今年もいよいよ『レミゼ』の春がやって来る!
4月17日に開演をひかえた『レ・ミゼラブル』。その稽古が公開された。
この日、ジャン・バルジャンを演じるのはヤン・ジュンモ、ジャベール役は吉原光夫。
公開されたのはプロローグ。
ジャン・バルジャンはパンを盗んだ罪で19年間服役し、やっとジャベールから仮出獄を言い渡される。
だが世間は前科者のジャンにあまりにも冷酷だった。
彼を優しく受け入れてくれた司教から、ジャンは銀の食器を盗もうとする。
司教に人としてのあり方を諭されたジャンは、過去を捨てて新たな人生を歩もうと決める。
19年もの間、牢獄での過酷な労働に耐えぬいたジャン・バルジャン。そのイメージのままに現れたヤン・ジュンモ。
声にも姿にも、ジャンの燃え盛る怒りのエネルギーを感じさせる。
そして深い後悔から懺悔、再生へ。
圧倒的な力に引き付けられたプロローグだったが、公開稽古はこれで終了。
この後のジャン・バルジャンが、どう変わっていくのか…。
そのありようをなんとしても見ておきたいと思わされた。
この後、ヤン・ジュンモ、吉原光夫が「一言コメントを」とのリクエストに応えてくれた。
吉原光夫
「ひとこと?がんばります!(笑)ヤンさんと一緒にできることをとても光栄に思っていて、刺激されて僕も心をかき乱されるようなジャン・バルジャンになると思います。(声を大きく)それに負けないように精進したいと思います。本日はありがとうございました」
ヤン・ジュンモ
「僕が日本で『レ・ミゼラブル』を見たのが、人生で初めて見た『レ・ミゼラブル』の舞台でした。その時のジャン・バルジャンの光男さんが、お世辞でなく、僕が憧れイメージしていたジャン・バルジャンそのままでした。稽古をしながら、たくさん学んでいますし、稽古をすればするほど、この日本の『レ・ミゼラブル』のカンパニーと一緒にできることが光栄なことだと感じています。地方公演の最後まで、日本の観客のみなさんに素晴らしいメッセージと良い公演をお伝えできるように、コンディション管理をしっかりとしていきたいと思っております。最後まで是非とも応援して頂けますようお願い致します」
最後は吉原の胸元に飛び込んだヤン。
吉原のファイティングポーズに笑顔で応える姿に、ヤンの吉原への尊敬と親しみとを感じた。
公演情報 ミュージカル『レ・ミゼラブル』
公演期間 : 2015年4月13日(月)~16日(木)プレビュー公演
2015年4月17日(金)~6月1日(月)
公演会場 : 帝国劇場
チケット発売:【4月公演分】 2015年2月7日(土)
【5・6月公演分】2015年2月14日(土)
チケット料金:S席13,500円 A席9,000円 B席4,000円(消費税込)
(プレビュー公演 S席11,000円 A席8,000円 B席3,500円)
【全国公演の予定あり】
6月 名古屋公演 中日劇場
7月 福岡公演 博多座
8月 大阪公演 梅田芸術劇場 メインホール
9月 富山公演 オーバド・ホール
10月 静岡公演 静岡市清水文化会館 マリナート