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7/28まで上演中!!  舞台『嘘と勘違いのあいだで』稽古場レポート

7月17日(水)に幕を開けた、嘘と勘違いが織りなすコメディ、舞台『嘘と勘違いのあいだで』の稽古場の様子をレポートします!

登場人物は結婚秒読みの若いグレッグ(辻本祐樹)とジニィ(新垣里沙)、ジニィの愛人・フィリップ(栗原英雄)とその妻・シーラ(水夏希)の4人だけ。
物語は…
フィリップとの関係をこっそり清算するためフィリップの家に赴くジニィを、グレッグは実家に帰ったと勘違い。ジニィと早く結婚したい一心で、グレッグがフィリップの家を訪ねてしまったから、さぁ大変!!  4人に待ち受ける運命は???

舞台『嘘と勘違いのあいだで』 インタビュー 辻本祐樹&新垣里沙 はこちら

稽古の始まりは、キャスト・スタッフが揃ってのラジオ体操から。そして、じゃんけんで2チームに分かれてのジェスチャー・ゲームで頭も身体もウォーミングアップ。

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*出題は演出の保科由里子さん。答えを聞くときも、ジェスチャーを見つめる表情も真剣そのもの。

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*この日のジェスチャーゲームでは水&新垣参加チームに完敗した栗原&辻本。
こうした触れ合いを通じて、チームワークも一層、強固に?!

【稽古】頭も体もほぐれたところで稽古開始!
まずは作品冒頭の場面、若いグレッグ(辻本祐樹)とジニィ(新垣里沙)の暮らす部屋、結婚を考え、一緒に暮らすふたりの朝の場面から始まった。

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とにかくラブラブの二人!! なかでも、注目は新垣さんのキュートな表情。見るからに天真爛漫、甘え上手なキュートなジニィの姿に、インタビューでの辻本さんの「みんな、(ジニィを)超好きになっちゃうかも」という発言に大納得!

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なのですが…
きっと嘘つきジニィの嘘は、もうとっくに始まっているハズ! いったい、どこが嘘なのか?!  いつの間にか「その笑顔に隠された嘘をつかんでやるぞ!」と、ジニィの一言ひとことに、一挙手一投足に引きつけられていました。

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そして、冷静沈着・頭脳派の武将や、クールな悪役などでも高い評価を得てきた辻本さんが、ジニィにメロメロのグレッグを演じる姿も新鮮です。
しかし、その辻本さんも「とにかく前向きな役、明るい方向にこんなに振り切った役はやったことがない」とのこと。単なるメロメロ男では終わらない?! どんなふり幅を見せてもらえるのか、期待が高まります!

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稽古の合間には、小道具についても打ち合わせ。どんな小道具が一番ぴったりするのか、新垣さんもいろいろなアイデアを提案しているようでした。

次の場面は、ジニィの愛人・フィリップ(栗原英雄)と、その妻・シーラ(水夏希)の、こちらは朝食のシーン。

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若いふたりが動きまわるのに対して、こちらは席についてゆったりと向き合って、台詞の応酬・見応えある会話劇です。交わしているのはありふれた日常会話のようなのに、フィリップの奇妙に落ち着きはらった様子には何かがありそうです。

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このシーンを一度通して演じた後で、演出の保科さんが二人のそばへ。
保科さんはひざをついて、栗原さん、水さんと目を合わせながら、ひとつひとつの台詞のタイミングやスピード、姿勢や身体の動きまで確認・相談。ベテランのお二人が、そのアドバイスを試しながら、本当に丁寧に人物を作っている様子に、演劇の深さを感じました。

残念ながら、稽古場取材はここまで。

この後、4人が出会って、誰がどんな嘘をついて、どう誤魔化すのか? その嘘からどんな勘違いが生まれ、4人の人生は、どうなっていくのか?この後の物語の展開が、とっても気になりました。
と同時に、なぜだかこの後の4人の幸せを祈らずにはおられない気持ちになりました。
それはきっと、4人がなんとも魅力的なキャラクターだったからでしょうか。
そんな4人の物語を、是非、ご覧にお出かけください。

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【公演概要】
2019年7月17日(水)~28日(日)
六本木トリコロールシアター
原作:アラン・エイクボーン 「Relatively Speaking」

翻訳・日本語上演台本・
演出:保科由里子
出演:
辻本祐樹、新垣里沙、栗原英雄、水夏希
※「辻」は一点しんにょう
チケット:全席指定  7,800円(税込)
企画・製作・主催:株式会社ショウビズ
公演公式サイト:http://www.show-biz.jp/usokan/