THE RAMPAGE・RIKU「“初めて”を言い訳にしない！」ミュージカル初挑戦に意欲！Musical「天使について～堕落天使編～」開幕！！公開ゲネプロ＆合同取材会

in Report(STAGE/MUSICAL), STAGE/MUSICAL · 2022/02/25

Tags: Lead, RIKU, THE RAMPAGE, 中村太郎, 古谷大和, 天使について～堕落天使編～, 石井一彰, 鍵本輝

Musical「天使について～堕落天使編～」が2月24日、ついに開幕！公演に先立ち、同日、東京・自由劇場にて、公開ゲネプロとトリプルキャストによる合同取材会が行われた。

本作品は2016年に韓国で初演され、奇抜な発想、絶妙な構造の脚本、インパクトある楽曲ナンバーで開幕後すぐに話題となり大ヒットした2人芝居型ミュージカル。2018年に再演され、2021年11月2日から三度目の再演が開幕し、2022年1月30日までロングラン上演した。Musical「天使について～堕落天使編～」は、天才芸術家と歴史的な芸術作品の誕生と出会いに隠された秘密の物語。作品の創作に苦しむレオナルド・ダ・ヴィンチのもとに降臨した新米天使のルカと堕天使のヴァレンティノ。そして、ダ・ヴィンチを支える助手のジャコモ。
2人の天使と2人の人間が絡み合い巻き起こる騒動を通じて天才芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが残した歴史的な芸術品が誕生した秘密を辿る。

本公演はTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEでヴォーカルを務めるRIKUとLead の鍵本輝、2.5次元舞台などを中心に数多くの舞台に出演中の古谷大和、中村太郎、ドラマやストレートプレイ、ミュージカルなど幅広く活躍している実力派俳優の鈴木勝吾と石井一彰の様々な分野で活躍するキャスト陣によりトリプルキャスト編成により回替わりで上演。全23曲に及ぶミュージカルナンバーはロックからオペラアリアまでとジャンルは幅広く、想像を超えた壮大な音楽で物語を綴っていく。

※ゲネプロではRIKU (THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)と鍵本輝（Lead）が出演した。

【堕落天使 :ヴァレンティノ】
かつて神に一番愛されていた美しい天使。人間を愛してしまい絶対に許されることのない禁じられた恋に堕ち、神の怒りをかい堕天使になってしまった。

【天使 :ルカ】
新米天使。特別な才能を与えられた芸術家たちを管理する任務をつとめている。
意欲に満ちているが、堕天使ヴァレンティノの邪魔に頭を抱えている。

RIKUは、ヴァレンティノとダ・ヴィンチの助手ジャコモを演じた。無邪気で愛くるしいジャコモを演じたと思えば、次の場面では邪悪な笑い声と圧倒的な歌唱力で闇の世界に引き込んでいくヴァレンティノが現れる。ミュージカル初挑戦とは思えない演技とパフォーマンスに釘付けだ。

冒頭からルカのナンバーを4連続歌唱する鍵本は、その美しさと演技力、さらにキレのあるダンスを披露し、観客を物語にいざなう。ルカと悩めるダ・ヴィンチを見事に演じ分け、物語に深みを与えていた。

舞台上には3階建てのセットが設置され、大きな額縁やダ・ヴィンチの絵画も映像でシーンごとに映し出される。二人は休むことなく入れ替わり、時にはルカ、ヴァレンティノに、時にはダ・ヴィンチ、ジャコモとなり、物語を展開していく。

また終盤ではリングライトやバンダナを使い、観客もキャストとともに物語のラストを彩る演出も。ダンスを交えて焼く時間歌い続ける2人の役者とその世界観に魅了されること間違いなし！

取材会には、RIKU(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、古谷大和、鍵本輝(Lead)、中村太郎、石井一彰が登壇した。（鈴木勝吾は体調不良のため欠席となった）

ゲネプロを終えて、鍵本は「久ぶりに観客を前に演技をするので、凄く緊張しました。始まる前に救心を3粒飲みました。正直初日を迎えたくないです(笑)」と明かし、会場を和ませる。そして「2人だけでやるというのは、僕も20年芸能活動をやっていますが初めてなので、自分にできるのか不安もありました。でもやってきたことは間違いないですし、稽古で積み重ねてきたものを信じて初日に挑みたいです」と意気込んだ。

RIKUは「あっくん（鍵本）と同じ気持ちです」としつつ、「大変な稽古期間を1カ月半過ごしてきて、大きな怪我もなく無事に初日を迎え、（ゲネプロで）皆さんにも披露できたことで、まずは自分自身を褒めてもいいのかなと。“初めて”を言い訳にしないで、稽古から培ってきたものを遺憾なく発揮したいと思っています」と意気揚々と語る。

また、初めてのミュージカルで歌唱するにあたり、歌唱指導者に「RIKUよ、歌うな！」と言われショックを受けたそう。「曲はあるけれど、あくまで思いでありセリフ。心の叫びを伝えていくんだと」とし、「歌う表現技法に新たな概念がうまれた」と明かした。

古谷は、トリプルキャストの醍醐味についても言及し「皆さん、ビックリされるんじゃないかなと。同じ台本で、同じ役なのに、味が全然違う。演じているほうも毎回新鮮で楽しいんです。毎回慣れることなく、刺激のある舞台になると思いますし、どのパターンも観ていただいたら楽しめると思います」とアピール。

中村は「アーティストや舞台、ミュージカルと色々な分野で活躍してきた、本来は集まるこはずがない6人集まって新しい挑戦ができたことは僕らにとってプラスでした。色んな挑戦を観ていただきたい」と述べ、メンバーたちに笑顔を向けた。

石井は注目ポイントとして、登場シーンを挙げ「ルカは登場から4曲ノンストップで歌います。あと、ヴァレンティノ役のキャストは最初に可愛らしいジャコモを見せてから、クールでセクシーなヴァレンティノで登場するので、そこが見どころです」と語った。

さらにRIKUは「新しい畑に足を踏み入れることに大きな不安もありますが、作品のメッセージを伝えたいですし、僕がプロ中のプロの皆さんと参加することで、観客の皆さんに新しい一歩を踏み出す勇気を届けられたらと思います。それがこの『天使について』で伝えたい『Love、Dream、Happiness』です」と目を輝かせていた。