『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』でビリー役を演じた未来和樹と山城力のダブルキャストで上演されるミュージカル『オリヴァー・ツイスト』が、7月11日(木)に東京芸術劇場プレイハウスで開幕した。同日昼に公開されたゲネプロの模様をお伝えする。(オリヴァー役は未来和樹)
オリヴァー(未来和樹) 撮影:中岡美樹
『クリスマス・キャロル』『二都物語』で知られるチャールズ・ディケンズの名作が、新作ミュージカルとして生まれ変わった。
名子役と共に出演するのは、川原一馬、神田恭兵、福井貴一らのミュージカルの手練れと、姜暢雄、瑞季。
個性豊かな登場人物が、心ゆさぶる音楽にのって躍動する。子供にも分かりやすい物語は、大人の心にも沁みこんで、ゲネプロにも関わらず涙を光らせる観客が多くみられた。
壮大なオープニング音楽が響いて幕が開くと、舞台は19世紀初頭のイギリス。
行き倒れた女性が、子供を産み落とし亡くなった。撮影:山之上雅信
孤児となったオリヴァー・ツイストは救貧院で育つ。
だが空腹に耐えかねて薄粥のお代わりを求めたために救貧院を追い出されてしまう。
撮影:山之上雅信
オリヴァーはフェイギン(福井貴一)を頭領とする子供達の窃盗団に引きずり込まれる。撮影:山之上雅信
そこにで必死に生きるドジャー(ジャック・ドーキンズ 神田恭兵・右)撮影:中岡美樹
ビル・サイクス(川原一馬)とナンシー(瑞季)たちと出会う。撮影:中岡美樹
だがドジャーがブラウンロー伯爵(姜暢雄・左)の懐中時計を盗んで発覚。撮影:中岡美樹
一緒に居たオリヴァーが犯人として死刑を宣告されてしまう。撮影:中岡美樹
客席の通路を通るキャストを身近に感じ、その個性豊かななキャラクターに引き込まれ、物語世界に没頭してしまう。
オリヴァーの運命は、どうなるのか? そして、登場人物たちはどう生きていくのか?
今の時代に生きる幸せまでも感じさせてくれる公演は、14日(日)まで。
2019年9月14日(土)〜16日(月・祝)には、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで上演される。
東京公演: 2019年7月11日(木)~14日(日) 全6回
全席指定/ 前売 8500円(税込) 当日 9000円
東京芸術劇場 プレイハウス
出演:
未来和樹 / 山城力(ダブルキャスト)
姜暢雄
川原一馬
瑞季
神田恭兵
福井貴一
ほか
脚本・演出 岸本功喜
作曲・音楽監督 小島良太
HP : http://www.rkx-t.com/oliver