平成29年1月28日(土)・29日(日)の2日間、紀伊國屋ホールにて「盛岡文士劇 東京公演」を上演する。
出演:井沢元彦(作家)、内館牧子(脚本家)、平野啓一郎(作家)、柚月裕子(作家)、久美沙織(作家)、金田一秀穂(言語学者)、ロバート・キャンベル(日本文学者)、斎藤純(作家)、北上秋彦(作家)、澤口たまみ(絵本作家)ほか。声の出演は高橋克彦(作家)。
普段は、文章で物語を綴る作家が自ら舞台に上がり芝居を演じる。言ってしまえば、素人芝居。
しかし、文士劇には不思議な魅力がある。表現者が違う表現に挑戦する姿が魅力的なのか?
古くは尾崎紅葉、野村胡堂、石川啄木、小林秀雄、戦後は、江戸川乱歩、三島由紀夫、五木寛之、有吉佐和子、曽野綾子などの人気作家が出演している。
だが、1977年を最後に東京での公演は無くなってしまった。
その後、「炎立つ」の原作者である高橋克彦氏が盛岡で復活させ、以来21年。
これまで、内館牧子、井沢元彦、林真理子、北方謙三、浅田次郎、金田一秀穂など、そうそうたる作家らが出演、今や盛岡の冬の風物詩となっている。
東京で生まれ、岩手と言う北の大地で愛され、育まれた大衆文化が満を持して東京に帰ってくる。
そして、この公演を通し、文化を愛し育てる盛岡と岩手の魅力を多くの人々に知ってもらいたい。
“そもそも文士劇”とは?
文士劇とは、文士=作家が演じる素人芝居のこと。新派や新劇より歴史は古
く、最も有名なのは三島由紀夫、石原慎太郎ら売れっ子が総出演した文藝春秋社
のイベント。文士劇は日本独特のものらしく、観劇したフランスの某有名芸術家
によれば「作家が集まり本格的な芝居を演ずるなど世界中どこにもない」のだとか。
“盛岡文士劇”の歴史
日本で唯一と言われる「盛岡文士劇」は、戦後の歳末の娯楽として昭和24年から13回続いたのち、昭和37年で中断。33年の時を経て平成7年に復活。今年で22回目の公演となり、地元の作家や文化人のほか、中央文壇の作家も出演。関東からのお客様も多く満員御礼が続いている。盛岡・岩手の豊かな庶民文化に育まれ、東京で途絶えた文士劇を東京で凱旋公演。
“盛岡文士劇”東京公演
第一部: 「盛岡文士劇と文士劇を育んだ盛岡の風土」を劇中で笑いと涙で紹介!
「もりおか物語」
脚本・演出:藤原正教 方言指導:小野寺瑞穂
出演:畑中美耶子(もりおか歴史文化館館長・パネット)、大塚富夫(IBC岩手放送アナウンサー)、
高橋佳代子(フリーアナウンサー)
第二部:口上
達増拓也岩手県知事、谷藤裕明盛岡市長らが復興支援など感謝をこめての挨拶。
第三部:時代物「みちのく平泉 秀衡と義経」
あらすじ:平安末期、公家に代わり武家が台頭してきた時代。源氏、平氏、朝廷の三つ巴の争いのなか平泉はどう動いたのか?奥州に君臨した藤原秀衡とは、いかなる男だったのか?そして歴史は義経に何を果たさせようとしたのか?
文士や各界の著名人らが熱演,名役者ぶりで魅了する。
脚本:道又力 演出:長掛憲司(劇団わらび座)
出演:井沢元彦(作家)、内館牧子(脚本家)、平野啓一郎(作家)、柚月裕子(作家)、
久美沙織(作家)、金田一秀穂(言語学者)、ロバート・キャンベル(日本文学者)、
斎藤純(作家)、北上秋彦(作家)、澤口たまみ(絵本作家)ほか
声の出演:高橋克彦(作家)
<公演日程>
日時:平成29年1月28日(土)午後1時開演・午後5時30分開演
1月29日(日)午後1時開演 計3回公演
全席指定:6,500円
チケット発売日:12月10日(土)
主催:盛岡文士劇東京公演実行委員会
企画・制作協力:パソナグループ
お問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
チケット
キノチケットカウンター 紀伊國屋書店新宿本店5F(店頭販売10:00~18:30)
キノチケオンライン https://www.kinokuniya.co.jp/
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:455-248) http://t.pia.co.jp/ (パソコン・携帯)
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