ー児童文学作家・角野栄子氏が1982年〜2009年の27年間に渡り執筆した全6巻の児童書である「魔女の宅急便は、1989年にスタジオジブリが宮崎駿監督でアニメーション映画化し大ヒット。日本のみならず世界的に有名な作品となった。
1993年~1996年には蜷川幸雄氏演出によりミュージカル化され、2014年に実写映画化、そして2016年にはイギリス・ウェストエンドにて舞台化が行われた。
この、今なお色あせない「魔女の宅急便」が、若手新進気鋭の制作チームにより、新しいミュージカル版となって上演される。
キキ役には上白石萌歌、トンボ役に阿部顕嵐(ジャニーズJr.)が決定している。
キキ役:上白石萌歌
ー『魔女の宅急便』という作品の印象
スタジオジブリで映画化されたときに初めて知りましたが、とても空気感の 好きな作品です。
キキの新しく住むことになった街の鮮やかなタッチであったり、壮大な自然 の美しさにうっとりしてしまいます!
ちなみに1 番好きなシーンは、キキが満月の夜に旅立つシーンです。
わたしまでドキドキしてしまいました!
1 人の女の子が悩みながら成長していく姿にとても勇気をもらえる、背中を
押してくれるような作品だと思います。
ーキキ役を演じるにあたっての意気込み
独り立ちをする、という意味では今の自分に少し似ているような気がします。わたしも今16 歳で、キキと同じように日々悩みながら一歩ずつ大人に近づいていけるように努力しているところです。
キキという女の子としっかり向き合って自由におてんばに、そして舞台の上で一緒に成長していけたらいいなと思います!
わたしが作品に背中を押されたように、観てくださる方にパワーをお届けできればなと思います。
トンボ役:阿部顕嵐(ジャニーズJr.)
ー『魔女の宅急便』という作品の印象
僕自身「魔女の宅急便」のDVD を持っていて、何回も繰り返し観ているほどのファンです。小さな魔女キキは、空は飛べてもそれ以外は「普通の女の
子」なので落ち込んだり苦悩したり、周りの人に助けられたりして成長していく姿にいつの間にか気持ちが重なり、そんな彼女を見て、僕は想いを配達
されている気がしました。キキが少しずつ成長し大人への第一歩を踏み出す過程がとても爽やかでキラキラしていて、年齢や性別問わず誰もが共感し応
援したくなる印象です。
ートンボ役を演じるにあたっての意気込み
未だに信じられないですが、トンボ役を演じさせて頂くと聞かされたときは、嬉しすぎて両親にすぐ報告しま
した。まさか自分がやらせてもらえるなんて光栄です。キキとの恋の行方も、爽やかでキラキラした感じを受け取ってくだされば嬉しいです。不安やプレッシャーもありますが、それ以上に楽しみで仕方がありません。
トンボをしっかり演じて、観に来ていただく皆さんの期待を超え、心を震わす歌声を配達していきたいと思ってます。
原作者・角野栄子 コメント
ーキキ役とトンボ役について
上白石萌歌さんは透明感のある歌声でキキのイメージにぴったり。
成長していくキキの初々しい姿が今から目に浮かびます。
阿部顕嵐さんはスリムでさわやかで、これまたトンボさんが本の中から出てきたみたい。
新鮮なキキとトンボさんの登場です。
ー魔女の宅急便のミュージカル化について
旅立ちのとき、キキは言います。「おくりものをあけるときのようにわくわくしてるわ」
私も舞台があくのをわくわくして待っています。
そう、不思議のジジもお忘れなく。二人と一匹は舞台を魔法でいっぱいにするでしょう。
◆ミュージカル「魔女の宅急便」
<東京公演>
2017年6月1日(木)〜4日(日) 6回公演予定 新国立劇場・中劇場
企画製作: アークスインターナショナル/フジテレビジョン
主 催: フジテレビジョン/アークスインターナショナル
<大阪公演>
2017年8月31日(木)〜9月3日(日)7回公演予定 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
企画製作: アークスインターナショナル/フジテレビジョン
主 催: 朝日放送/アークスインターナショナル
原作:角野栄子、脚本演出:岸本功喜、作曲:小島良太