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同じ暗闇に身を沈め、恐怖に包まれて欲しい! 傑作サスペンス 加藤和樹・凰稀かなめ ダブル主演舞台『暗くなるまで待って』公開ゲネプロ&囲み取材

1月25日(金)の初日を控えて、24日(木)に加藤和樹・凰稀かなめ ダブル主演舞台『暗くなるまで待って』の公開ゲネプロ及び囲み取材が行われた。
囲み取材では同年代の出演者のチームワークの良さが伺え、ゲネプロでは生ならではの密室サスペンスの緊張感に手に汗握った。

【囲み取材】

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猪塚健太  高橋光臣  加藤和樹  凰稀かなめ  松田悟志  深作健太

『暗くなるまで待って』(原題『WAIT UNTIL DARK』)はオードリー・ヘプバーン主演の映画でも広く知られる密室ミステリーの傑作。1966年にブロードウェイで演劇として生まれ、翌年映画化され大ヒット。日本でも幾度も上演されてきた名作舞台だ。

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本格的な悪役は初めてとなる加藤は「稽古を重ねて、1つ1つチャレンジをしながら、さっきまで試行錯誤をしてきました。正直、どうなるか、お客様が入って実際に劇場空間になるまで分からない。でもいい緊張感ではあります」と不安を語りながらも充実した表情。

w主演となる鳳稀かなめは「今日の舞台稽古までかなりの変更点があったが、それはもっともっと良くするため。サスペンスの舞台は初めてで、かなりドキドキしていますが、その世界にお客様を引き込めるように、私自身も楽しくやっていきたい」「私は目が見えない役なので暗闇の方が楽。ライトがあたっている方が見えない…かすんで見える。ホントに見えてないのでぶつかってしまって(アザだらけの)いい体になってます。今も見えてないです(笑)」と体当たりで盲目の難役に挑む。

猪塚健太から「見どころは(高橋)光臣さんが笑いを我慢しているところです」といわれた高橋だが「照明や音や芝居を含め、すごいものができたという確信を得たので、早く観に来た方をゾクゾクさせたいです」と加藤、猪塚と共に演じる悪役への意欲を示す。「暗闇の中で音に敏感な舞台なので、お客様が咳をすると反応してしまう。それくらい音や静寂がポイントになってきます。お客様も一緒に楽しんで頂けたらと思っています」とのコメントは、観劇のためのキーポイントになりそうだ。

その猪塚は「体感型サスペンスエンターティメントだと思っています。一緒に体感してもらって、この世界にどっぷりつかって楽しんで頂けたら」とキャッチ―なコメント。

松田悟志は「珍しいほど同世代の出演者がそろった作品で、ある種クラスメートのような仲間意識が芽生えて、些細なことも積極的に話し合う素敵な現場になっています。このチームワークが生み出す緊張感につながっていくと思います。しっかりと緊張感を作っていきたいと思います」

深作からの「1966年に書かれた作品を今、上演する意味の1つはキャストがこれまでの役柄のイメージを一新して、キャラクターを作って下さった。いろいろなメディアがある中で、生の舞台でしか感じられない本当のサスペンス劇を届けることができれば。ラスト20分の暗闇の中でのクライマックスは、素敵な仕上がりとなろうとしているので、劇場で生を体感して怖がって頂けたらと思って演出しております」の言葉に、ゲネプロへの期待度がアップした。

【ゲネプロ】

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物語の舞台はカメラマンのマイク(松田悟志)と盲目のスージー(凰稀かなめ)夫婦の住むのアパートの一室。

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2人の留守中に、冷静な詐欺師マイク(高橋光臣)と相棒のクローカー(猪塚健太)がやってくる。

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2人は残忍で凶悪なロート(加藤)と一緒に、サムがあずかって持ち帰った
(麻薬が仕込まれた)人形を探し出すハメになる。

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人形を手に入れようとスージーに言葉巧みに取り入る2人。

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サムが出かけてしまった後、盲目のスージーの味方は、近所に住むグローリアだけ。

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だが、サムが好きなグローリアはスージーに反抗的だった。

部屋には怪しげな人物も現れて・・・・

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どこにも見つからない人形にいらだつ3人の男たち。スージーの身にも危険が迫る…

入れ替わり登場する悪役3人のそれぞれのキャラクター作りと、その変化は大きな見どころ。観客との知恵比べでもありそうだ。

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そしてスージーとグローリアの関係も見どころのひとつ。囲み取材で凰稀は「人と人とのかかわり合い、その間に生まれてくるものがある。一番大切なことは、(松田演じる夫の)サム「いい子だね、ありがとう」という言葉によって、(近所に住む少女)グローリアが変わっていき、マイクにも違う気持ちが生まれてくる。ここから伝染していく流れを見て頂くと面白いかなと、ふと思いました。この作品の中で一番大切な言葉なのかもしれない」と語っていた。

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そして、やはりクライマックスのロートとスージーの対決は、手に汗握る名場面。

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是非とも同じ暗闇に身を沈め、同じ恐怖に包まれて欲しい。

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舞台『暗くなるまで待って』

【演出】 深作健太
【出演】 加藤和樹 凰稀かなめ/高橋光臣 猪塚健太 松田悟志 ほか

【公演日程】
◇東京公演  2019年1月25日(金)~2月3日(日) 【サンシャイン劇場】、
◇兵庫公演  2019年2月 8日(金)~10日(日) 【兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール】
◇名古屋公演 2019年2月16日(土)・17日(日) 【ウインクあいち】
◇福岡公演  2019年2月23日(土) 【福岡市民会館 大ホール】