東京芸術劇場 プレイハウスで7月10日から上演中のMUSICAL『MY FAIR LADY』。
Wキャストのイライザ役 霧矢大夢が10日に、真飛 聖が11日に初日を迎えるということで、それぞれ前日にゲネプロが行われた。
Astageは真飛聖が演じる10日のゲネプロを見学した。
真飛 聖
ストーリーはオードリー・ヘップバーン主演の映画『マイ・フェア・レディ』でご存じの方が多いはず。
下町の花売り娘イライザが、ヒギンズ教授の元で上流階級の話し方やマナーを身につけてレディへと生まれ変わっていく物語。
寺脇康文
真飛聖のイライザと寺脇康文のヒギンズ教授をめぐるメインストーリーを軸に、イライザの父・ドゥーリトル(松尾貴史)やピッカリング大佐(田山涼成)が実に楽しいエピソードを織り込んでなごませながら、実にテンポよく物語は進む。
寺脇康文 真飛聖 田山涼成
中央 松尾貴史
特に松尾のコメディセンスと歌と踊りが笑いとエネルギーを与えて、作品を一層艶やかに面白くしてくれる。
今回、初参加の水田航生はイライザに恋する青年フレディを好演。フレディのせつない恋心を思いやって、涙が浮かんでしまうほど。
流れる音楽は、「これもそうか」「あれもこの作品の曲だったか」という耳慣れた名曲のオンパレード。優雅で軽やかな音楽にいっそう心地よくなっていく。 (公式サイトにて見られます http://www.tohostage.com/myfairlady/music.html)
苦難のレッスンを経て、美しく変身したイライザ。
この先、彼女の人生はどうなるのか? ハラハラ・ドキドキの 王道はしっかり踏まえつつ、スパイスの効いたアクセントをあちこちにちりばめて…。
名作中の名作ならではの心躍る夢見るように楽しい時間を過ごすことができた。
東京公演は東京劇術劇場プレイハウスにて8月7日(日)まで。その後、8月13日(土)~14日(日)愛知県芸術劇場 大ホール、
8月20日(土)~22日(月)梅田芸術劇場 メインホールでも上演。