ロンドン初演以来、30周年を迎える2015年、“ミュージカルの金字塔”『レ・ミゼラブル』が、2年ぶりに帝劇に戻って来る。
11月17日には製作発表が行われ、プリンシパルキャスト、アンサンブルキャストの73名が登壇。大迫力の歌唱披露と、キャストの個性が伺える会見が行われ、来春の大舞台への期待感を盛り上げた。
開幕はオーデションを勝ち抜いてジャン・バルジャン役を演じることになったヤン・ジュンモの歌唱披露♪「独白」。韓国では歌も演技も折り紙付きの実力派で、『冬のソナタ』『美女はつらいの』という韓国ミュージカルの日本公演に出演した経験を持つとはいえ、この日の舞台はいわば日本デビュー。記者や一般オーディエンス300人の視線が突き刺さったに違いないが、そこはさすがヤン・ジュンモ!豊かな声量と熱い歌声で会場の空気を一瞬で塗り替えた。
続く歌唱披露2曲目はアンサンブルキャストによる♪「一日の終わりに」。45名のハーモニーは、『レ・ミゼラブル』ならではの声のパワーを思いだせてくれた。
アンサンブルキャストの紹介の後、プリンシパルキャストが登壇し、役名がコールされて立ちあがったのだが、マリウス役が立つべきところをいち早く立ち上がったのはテナルディエ役の3人。フォンテーヌで立ち上がったのは、マダム・テナルディエの3人。会場が大きな笑いに包まれた。
多くのミュージカルを志すものにとって『レ・ミゼラブル』はあこがれの舞台。そして、ひとりの俳優が何役もの経験をしているというのも、長い歴史を誇る『レ・ミゼラブル』ならでは。中にはアンサンブルからプリンシパルへと階段を上がってきた俳優もいて、ミュージカル・ドリームを感じさせてくれる。プリンシパルキャストの挨拶と質疑応答では、そんな俳優たちの思いを感じることができた。
3曲目の歌唱披露は♪「ブリュメ街」~「心は愛に溢れて」
4曲目は♪「ABCカフェ」~「民衆の歌」
公演情報 ミュージカル『レ・ミゼラブル』
公演期間 : 2015年4月13日(月)~16日(木)プレビュー公演
2015年4月17日(金)~6月1日(月)
公演会場 : 帝国劇場
チケット発売:【4月公演分】 2015年2月7日(土)
【5・6月公演分】2015年2月14日(土)
チケット料金:S席13,500円 A席9,000円 B席4,000円(消費税込)
(プレビュー公演 S席11,000円 A席8,000円 B席3,500円)
【全国公演の予定あり】
6月 名古屋公演 中日劇場
7月 福岡公演 博多座
8月 大阪公演 梅田芸術劇場 メインホール
9月 富山公演 オーバド・ホール
10月 静岡公演 静岡市清水文化会館 マリナート