スティーブン・キングの小説を映画化し大ヒットした『ショーシャンクの空に』が、2009年にロンドンで舞台化された。大きな感動をよんだ、この『ロンドン版 ショーシャンクの空に』が12月からシアタークリエ他で上演されるのをうけ、9月2日、東京會舘にて製作発表が行われた。メインキャストとなる佐々木蔵之助、國村隼、三浦涼介、板尾創路が演出の白井晃と共に登壇し、男ばかり18名が出演する舞台への期待と意気込みを語った。
無実の罪で投獄されるも希望を失わないたアンディを佐々木蔵之介、彼によって少しずつ変わっていく囚人に國村隼、三浦涼介ほか、そして板尾創路が冷酷な刑務所長を演じる。プロモーション映像に続いて、5人が牢の扉をくぐって登場した。
まず佐々木が「世界的に有名な作品。プレッシャーはあるが、楽しみ。牢をくぐって、若干囚人気分になった」と挨拶。白井が「ロンドン版ですが、できるだけ日本版にできるように頑張りたい。汗まみれになって作っていきたい」と言うと、白井演出作品に出演したことがある佐々木は白井演出について「稽古に休みがない。終わりはないのか…と思うほど。それだけに達成感があり、信頼しているし大好き」とコメント。するとやはり白井演出を経験している國村が「妥協がない。あきらめることがない」。それを聞いて板尾は「体が丈夫じゃないから、自信がなくなった～」とベテランならでは心和ませるトークで会場をわかせた。
若手の三浦は「昨年、役者をあきらめかけたが、あきらめなかったので出会えたすばらしい役者たち」と並んだ先輩俳優たちと出会えた喜びを語った。だが自ら「稽古嫌い」と告白すると、白井に「稽古嫌いはダメかも」とくぎを刺され「二度と稽古嫌いと言わないよう努力します！」と表情を引き締めた。
打ち解けた雰囲気となった囲み取材では、佐々木、國村、板尾、白井と4人が関西出身とあって時折関西風のイントネーションに。佐々木が「関西率高くて…。関西版になりそうで…」と発言すると板尾が「関西版は（囚人に）すぐに逃げられそう」とつぶやいたので大爆笑に。
最後には「クリスマスには3千円のプレゼントを持ち寄り、プレゼント交換をしよう」と大盛り上がり。すっかり意気投合した男ばかりのチームが、この冬にどんな熱い感動をくれるのか。見逃せない舞台となりそうだ。
希望は、決して死なない。
『ロンドン版 ショーシャンクの空に』
【東京】2014年12月11日（木）～29日(月) 日比谷シアタークリエ
【仙台】2015年1月7日（水）東京エレクトロンホール
【名古屋】2015年1月10日（土）11日（日） 名鉄ホール
【広島】2015年1月1月14日（水）アステールプラザ
【大阪】2015年1月16日（金）～18日（日）森ノ宮ピロティホール
【福岡】2015年1月20日（火）21日（水）キャナルシティ劇場
公式サイト：http://www.tohostage.com/shawshank/
