平成3(1991)年に初演され、社会現象を巻き起こした市川猿翁による伝説のスーパー歌舞伎Ⅱ『オグリ』が、市川猿之助の手によって脚本、演出を新たに『新版 オグリ』となってスーパー歌舞伎II(セカンド)らしい魅力と壮大なスケールで生まれ変わる。 市川猿之助・中村隼人の小栗判官役交互出演にて令和元年10月~11月に新橋演舞場にて上演される。
スーパー歌舞伎Ⅱ
『新版 オグリ』
原作:梅原猛
脚本:横内謙介
演出:市川猿之助
杉原邦生
スーパーバイザー:市川猿翁
出演:藤原正清後に小栗判官
市川猿之助/中村隼人(交互出演)
【公演日程】 令和元年10/6(日)初日~11/25(月)千穐楽
【会場】 新橋演舞場(東京都中央区銀座6-18-2)
【ご観劇料(税込)】
1等席 16,500円
2等A席9,500円
2等B席 5,000円
3階A席 5,000円
3階B席3,000円 桟敷席 17,500円
《物語》
毘沙門天の申し子で武術や馬術にも長けた美貌の若者・小栗判官は、相模の国の照手姫と巡り合う。しかし、恋に落ちた二人は掟を破って契りを交わし、小栗判官は姫の父に殺されてしまう。
閻魔大王の前にやってきた小栗判官は、他者を顧みず自らの純粋な想念に溺れた戒めに、顔も手足も醜く腐った餓鬼病(がきやみ)の姿として娑婆へ送り返される。
変わり果てた姿に小栗判官は歩くこともままならず、善意の人が曳く土車に乗り、治療のために熊野を目指すこととなる。その道中、照手姫と運命的に再会するが、姫は小
栗判官に気付かない。
果たして小栗判官は元の姿に戻ることができるのか、そして照手姫との恋の行方はーーー。