現在、NHKで放送中でもある大ヒット韓国ドラマ「太陽を抱く月」の原作小説をベースにミュージカル化され、2013年に韓国で大ヒット。同年12月には日本・青山劇場でも上演され好評を博したミュージカル『太陽を抱く月』が、主演に超新星のソンモを迎えて帰って来た。
今回は複雑な人間関係を分かりやすく整理し、陰謀とすれ違い翻弄される主人公フォンの心情を丁寧に描く。恋と友情、愛の苦しみと喜びの物語となった。
民衆の歌と分かる逞しい歌声が強く響いて芝居が始まった。客席脇のドアから民衆の行列が踊りながら華やかにはいってきた。客席から自然と手拍子が沸き起こり、キャストも観客と目を合わせコミュニュケーションをとりながらで踊り歌う。観客をグッと芝居に引き込む、にくい演出だ。
ソンモは、苦悩する王子、恋に落ちた可愛い男。そして苦悩する王へと変貌を見せる。時にアドリブを織り交り混ぜ、ファンを楽しませる心使いも忘れない。さすがミュージカル経験豊かなソンモだ。
物語は次第に熱を帯びてくる。ソンモとの演技の息もぴったりのフィとジュエルが、迫力ある歌声で心打つ歌を歌い上げる。 合間にはあでやかなダンスと音楽、アクションもあり。大きな物語に揺さぶられ、あっという間に2時間半の公演が終わった。
あでやかなカーテンコールでは、客席からの撮影がOK。満員の観客が、楽しい観劇の思い出にと熱心にカメラを構えた。
カーテンコールの後には歓声に応えてソンモが再登場し、挨拶をしてくれた。
「こんにちは!超久しぶりです。本当に来てくれてありがとうございます。今日やっと『太陽を抱く月』が始まりましたね。今日はゴニルも見に来ました。飛行機に間に合わなくて、もう(会場を)出たけれど、みんなと見てくれました。どうでしたか?満足できましたか?だいたい2か月くらい前から会見で期待して下さいとか言って、がっかりしないようにがんばったんだけど…。(大きな拍手に笑顔を見せて)夜の公演もがんばりますから、応援よろしくお願いします。それぞれ上手い人を選んで、見どころが多いと思います。こうして公演するのも、みなさんのおかげだと思っています。泣いたり歌ったりで(喉の手を当てて)カラカラで大変だけど、がんばりますので応援よろしくお願いします。超新星にも応援よろしくお願いします。以上、超新星の男前ソンモでした!」
韓国ミュージカル「太陽を抱く月」
11月7日(金)~10日(月) 六本木ブルーシアターにて上演!
全席指定 13,000円(税込)
当日券は各回開演の45分前から販売
お問合せ:東京音協 TEL:93-5774-3030 10:00~17:30 (土日祝を除く)
オフィシャルHP :http://www.eunhasu.co.jp/