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真矢ミキ主演 舞台『正しいオトナたち』12月上演

真矢ミキ主演舞台『正しいオトナたち』が12月に東京グローブ座にて上演される。真矢ミキにとって、5年ぶりの本格舞台復帰となる。

真矢ミキ様宣材photo(リサイズ済み)

この作品は戯曲『ART』『人生の3つのヴァージョン』などで世界的に著名なフランスの劇作家ヤスミナ・レザによる四人芝居の傑作で、原題は『Le Dieu du carnage』。2008年にフランスでレザ自身による演出で初演され、大ヒット。同年3月にはイギリスの俳優レイフ・ファインズらの出演で09年のローレンス・オリヴィエ賞演劇部門最優秀新作コメディ賞を受賞、同年ブロードウェイ版はトニー賞演劇部門最優秀作品賞のほか、最優秀主演女優賞と最優秀演出家賞の計3部門等を受賞している。
また11年にはレザとロマン・ポランスキーが共同脚本し、ポランスキー監督作品として映画化もされた。

物語は子供同士の喧嘩を発端にお互いの両親による話し合いから始まる。進歩的な考えを自負している親たちは冷静に事態を収めようとするも、話し合いは次第にエスカレート。四人個々の主義主張、夫婦間の亀裂まで一気に加速。互いの人間関係が浮き彫りになり、心の奥底にしまってあった憎悪まで吹き出してしまう。ヤスミナ・レザならではの巧みなストーリー展開が魅力だ。

<真矢ミキコメント>
今回、私にとってほぼ初めてに近いストレートプレイです。舞台自体も5年ぶりで、久しぶりの怖さもありますが、今はめちゃめちゃ楽しみです。やっぱり大人になって半世紀もすぎるとですね(笑)、だいたい一巡、二巡して何となく人生がわかってきたみたいなところに漂いがちですが、自分を律するためにもこの辺で逃げ場のない4人だけの芝居という環境にどっぷりつかりたいです。映像の瞬発力とは全然違う舞台で、久々に一冊の台本をしっかりと深く頭に入れ込むという作業をこれから苦しみ、楽しみたいと思っています。

今回の舞台『正しいオトナたち』はいかに大人が普段理性と共に隣り合わせで生きているかというところです。前頭葉が理性として止めるのですが、その前頭葉が崩壊していくという、、、どこまで大人ってギリギリに「大人」という言葉で立っていようとしているのか、一回りして理性がポンと取れた時に、果たしてそれは「大人越え」をしている何かが見えるのか、それとも長く生きた経験は一体なんだったんだと感じ、赤子のように戻ってしまうのか、それとも廃人と化して老人となってしまうのか、私はその辺がすごく楽しみです。

理性って我慢なのか、それとも正義なのかみたいなところが見どころだと思います。どこで共演者の皆さんがキレるのか、そしてどこでまた取り戻すのか、そういったことが毎日違うと思うので、日々敏感に感じとって演じていきたいと思います!

『正しいオトナたち』
東京グローブ座 2019年12月公演 ほか
【作】 ヤスミナ・レザ『Le Dieu du carnage』(原題)
【出演】真矢ミキ ほか

【一般発売】  2019年9月予定
【お問い合わせ】 MItt TEL:03-6252-3201(全日12:00-17:00)
【企画・制作】インプレッション
【主催・製作】テレビ朝日 インプレッション