2019年12月7(土)~12月23日(月)、紀伊國屋ホールにて、舞台『月の獣』を栗山民也演出、眞島秀和、岸井ゆきの出演で上演する。(新潟、兵庫で公演あり)
『月の獣(Beast on the Moon)』は、アメリカ・ウィスコンシン州出身のリチャード・カリノスキ―が、第一次世界大戦中に起きたアルメニア人迫害の実話に基づいて描き、」1995年の初演から今日まで19か国語に翻訳、20か国以上で上演され、2001年にはフランス演劇界で最も権威ある「モリエール賞」を受賞している。
日本での初演は2015年。その際にも演出を手掛けた日本を代表する演出家・栗山民也が再び手掛ける。出演は、映画、ドラマ、舞台と幅広いフィールドで活躍する眞島秀和が主人公・アラムを、早くから実力派女優として注目されていた岸井ゆきが妻・セタを演じる。
時代、国、民族、社会・・・状況は変われども、ふれあい、繋がり、絆に飢えて愛を渇望する人の姿は変わりません。お互いの苦しい過去を受け入れ、真の夫婦、そして家族になっていく―
人間の本質を描いた本作品となる。
■主演・眞島秀和 コメント
今回、アメリカに亡命したアルメニア人・アラムを演じます。
共演する岸井さんとは以前ドラマで共演しているのですが、とても魅力的な女優さんです。今回の共演もとても楽しみにしています。
演出の栗山さんとは今年2月に出演した舞台『チャイメリカ』で初めてご一緒させて頂き、とにかく演出のスピード感になれるまで大変でした。
出演者が少ない舞台で、こんなに台詞のボリュームが多い役をやらせて頂くのは初めてとなりますので、自分の中で一つの節目になる大切な作品になると思っています。
■岸井ゆきの コメント
私は眞島さん演じるアラムの妻・セタを演じます。
眞島さんはお芝居に対してとても誠実で、ユーモアのある面白い方です。以前ドラマで共演した際、撮影中と休憩時間との切り替えがすごくカッコイイなぁと思っていました。
栗山さんの演出は初めてになります。分からないことを具体的に考えられるくらい、まず台本をしっかり読んで稽古に臨みたいです。
戦争、宗教、、言葉にすると少し難しい題材かもしれないですけど、お客さんにきちんと伝えられるように栗山さんと4人の出演者で頑張っていきますので、是非観に来て頂きたいと思います。
公演概要
『月の獣』
【作】リチャード・カリノスキー
【演出】栗山民也
【出演】 眞島秀和、岸井ゆきの、久保酎吉、升水柚希
【スタッフ】翻訳:浦辺千鶴 美術:伊藤雅子 照明:服部基 音響:高橋巌 衣裳:西原梨恵 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:坪井彰宏
舞台監督:藤崎遊
【企画】パソナグループ
【公式ホームページ】 https://www.tsukinokemono.com/