ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作発表記者会見

2019年4月19日(金)～5月28日(月・祝)帝国劇場を皮切りに、名古屋・大阪・福岡・札幌と全国ツアー公演を行うミュージカル『レ・ミゼラブル』の製作発表記者会見が、1月23日に都内で行われた。
これまでにも本作に出演してきた実力派キャストに加え、今回から初参加となる新たな顔ぶれを加え、昆夏美、上山竜治をのぞく全キャストが揃った。

キャストは激戦のオーディションを勝ち抜いた実力者ばかり。
会見では新キャストを中心に、本作の名曲が7曲も歌唱披露され、会場はすっかり「レミゼ」の世界に。中でもミュージカル初挑戦となるお笑いコンビ「トレンディエンジェル」の斎藤司の歌いっぷりには会場は万来の拍手！実力と魅力を兼ね備えたキャスト陣が見せる2019年の『レミゼ』は、更なる感動を呼び、盛り上がりをみせているミュージカル人気の追い風となりそうだ。歌唱披露時の表情を織り交ぜながら、挨拶の様子をレポートしたい。

前回の公演映像に続いて、本作初出演でジャベールを演じる伊礼彼方の歌唱から会見は幕を開けた。

♪スターズ　伊礼彼方

♪ABCカフェ～民衆の歌　小野田龍之介＆男女アンサンブル

会場を大いにわかせたのは、斎藤司。ボディアクションもふんだんにステージ狭しと動きながら、テナルディエ役そのままに表情豊かに歌いあげた。

♪宿屋の主人の歌　斎藤司＆朴璐美＆男女アンサンブル

この後、ステージにプリンリパルキャストが登壇した。

◆小野田龍之介　（アンジョルラス役）
非常に僕の中で大きな影響を受けた作品のひとつです。その作品に一部になれること、誇りを持って丁寧に演じて参りたいと思います。

◆相葉裕樹　（アンジョルラス役）
『レ・ミゼラブル』の世界に戻ってくることができて、本当に感謝しています。さらに役を掘り下げて演じられるように精進していきたいと思います。

◆三浦宏規(マリウス役)　初めての参加になります。ずっと夢見てきた作品で、今この場に立っていることが本当に嬉しくて夢のようです。まだまだ未熟ではありますが今、僕にできることはすべて注いで、マリウスとしてその時代に生きていきたいと思っております。

◆内藤大樹　(マリウス役)
17年に続き演じられること、うれしく思っています。さらにパワーアップした姿をお見せできるよう頑張りたいと思います。

◆海宝直人(マリウス役)
15年から3度目の出演になります。初心に立ち返って真摯な気持ちで作品、楽譜、台本に向き合ってまた新たなマリウスを作っていきたいと思っています。

◆駒田一(テナルディエ役）
お気付きのように、僕の座る一がマリウス寄りの方で「ついに東宝さんも決断したか」…そんなことはないと思いますが、16年目にしてまた新たな気持ちでやれる気がしています。みんなで力を合わせていい作品にしていきたいと思っております。

◆橋本じゅん(テナルディエ役）
テナルディエ役に再度挑戦させて頂きます。前回は東京公演のみで入口のドアを開けたら終わったようで、最後までみんなと一緒にやりとげることがずっと思っていた目標でした。今回は果たすことができますので、最後の最後まで一員として精一杯やらせて頂きます。

◆KENTARO (テナルディエ役）
またこの場に立たせて頂くことを嬉しく誇りに思います。テナルディエ役の4人は、大好きな方たちばかりで共演できないのがとても残念です。先ほど連絡先だけは交換したので、仲良くやっていきたいと思っております。

◆斎藤司　(テナルディエ役）
皆さんの前で歌わせて頂いて、生きてきた中で一番というくらいのどの調子が悪かったので(笑)、みっちり稽古をやらせて頂いて、本番ではさらに素晴らしいものをお見せできるように謙虚に頑張らせて頂きます。

◆森公実子（マダム・テナルディエ役）　写真上　左
22年間もやらせて頂いて、今年が最後になるのではと思うと涙が出てきます。オーデションに受かる自信がない…。どんどん自信が無くなっています。もし万が一受かって、また出てきたらごめんなさい。でもこれが最後だと思いながら、舞台をつとめさせて頂こうと思っています。

◆鈴木ほのか（マダム・テナルディエ役）
初演でコゼット、10周年からはファンテーヌ、一昨年からはマダム・テナルディエをやらせて頂いております。昭和でコゼット・平成でファンテーヌ、そして新元号をマダム・テナルディエ。ますます頑張ってまいります。

◆朴路美（マダム・テナルディエ役）
初めてマダム・テナルディをやらせて頂きます。47歳で初ミュージカル、それもこんなに大きな作品の『レ・ミゼラブル』ということで身の引き締まる思いです。

◆熊谷彩春（コゼット役）
小さな頃から憧れていた『レ・ミゼラブル』という作品に参加させていただけることを、今この場に立たせて頂いて、改めて光栄に思っています、。残り三ヶ月になりましたが、精一杯コゼットと向き合って頑張りたいと思います。

◆小南満佑子　（コゼット役）
2度目のコゼット役になりますが、さらに作品とコゼットをもっともっと愛して、真摯に作品と取り組んでいきたいと思っています。

◆生田絵梨花（コゼット役）
前回から2年近く経って、自分自身も変わったと思うところがあるので、もう一度向き合った時にどのような景色が見えるのか、今から楽しみです。新しいキャストのみなさんと一丸となって頑張りたいと思います。

◆屋比久知奈（エポニーヌ役）
この作品の一員になれることを心から嬉しく幸せで光栄に思っております。全身全霊をかけて、エポニーヌという役に向き合って、『レ・ミゼラブル』という作品の中で生きたいと思います。

◆唯月ふうか（エポニーヌ役）
2度目の挑戦ということで、エポニーヌという女性と深く向き合って、しっかり掘り下げてお客様に届けられるように演じたいと思います。今回は地元札幌でも公演がありので、特別な思いがあります。精一杯演じさせて頂きます。

◆二宮愛（ファンテーヌ役）
17年に続き今回も素晴らしい作品に携われること、嬉しく思っています。前回の経験をふまえてもっとファンテーヌという役を愛していけたらと思っております。

◆濱田めぐみ　（ファンテーヌ役）
コメントを聞きながら緊張していましたが、喜びとワクワク感がでてしまい、ずっとニコニコして聞いていました。作品をファンテーヌという女性を愛し、一生懸命舞台の上で誠心誠意つとめたいともいます。

◆知念里奈　（ファンテーヌ役）
気が付くと長くこの作品に参加させて頂いていますが、毎回違うことを感じたり、発見があったりする素晴らしい作品です。今の私が感じられるベストを尽くしてファンテーヌを演じられたらと思っています。

◆伊礼彼方　（ジャベール役）
この1週間、寝るまで♪スターズの歌詞がリフレインし、起きたらまた「スターズ」の歌詞が……やっと静かに起きられます。初めて人前で「スターズ」を披露したんですが、自分で望んでオーディションを受けたこの役ですがいざ歌ってみると重たいものがあり、先輩たちが30年かけて築きあげた作品の歴史に僕も新しい風を吹かせたいと思います。今まで応援してくださった方々に少しでも成長した姿をお見せできればと思っています。

◆上原理生（ジャベール役）
初めてジャベールをやらせていただきます。デビューとなった本作でアンジョルラスという役をやらせていただきましたが、今回は正反対のジャベールを演じる事となり、今までとは全く違う景色が見られるのかな、とわくわくしています。真摯に誠実に向き合っていきたいと思います。

◆川口竜也（ジャベール役）
またこの舞台に立たせていただき、感謝を述べたいと思います。またこの苦しくも楽しい世界に入っていくんだなと覚悟しなければと思っているところです。2013年に初めてこの役をやらせていただいた時から僕には一つの目標がありました。それは2019年まで出来ればやらせていただきたいという事。僕は今年52歳になりますが、これは原作でジャベールが死ぬ歳なんです。その歳まで自分がやらせていただけたなら、そこで自分はどんなジャベールを生きる事が出来るのか、それをすごく楽しみにしていました。自分と向き合いながら、考えながら精一杯生きていきたいと思います。

◆佐藤隆紀（ジャン・バルジャン役）
この伝統の『レ・ミゼラブル』に出演させていただけこと、光栄に嬉しく思っています。ジャン・バルジャンという役をやるにはまだまだ精神面も技術の面もまだまだ足りない部分があると感じているので、皆様にステージをお見せするまでには日々精進してしっかり良いステージをお届けできるようにしたいと思います。

◆吉原光夫（ジャン・バルジャン役）
すごいですね、この緊張感。他の作品にはないものがいつもあるなと思います。自分と向き合って、精進して自分を高めていく作品なのかなと思います。
出演者の中に濱田めぐさんや福井さんという劇団の先輩がいらっしゃるし、モリクミさんや駒田さんなど年上の方がいるので自分が若手でいる気でいたのですが、僕とは子どもの頃に共演した（熊谷）彩春ちゃんや海宝が同じステージで大人として共演するという事は自分は年食ったのかなあと（笑）。年を食った事を認識し、ジャン・バルジャンという役にどう向き合っていくのか、どういうジャン・バルジャンが表現していけるのか、少し怖いですが、楽しみにしつつやっていきたいです。

◆福井晶一（ジャン・バルジャン役）
この場にいられることを、本当に感謝します。今回も素晴らしいキャストが集まって、どんな化学反応が起こるか、楽しみにしています。最後には僕の地元、北海道・札幌公演が控えています。北海道民としてはとても嬉しく思います。
北海道のみなさまにこの作品の魅力を届けられると思うと、今からわくわくしています。最後の札幌公演まで役と向き合って精進していきますので、最後までよろしくお願い致します。

後半には、また迫力ある歌唱披露が続いた。

♪カフェ・ソング　三浦宏規

♪オン・マイ・オウン　屋比久知奈

♪ワン・ディ・モア

公演は、2019年4月19日(金)～5月28日(月・祝)東京・帝国劇場
6月7日（金）～6月25日（火）名古屋・御園座
7月3日（水）～7月20日（土）大阪・梅田芸術劇場メインホール
7月29日（月）～8月26日（月）福岡・博多座
9月10日（火）～9月17日（火）北海道・札幌文化芸術劇場hitaru
公式HP　https://www.tohostage.com/lesmiserables/