今、若い舞台クリエイター、映像クリエイターたちの登竜門的な存在として注目を集めている、WEB上で開催する演劇×動画のコンテスト「クォータースターコンテスト(以下QSC)」。QSCは、2012年に始まって以来、各界を代表する人物が審査員を務めているのが大きな魅力の一つですが、第4回となる今回の審査員も多彩な顔ぶれが揃いました。第1回から毎回審査員として参加している作家・演出家の鴻上尚史氏、前回に引き続き参加となった映画監督の行定勲氏、そして今回初参加となるシンガーの野宮真貴氏、CINRA.NET編集長の柏井万作氏の4名です。
参加者にとっては《ノミネートされれば彼らに自分の作品を観てもらえる》ことが大きなモチベーションになることと思います。
・鴻上尚史氏(作家・演出家)
面白いものを創ろうとすればするほど、「映像と演劇の違いは何だ?」という、根本にぶつかるでしょう。
その難問に対して、パワーでぶつかったり、うりゃあ!と投げとばしたり、軽やかに笑い倒したり、一点突破したり、はしゃぎまくったり、誠実に向き合ったりした作品を待っています。
・野宮真貴氏(シンガー)
世界はいつだって才能とエネルギーある人を求めています。彼らが物事の価値観を変え、進化させていくからです。そして、彼らとはあなたたちです。素敵な作品を楽しみに待っています。
・行定勲氏(映画監督)
昨年に続き二度目の審査員をさせて頂きます。前回は短編映画祭に出品出来るんじゃないの?と思える様な作品もあって楽しみました。演劇的なアナログな演出の面白さを強く感じる作品が好きでした。そんな手間をかけた作品を楽しみにしてます!
・CINRA.NET柏井万作氏(カルチャーサイトCINRA.NET編集長)
フォーマットがある程度決められているからこそ、作り手の個性がより鮮明に浮かび上がってくると思います。「作品」と呼ばれるものが星の数ほど存在する時代なので、中途半端に上手なものより、強烈な個性に出会えるのを楽しみにしています。
■全国の演劇人×映画人が同じ土俵で戦える“演劇×動画の祭典”
QSCの主なルールは「12分0秒以上、15分0秒以下の動画を作ること」「1台のカメラで収録、映像編集は禁止」の2つ。これは「カメラの前で演じる演劇」であり、一方で「編集無し、ノーカットの映画」と捉えることもできます。作った動画をYouTubeにアップロードしてエントリーする方式なので、どの地域にいても等しく参加できるのが特徴です。このシンプルで刺激的なルールに触発されてか、これまでに、北海道から沖縄まで3大会合わせて247本の作品が投稿されました。
■賞金30万円ほか 多彩な賞をラインアップ
上記の審査員による投票によって【グランプリ】が決定され、【グランプリ】に選ばれた投稿者には副賞として賞金30万円が贈られます。また、グランプリに次ぐ票を獲得した2作品を【優秀作品賞】として選出。
その他にも、げきぴあにインタビュー記事が掲載される【げきぴあ賞】、自身の公演を収録・DVD化してもらえる【彩高堂賞】、定額制の演劇動画配信サービス「観劇三昧」が提供する【観劇三昧賞】、チケット情報サイト「カンフェティ」が提供する【カンフェティの賞】など、多彩な賞をラインアップしています。
募集期間は8月3日(月)~10月30日(金)までの約3カ間。第4回大会も、個性的な作品の登場が期待されます。
【第4回大会概要】
■審査員 ※50音順・敬称略
鴻上尚史 (作家・演出家) /野宮真貴 (シンガー) /行定勲 (映画監督) / CINRA.NET柏井万作(カルチャーニュースサイトCINRA.NET編集長)
■スケジュール
募集期間:2015年8月3日(月)~10月30日(金)、ノミネート作品発表:2015年11月20日(金)
結果発表&授賞式:2015年12月5日(土)
■主なルール
1)12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画を作ること。2)1台のカメラで収録、映像編集は禁止。
※BGMはオリジナル、もしくは適切に権利処理した楽曲に限る。※脚本はオリジナル、もしくは適切に権利処理したものに限る。
※劇場に限らず、野外でも撮影可。※動画作品の権利は動画作成者に帰属。
■参加方法
撮影した動画を自身のYouTubeアカウントでアップロードし、動画URLと必要事項をサイトのフォームから送信する。
※参加費、無料。
■賞
審査員から選出【グランプリ(賞金30万円)】【優秀作品賞】
その他【イーオシバイ賞】【観劇三昧賞】【カンフェティの賞】【げきぴあ賞】【彩高堂賞】他
■公式サイト
http://entre-news.jp/qsc