昨年の「韓国ミュージカル大賞」最優秀脚本賞を受賞した話題の韓国創作ミュージカル『女神様が見ている』の日本公演が、9月20日、世田谷パブリックシアターにて幕を開けた。
時は1952年。無人島に漂着してしまった対立する南・北の兵士6人が、島からの脱出のために次第に心を通わせていく人間ドラマを描いたMUSICAL 『女神様が見ている』。2013年に続き今年も韓国で3カ月間上演され、大成功をおさめた感動作だ。
韓国での感動をありのままに伝えたいと韓国公演のキャストのままで来日し、息の合った公演を披露している。9月30日~10月2日には今夏の韓国公演に出演したSUPER JUNIORのリョウクの出演も決定し、話題を呼んでいる。
20日夜の初日公演では、緊迫した場面あり、笑いが起きる場面もあり。次第に物語に引き込まれ、終盤にはその人間ドラマが心にしみこんできた。
初日はカーテンコールでの撮影が許可され、観客が感動を記念に残そうとカメラを構えた。
終演後の取材会は観客も見守る中で行われた。
キャスト7名のうち4名が初来日。初めての日本は街がきれいという印象が多い中、ジン・ソンギュは「車のクラクションの音をまだ聞いていません。日本人の運転は静かで驚きました」と具体的な例を挙げた。
「あなたにとっての女神さまは誰ですか?」という質問に、全員が「家族です」と答えたが、チュ・ミンジンが「僕も家族が女神さまです。でも誰にとっても女神さまは時と場合によって変わるものですよね。今の僕にとっての女神様は今、客席にいらっしゃる皆様。もっと沢山の女神様にお会いしたいので、是非他の女神様(お客様)を劇場に連れてきて下さいね。」とキュートに答えたので、客席からは笑いと拍手が起きていた。
【公演概要】MUSICAL 「女神さまが見ている』
公演期間:9月20日(土)~10月5日(日)
会場:世田谷パブリックシアター
オフィシャルサイト http://www.megamisama.jp
「女神様が見ている」公演事務局 TEL:0570-001-700(月~土10時~18時日祝を除く)