渡辺謙がトニー賞にノミネートされ話題沸騰したミュージカル『王様と私』(英語上演)の日本公演が、いよいよ7月11日(木)から幕を開ける。初日を明日に控え、 渡辺謙とトニー賞主演女優賞を獲得した“誰もが認めるブロードウェイの女王”ケリー・オハラが、囲み取材に登場した。
ケリー・オハラ 渡辺 謙 バートレット・シャー(演出)
渡辺:日本公演への僕の一番の要望は、ケリー・オハラを日本の観客に見せてあげたい。それが実現したことが一番嬉しい。それと、ニューヨーク・ロンドンと少しずつ深めながら作ってきたこの素晴らしいカンパニーを短い間ですがお届けできるのは、カンパニーをひっぱってきた二人として誇りのようなものを感じます。
オハラ:渡辺さんと一緒に日本公演を実現するのは、私にとっても名誉だと思っています。私の母国アメリカで始まったショーですが、いつか彼の母国でやりたいと思っていて、ある意味交換をするということで私にとっても重要なことでした。渡辺さんを愛していますし、本当に尊敬しています。私の人生でもベストのコラボだと思っています。
―お二人のコンビネーションは?
渡辺:ほとんどノーサインでやっている感じです。もう何百回もやっているのですが、何を投げても取ってくれるし、いい球を返してくれる。一番尊敬する女優さんです。
オハラ:渡辺さんは素晴らしい真の役者だと思います。演じる時にパッションを感じます。だからこそ、私は彼に合わせるためにレベルアップしなくてはいけないと思っています。他の王様役は特別な王で、今までにない王です。同時に、とても楽しいお茶目な方です。
最後に渡辺は「これくらいトップクラスのブロードウェイの方々が日本に来ることは、本当にない。それはご覧頂ければご理解頂けると思います。チケットをお持ちの方々は、本当に楽しみにして頂いていいと思います。非常に素晴らしいカンパニーでお届けできる『王様と私』です。劇場に来る時は胸躍らせて、帰る時の♪shall we danceを歌いながらお帰り頂けると思います。お待ちしています」と自信あふれる笑顔で会見を終えた。
<公演概要>
リンカーン・センターシアタープロダクション
ミュージカル『王様と私』
公演日程:2019年7月11日(木)~8月4日(日)
会場:東急シアターオーブ
作:オスカー・ハマースタインⅡ
作曲:リチャード・ロジャース
演出:バートレット・シャー
出演:渡辺 謙、ケリー・オハラ 大沢たかお ほか