演劇動画ニュースサイト「エントレ」(運営:株式会社ヴィレッヂ)は、WEB上で誰でも参加できる演劇動画のコンテスト「第4回クォータースターコンテスト」を2015年8月から12月にかけ開催することを決定した。
全国の演劇人・映画人が同じ土俵で戦える
“演劇×動画の祭典”
クォータースターコンテスト(以下QSC)は2012年に始まった演劇動画を競うコンテスト。今年の大会で4回目を迎える。主なルールは「12分0秒以上、15分0秒以下の動画を作る事」「1台のカメラで収録、映像編集は禁止」の2つ。収録場所は劇場で撮る必要はなく、屋外でもかまわない。便宜上“演劇動画”としているが、これは「カメラの前で演じる演劇」であり、一方で「編集無し、ノーカットの映画」と捉えることもできるだろう。このシンプルで刺激的なルールに触発されてか、北海道から沖縄まで全国の演劇人・映画人によって作品が作られ、3大会合わせて274本の作品が投稿・エントリーされた。
前回グランプリは“LINE上の会話劇”
前回大会・第3回QSCのグランプリは週刊パラドックスの「会話劇2014」という作品。動画に映っているのはLINEの画面とそれを操作する指だけという意表を突いた設定だったが、その斬新な設定以上に、LINEでやり取りする女子高生のやり取りがリアルで生々しく、最後まで視聴者を飽きさせることの無い映像に仕上がっていたことが高く評価された。
僅差で惜しくも次点(優秀作品賞)となったのは、あやめ十八番「江戸系 紅千鳥」と、モラトリアムパンツ「ヒットナンバー」。いずれも勢いのある注目の若手劇団の作品で、それぞれの劇団の良さが顕著に表れていた良作だった。第4回大会も個性的な作品との出会いが期待できそうだ。
審査員は各界を代表する著名人ぞろい!
各界を代表する人物が審査員を務めているのもQSCの大きな魅力の一つ。これまでの審査員は作家・演出家の鴻上尚史、演劇ぶっく編集長の坂口真人、演出家の鈴木裕美など現在も演劇界の第一線で活躍する方々ばかり。さらに、映画「モテキ」などで知られる大根仁監督、映画「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」などを手掛けた吉田大八監督、「世界の中心で、愛をさけぶ」「GO」などを手掛けた行定勲監督など、映像分野の第一人者たちが審査員を務めた。
《ノミネートされれば彼らに自分の作品を観てもらえる》というのが参加者の大きなモチベーションの一つとなっていることは間違いないだろう。※第4回大会の審査員は後日発表。
賞金30万円ほか 多彩な賞がラインナップ
さらにグランプリを獲得すれば賞金は30万円。さらに、げきぴあにインタビュー記事が掲載される「げきぴあ賞」、自身の公演を収録・DVD化してもらえる「彩高堂賞」、王子小劇場を無料で借りられる「王子小劇場賞」などユニークな賞が多数ラインナップされるのも特徴的だ。
第2回大会で「王子小劇場賞」を獲得した劇団 くろいぬケンネルは、2015年1月に実際に王子小劇場を使い、舞台「幸福少女メリルリン子」を上演。WEB上のコンテストでありながら、現実の公演につながった例として大きな注目を集めた。
※第4回大会の賞は後日発表
【開催概要】
募集期間:8月3日(月)~10月30日(金)
ノミネート作品発表:11月半ば~後半を予定
結果発表&授賞式:12月5日(土)
QSC公式サイト: http://entre-news.jp/qsc
主なルール
1)12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画を作ること。
2)1台のカメラで収録、映像編集は禁止
※BGMはオリジナル、もしくは適切に権利処理した楽曲に限る。
※脚本はオリジナル、もしくは適切に権利処理したものに限る。
※劇場に限らず、野外でも撮影可。
ルールの詳細はQSC公式サイトをご参照ください。
参加方法
撮影した動画を自身のYoutubeアカウントでアップロードし、動画URLと必要事項をサイトのフォームから送信してください。
参加費:無料
動画作品の権利: 動画作成者に帰属
【運営会社】
株式会社ヴィレッヂ (http://www.village-inc.jp)・・・劇団☆新感線の企画・製作・運営を手掛けるほか、映画館で劇団☆新感線のお芝居を上映するゲキ×シネ (http://www.geki-cine.jp/)、演劇DVD専門のオンラインショップ「イーオシバイドットコム (http://www.e-oshibai.com/)」などを企画・運営している。また2012年からは演劇動画ニュースサイト「エントレ (http://entre-news.jp/)」を立ち上げ、クォータースターコンテストと共に運営中。
【クォータースターコンテストに関するお問合せ】
株式会社ヴィレッヂ 森脇・長谷川・山谷
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