初にテストとして3曲お願いしました。「The Most Beautikful Things in the World」「Not My Father’s Son」 そして結局カットになった(チャーリーのフィアンセ)ニコラの曲ができあがりました。「Not My Father’s Son」を聞いて、すぐ涙があふれました。この曲がストーリーを語る上で欠かせない部分でした。初めてあの曲を聞いた、あの時のことは生涯きっと忘れないと思います。とても特別な思いがあります。

IMG_6932

ー映画からミュージカルにした作品ですが、舞台化するにあたってのポイントは?
『ヘアスプレィ』『フルモンティ』『リーガルブロンド』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・チャン』も映画から舞台化した作品で、他の作品も私は手掛けていますが、映画になくてミュージカルにあるのはオリジナルのスコアです。人物がストーリーの一部を歌ってくれる点が大きな違いだと思います。
ミュージカルで大切なのは音楽。音楽がセンセーショナルでなければならないと思います。先に上げた作品たちは、作曲家と密に接して作り上げました。映画のシーンを音楽に置き換えたらどうなるか…ということに気をつかっています。

―来日版の見どころは?
それはキャストの背が高いことです。(笑)私にとって興味深いのは、韓国でも上演しましたし、同じ英語圏のロンドンでも上演しましたが、どれもとても違っています。今回、残念ながら、私は次の作品があるので、すぐに日本を離れないとなりません。日本版キャストは初日も素晴らしいパフォーマンスをみせてくれましたが、これまでの経験で言いますと、今後さらに進化し、千秋楽には富士山の頂上ぐらいになるでしょう。(笑)
秋に来日するチームはすでに2年間公演をしているので、2年分の成長をしています。前回、私が公演を観た時には、本当に凄いと驚愕した覚えがあります。キャストが入れ替わり、作品もハードルを越えてきています。そしてチームとしてファミリーとして2年間旅して、とても一体感のあるカンパニーになっています。物語をしっかりと共有しているカンパニーで感動を覚えます。是非楽しみに見て頂きたいと思います。

【#3】Kinky Boots National Touring Company. Photo Matthew Murp

【#4】1077_KINKY_BOOTS_TOUR

 ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」来日版
東京公演:10月5日(水)~10月30日(土)東急シアターオーブ
【スタッフ】
脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン
音楽・作詞:シンディ・ローパー
演出・振付:ジェリー・ミッチェル

【チケット】
<Bunkamura チケットセンターでのお申込み>
お電話でのお申込み Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30> 03-3477-9999

<Bunkamura チケットセンターでのお申込み>
お電話でのお申込み  Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30> 03-3477-9999

カウンターでのお申込み     東急シアターオーブチケットカウンター<11:00~19:00>(渋谷ヒカリエ2F)
Bunkamuraチケットカウンター<10:00~19:00>(Bunkamura1F)

インターネットでのお申込み
オンラインチケット http://my.bunkamura.co.jp/

<プレイガイドでのお申込み>
お電話でのお申込み
サンライズプロモーション東京 0570-00-3337 <全日10:00~18:00>
チケットぴあ 0570-02-9999 <自動音声応答> 【Pコード:450-256】
ローソンチケット 0570-000-407 <オペレーター対応 10:00~20:00> 0570-084-003 <自動音声応答> 【Lコード: 33777】

インターネットでのお申込み
フジテレビダイレクト http://fujitvdirect.jp/ (PC・MB共通)
サンライズプロモーション東京  http://www.sunrisetokyo.com/ (PC・MB共通)
イープラス http://eplus.jp/kinkyboots/ (PC・MB共通)
チケットぴあ http://w.pia.jp/t/kinkyboots/ (PC・MB共通)
ローソンチケット http://l-tike.com/play/kinkyboots/ (PC・MB共通)

店頭でのお申込み
イープラス ファミリーマート店内Famiポートにて直接購入可能
チケットぴあ チケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルK・サンクスにて直接購入可能 【Pコード:450-256】
ローソンチケット ローソン、ミニストップ店内Loppi にて直接購入可能 【Lコード: 33777】

お問合せ  Bunkamura 03-3477-3244 (10:00~19:00)

 

大阪公演 11月上演決定!
【公演期間】11月2日(水)~11月6日(日)
【会場】オリックス劇場
【大阪公演のお問合せ】キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)