NEWSのメンバーとして活躍している増田貴久が主演をつとめる舞台『フレンド —今夜此処での一と殷盛り—(コンヤココデノヒトサカリ)』が初日を迎える9月26日、開演に先立ってプレスコールと囲み取材が行われた。
作・演出は劇団扉座を主宰する他、蜷川幸雄やTVドラマにも脚本を提供、幅広く活躍する横内謙介。映画『クローズZERO』で注目を集め、以来映画・ドラマ・舞台で演技の幅を広げている遠藤要が夭折の天才詩人・中原中也を、増田貴久が中也を支え続ける友人を演じる。
【あらすじ】
舞台は東京・渋谷の居酒屋「フレンド」。気立てのよい旦那と女将が切り盛りするお店は、近所に住む常連客や文学に生きる青年たちが夜な夜な集い、時には熱く論じ合う場所。
そんな常連客の一人中原中也は、文学に猪突猛進、かつ破天荒な性格でしばしば揉め事を起こすが、ただ一人、中也を支え続ける親友がいた。
彼は中也の圧倒的な才能を信じ、その天才的な詩を世に出そうと奔走するが、やがて世の中がきな臭い方向に向かう中、いつしか心の中で愛する女性の存在も大きくなっていく…。 中也を思い、仲間を思い、愛する人を守り抜こうとする彼の選んだ道とは……?
【囲み取材】
登場したのは横内謙介とヒロインを演じる佐津川愛美、増田貴久と遠藤要。
横内は「昨日のゲネプロも上手くいって苦労が報われました。なかなかない、いいキャスティングができて、幸せな公演です」とコメントにも作品への自信と期待がこもる。
「中也を有名にした強い、魅力あふれる大人の男」を演じる増田は「難しい台詞が多く、自分のセリフに責任をもつように言われました」と台詞にポイントを置いた芝居に努力をし、さらに「横内演出から男のカッコよさも学んでいる」とか。
遠藤はそんな増田を「どんどん好きになっていく!」。そして増田の顔を見ながら「普段からいい人演じているね」とニコリ。そう言われた増田は「役に影響されているんですね」と改めて気がついたようだ。
「心を合わせて一つのものをつくる素晴らしさを感じている」と熱く語った佐津川は、増田と遠藤を「マスーン」「カナメン」と呼びながら「二人とも虫から逃げまわって、最終的には二人で抱き合っていた」と爆笑エピソードを披露。出演者たちは舞台の上でも下でも確かな友情を育んでいるようだ。
公演情報『フレンド —今夜此処での一と殷盛り—(コンヤココデノヒトサカリ)』
東京公演 東京グローブ座 2014年9月26日(金)~10月19日(日)
大阪公演 シアター・ドラマシティ 2014年11月4日(火)~9日(日)
公式HP:http://www.friend2014.jp/