クォータースターコンテスト(略称:QSC) は、WEB上に投稿された【演劇×動画】を競うコンテスト。
「映像とWEBを通じた新たな演劇の楽しみ方の提案」と、「これまで地域性で断絶しがちであった全国の演劇人同士の繋がり」を目指して演劇動画ニュースサイト・エントレ(株式会社ヴィレッヂ*)の主催**で2012年に初めて開催。以来 毎年開催され今回で5回目を迎える。
*劇団☆新感線やゲキ×シネなどの制作会社 **2012年の初回大会は「株式会社えんぶ」との共催
QSCのルールは主に<12分以上、15分以下の長さの動画><編集NG>の2つ。
このルールの下撮影されたものを【演劇×動画】とし、これは「カメラの前で演じる演劇」とも「ワンカット・長回しの映画」とも捉えることがでる。
近年では若い舞台クリエイター、映画クリエイターの登竜門的な存在として注目を集め、毎年70~100本ほどの作品が全国から集まっている。
昨年はSiriを思わせる装置と人との会話劇「N.O.A.」*がグランプリを獲得するなど、開催を重ねるごとに【演劇×動画】の表現が多彩に。
今年も審査員を驚かせる秀作が現れるに違いない。
応募は8月1日からの3か月間。グランプリは12月10日に発表。
*昨年のグランプリ作品「N.O.A.」はコンテストサイトでご覧頂ける。
クォータースターコンテスト 公式サイト http://entre-news.jp/qsc
■今年も豪華審査員が集結!
これらの投稿作品を評価する審査員は毎回豪華。今回は作家・演出家の鴻上尚史氏、作家・演出家の鄭義信氏、俳優の別所哲也氏、映画監督の行定勲氏という多彩な顔ぶれがそろった。
写真左から鴻上尚史、鄭義信、別所哲也、行定勲(50音順・敬称略)
■賞金30万円ほか 多彩な賞をラインナップ!
上記の審査員による投票によって【グランプリ】が決定します。【グランプリ】に選ばれた投稿者には副賞として賞金30万円を贈呈。また、グランプリに次ぐ票を獲得した2作品を【優秀作品賞】として選出します。
その他にも、げきぴあにインタビュー記事が掲載される【げきぴあ賞】、自身の公演を収録・DVD化してもらえる【彩高堂賞】、定額制の演劇動画配信サービス「観劇三昧」が提供する【観劇三昧賞】、2017年にオープンする浅草九劇を数日間無料使用できる【浅草九劇賞】、名古屋の劇場「ナビロフト」を数日間無料使用できる【ナビロフト賞】など、多彩な賞を用意。
■各地の演劇人が投稿作品を視聴&コメントする「演劇業界人レビュー」
各地で活躍する以下の演劇業界人の方々にノミネート作品を視聴してもらい、それぞれの作品に一言ずつコメントを頂きます。例えば北海道で作られた作品を愛知県の方が観て評価する・・・など、地域の壁を軽やかに超えてつながる企画。今回は以下の方々にレビューをお願いしている(敬称略・50音順)
相内惟史(大阪府):常にアグレッシブに世界を挑発するトガッた劇場 in→dependent theatre 劇場プロデューサー
阿部雅子(北海道):演劇振興と演劇による地域の活性化をめざす公益財団法人 北海道演劇財団 劇場運営グループ シアターZOO支配人
今井浩一(長野県):元シアターガイド編集長。現在は長野のアートとカルチャーをもっと楽しむメディア Nagano Art+ を運営
小熊ヒデジ(愛知県):名古屋を中心とした東海地区の演劇文化振興普及、活性化をめざす名古屋演劇教室代表
小菅隼人様(東京都):演劇と映像のライブ性について研究 慶應義塾大学教授、日本演劇学会副会長
成島洋子(静岡県):演劇で世界と静岡をむすぶ SPAC – 静岡県舞台芸術センター 芸術局長
森國真帆(福岡県):福岡・九州の地域舞台芸術文化を支援するNPO法人FPAP(エフパップ)プロデューサー
横山千晶様(神奈川県):慶應義塾大学教授、居場所「カドベヤで過ごす火曜日」運営委員会代表
審査員 鴻上尚史(作家・演出家)
鄭義信(作家・演出家)
別所哲也(俳優・「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」代表)
行定勲(映画監督)
ほか
※50音順・敬称略
募集期間 2016年8月1日(月)~10月31日(月)
ノミネート作品発表 11月25日(金)
結果発表&授賞式 12月10日(土)
主なルール 1)12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画を作ること。
2)1台のカメラで収録、映像編集は禁止
※BGMはオリジナル、もしくは適切に権利処理した楽曲に限る。
※脚本はオリジナル、もしくは適切に権利処理したものに限る。
※劇場に限らず、野外でも撮影可。
ルールの詳細はQSC公式サイトをご参照ください。
参加方法 撮影した動画を自身のYoutubeアカウントでアップロードし、
動画URLと必要事項をサイトのフォームから送信してください。
参加費 無料
審査員賞 【グランプリ(賞金30万円)】【優秀作品賞】
その他賞 【げきぴあ賞】【彩高堂賞】【観劇三昧賞】【イーオシバイ賞】
【浅草九劇賞】【ナビロフト賞】
動画作品の権利 動画作成者に帰属
主催 エントレ(株式会社ヴィレッヂ)
QSC公式サイト http://entre-news.jp/qsc
過去大会結果まとめ http://entre-news.jp/qsc/result-all
【運営会社】
株式会社ヴィレッヂ (http://www.village-inc.jp)・・・劇団☆新感線の企画・製作・運営を手掛けるほか、映画館で劇団☆新感線のお芝居を上映するゲキ×シネ (http://www.geki-cine.jp)、演劇DVD専門のオンラインショップ「イーオシバイドットコム (http://www.e-oshibai.com)」などを企画・運営している。
また2012年からは演劇動画ニュースサイト「エントレ (http://entre-news.jp)」を立ち上げ、クォータースターコンテストと共に運営中。