11月7日(月)~30日(水)までBunkamuraシアターコクーンにて上演する舞台「メトロポリス」。
その稽古場を訪ねて、演出の串田和美、出演する松たか子、森山未來に話を聞き、稽古を見学した。
松たか子&森山未来 演出:串田和美のインタビューはこちらから
【稽古】
上) 松たか子 下)趣里
まず始まったのは、キャストたちの大移動?! 大勢のキャストが、一斉に黙々と動き出す。
音楽もない中、ダンスのような、組体操のような動きが続く。ただ歩いている時もあり、走っているときもあり、アクロバットのような不思議な動きをしている時もある。
いったい何が起こっているのか?
不思議な場面が延々と続く。どこを見たらいいのか、分からない。キョロキョロしっぱなしの時間が続いた。
右2人目 森山未来
次はその場面をもう一度繰り返す。
今度は音楽があったので、少しほっとする。
だが、やはりその場面の意味するところは、まったく分からず。
あちらこちらで、さまざまな動きが同時進行している。見ていて飽きない。面白い。
これが舞台でどう見えるのか? 非常に好奇心を刺激された。
次に公開された場面では、台詞が入る。森山未來と集団との不思議なテンポの掛け合いから、別世界に紛れ込んだことを感じる。
佐野岳と趣里のペアによる、不思議なコンビネーションが見せ場になっている。佐野はトンボを切ったり、趣里を肩車したり、舞台狭しと動き回っていた。
趣里と佐野岳
佐野岳がバク宙
どんな展開になるのかは、やはり皆目分からなかったが、串田がインタビューの最後に今回の舞台を「歌とも踊りともジャンル分けのできないものがたくさんある」と言っていた意味が、少し分かったような気がした、面白い稽古だった。
さて、公演ではどんな表現で、どんなものが出来上がっているのか。
どんな舞台が観客を待っているのか、楽しみに劇場を訪れたい。
【公演名】 メトロポリス
【日 程】 11月7日(月)~30日(水)
【会 場】 Bunkamuraシアターコクーン
【原 作】 テア・フォン・ハルボウ『新訳 メトロポリス』(訳・酒寄進一、中公文庫)
【潤 色】 加藤直
【音 楽】 平田ナオキ
【振 付】 山田うん
【演出・美術】 串田和美
【出 演】 松たか子、森山未來、飴屋法水、佐野岳、大石継太、趣里、
さとうこうじ、内田紳一郎、真那胡敬二、大森博史、大方斐紗子、串田和美 他
【主催/企画・製作】 Bunkamura
【お問合せ】 《チケットに関するお問合せ》 Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999(10:00~17:30)
※チケット好評発売中
《公演に関するお問合せ》 Bunkamura 03-3477-3244(10:00~19:00) http://www.bunkamura.co.jp/