太鼓芸能集団「鼓童」が、4年目を迎える鼓童浅草特別公演として、2016年7月1日~3日浅草公会堂にて「若い夏」を上演することが決定した。
本作では、芸術監督坂東玉三郎の薫陶を受けた鼓童メンバー前田剛史が演出を担当する。
また、NHK大河ドラマ「真田丸」の題字を担当したカリスマ左官職人、挾土秀平氏が太鼓界を牽引する鼓童と共演することも決定。
本公演の題字をはじめ、挾土氏としては初となる舞台美術にも挑戦。通常、左官職人として個人住宅や伝統的な土蔵や茶室、近代建築に至るまで、伝統の技術に基づいた独自の世界の塗り壁づくりで幅広い活動を展開している挟土氏と、坂東玉三郎氏のもとで成長した鼓童の若いエネルギーがぶつかり合い、鼓童の新たな作品が誕生する。
<演出: 前田剛史(鼓童)>
2005年研修所入所。2008年よりメンバーとして活動。舞台では太鼓、鳴り物、笛、箏など幅広く担当するオールラウンドプレイヤー。これまでに交流学校公演や国際芸術祭「アース・セレブレーション」城山コンサートなどの演出を担当。「神秘」公演では郷愁をかきたてる旋律が魅力の「夜道」や、「永遠」公演では「夜霧」「朝焼け雲」「カタライ」など作曲にも力を注ぐ。
<題字・美術: 挾土秀平(職人社秀平組)>
職人社秀平組を主宰。近代的な建設物や個人住宅の壁塗り、土蔵や茶室。独自の塗り壁作りは、モダンかつ斬新で、他に類がない。その他、自由な発想から新しい空間や作品、デザイン、著作など多数。2016年、NHK大河ドラマ「真田丸」の題字を担当。
プロデューサーメッセージ/西村信之:
「若い夏」、この作品が転換点になる。
芸術監督と共に過ごした学びの4年を経て、鼓童が鼓童としてどのような作品を創っていくのか、原点に立ち帰る。それは形を追うのではなく、新しい原点を作ることによって初めて分かることのような気がする。挾土氏と出会い、分野を超えて意見しあった。形として見えるもの以上に、その背景がぶ厚く、逞しいと感じた。土、木、革、お互いに自然を扱う者同士、寄り添う場所がある。左官は左官として、鼓童は鼓童として。鼓童とは何か。改めてその答えを探しに行く。
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【公演名】 鼓童 浅草特別公演「若い夏」
【演出】 前田剛史(鼓童)
【題字・美術】 挾土秀平(職人社秀平組)
【出演】 山口幹文、齊藤栄一、前田剛史、草洋介、小松崎正吾、
漆久保晃佑、三浦康暉、鶴見龍馬、三浦友恵、米山水木
【公演日程】 2016年7月1日(金)~3日(日) @浅草公会堂
【公式サイト】http://www.kodo.or.jp/news/20160701asakusa_ja.html
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