3月26日(火)・3月27日(水)、オーチャードホールにおいて『ジキル&ハイド』『デスノートTHE MUSICAL』の名匠フランク・ワイルドホーンによるミュージカル・コンサート「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」が開催された。
元宝塚歌劇団宙組トップスター和央ようか、「アメリカン・アイドル」ファイナリストにしてトニー賞候補のブロードウェイスター コンスタンティン・マルーリス、日本ミュージカル界のホープ城田優が、ワイルドホーン自身のピアノ演奏と彼の率いるニューヨーク最高レベルと誇るバンドと共に全22曲を歌い上げ、聴かせて見せる、ゴージャスな大人のコンサートとなった。
左から 奥ピアノ)フランク・ワイルドホーン 城田優 和央ようか イ・ジヘ コンスタンティン・マルーリス
出演予定だった韓国ミュージカル界のディーバ オク・ジュヒョンがインフルエンザのため出演できないというアクシデントに見舞われたが、3人のスターがワイルドホーンの名作ミュージカル『ルドルフ ザ・ラスト・キス』『ドラキュラ』『デスノートTHE MUSICAL』『ジキル&ハイド』『モンテクリスト』等からの名曲の数々とこのコンサートが初披露となる楽曲まで、時にパワフルにエネルギッシュに、時にしっとりと歌い上げ、観客を魅了した。
中でも注目を集めたのはワイルドホーンが「ハリウッド映画になりますよ」と紹介した『ジキル&ハイド』からの名曲♪「罪な遊戯」。真紅のドレスをまとった和央ようかを城田優が後ろから抱きしめつつ歌いあげ、一瞬にして美しくも危うい世界を生み出した。
また、ワイルドホーンの楽曲のみならず、多彩な音楽世界も披露。
圧倒的な歌唱力を誇るコンスタンティン・マルーリスが♪「ボヘミアン・ラプソディ」を歌い終えた後には、ワイルドホーンが思わず「今のがニューヨークロックのエネルギーです」とコメント。圧巻の歌声に万雷の拍手が巻き起こった。
韓国で『ジキル&ハイド』でデビューしたイ・ジヘがゲストとして登場。名曲の♪「あれは夢」を美しいソプラノを響かせ、ワイルドホーンの楽曲の美しさと韓国ミュージカルの歌声の素晴らしさを印象付けた。
ラストではまもなく上演されるというミュージカル『Lost Boy』からの、世界初披露となる楽しい一曲♪「OUR FINEST HOUR」を4人が揃って披露。ワイルドホーンも妻の和央ようかの手を取ってステップを踏み、大喝采の中、公演を終えた。
ワイルドホーンが音楽を手掛けるミュージカル『笑う男』は、4月9日(火)に日生劇場で、6月にはソウルで新作ミュージカル『Excalibur』が幕を開ける。
【公演詳細】
「フランク・ワイルドホーンpresents Special Musical Concert in Japan 2019」
【日時】 2019年3月26日 (火) 開場18:00 開演19:00
2019年3月27日 (水) 開場18:00 開演19:00
【会場】 Bunkamura オーチャードホール (東京都渋谷区)
【料金】 指定S席 12,000円(税込) 指定A席 9,800円(税込)
U-20(指定席) 5,000円(税込)※一般発売より
【出演】和央ようか コンスタンティン・マルーリス 城田優
ゲスト:イ・ジヘ
【演奏】 フランク・ワイルドホーン/フランク・ワイルドホーンバンド