2012年7月、「シカゴ」のロキシー役でブロードウェイデビューを飾り、日本人女優としては54年ぶりとなるブロードウェイでの主演という快挙を成し遂げた米倉涼子が、2017年7月から8月中旬にかけてカムバック公演を行う。7月のブロードウェイ公演後、8月に日本での20周年記念ジャパン・ツアー公演に出演する。
2012年7月の「シカゴ」のロキシー役では、ニューヨークでの出演公演(全6回)と直後に行われた東京凱旋公演(全23回)のチケットは完売し、連日立見客が出る賑わいとなった。
それ以降、ブロードウェイの「シカゴ」プロデューサーからは「いつでも米倉に戻ってきてほしい」とのラブコールに快諾し、今回のカンバックが決定した。
ステージ写真=Masahiro Noguchi
米倉涼子が演じるのは、欲望の為には手段を選ばないが、なぜか憎めない小悪魔のようなロキシー・ハート。不倫相手を殺害した罪で起訴された人妻ロキシーは、弁護士やメディアを利用してスターの座を掴もうとする。
「オール・ザット・ジャズ (All That Jazz)」をはじめ、全曲が名曲揃いの『シカゴ』。ロキシーの代表的な楽曲は、夫への愛を皮肉たっぷりに歌い上げる「ファニー・ハニー (Funny Honey)」、演劇史に残るモノローグから歌へと繋がる「ロキシー (Roxie)」、ダンスが舞台狭しと展開される「ミー・アンド・マイ・ベイビー (Me and My Baby)」や、一筋縄ではいかない人間讃歌「ナウアデイズ (Nowadays)」など盛りだくさん。舞台女優、そして一人の女性としての彼女の魅力が、舞台上で披露される。
「シカゴ」20周年のアニバーサリー・イヤーに実現する米倉涼子のブロードウェイ再出演、そして待望の日本公演は、2017年夏の最大の話題となるのは間違いない。
米倉涼子(ロキシー・ハート)コメント
20周年という節目の年に、CHICAGOに再挑戦できること、とても光栄です。
CHICAGOを初めて観た時から、音楽・衣装・ダンス全ての虜になり、そこから始まり、2008年にこの作品の初舞台を踏ませて頂きました。私の女優人生においてとても大切な作品で、この作品と出逢えたことは運命だと思っています。5年というブランクに不安もありますが、それ以上にロキシーをもう1度演じることの出来る喜びで胸がいっぱいです!歳を重ねたことでまた違った世界観を表現できるのではないかと今から楽しみです。沢山の方々に楽しんで頂きたいので、自分にも悔いのないよう全力で挑みます!
ブロードウェイミュージカル『シカゴ』
2017年7月3日(月)~7月13日(木) 予定 会場:アンバサダー劇場(ニューヨーク、ブロードウェイ)
2017年8月2日(水)~8月13日(日) 会場:東急シアターオーブ 渋谷ヒカリエ11階
お問合せ:キョードー東京 0570-550-799 公式ホームページ: http://chicagothemusical.jp