10月1日に開幕したミュージカル『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の 骨折り損-』。
ゲネプロからのゴキゲンな映像を再掲載すると共に、ゲネプロと囲み会見の模様をレポートします。
井波杏樹 入野自由 中別府葵 三浦涼介 沙央くらま 村井良大 渡辺大輔 樋口日奈 大山真志 田村芽実
【ゲネプロ】
本作では早めにお座席に着かれることをお薦めします。開演前にコスタード(遠山裕介)が、客席をまわりながら観客と歓談!(いえ、メインはおしゃべりではないのですが…)そして愉快な前説を担当します。ミュージカルが始まる前から、「この演目は楽しいぞ♪!」という雰囲気が満々。どうぞ気持ちは前のめりで(でも、背中は背もたれにつけたまま)開演をお待ちください。
そして開幕!!
国王(三浦涼介)と
彼のもとで3年間、恋愛禁止で勉学に励むことを誓った3人の同窓生(入野自由 村井良大 渡辺大輔)。
禁欲的に暮らすことを誓った彼らの元に
3人の親友(沙央くらま 樋口日奈 伊波杏樹)と共にフランス王女(中別府葵)が外交交渉のために訪れる。
そして一方、国王の同窓生のひとり、大金持ちのアーマード(大山真志)は
バーのメイド(田村芽実)に一目惚れ。
恋に堕ちてしまった男子5人。
そして「恋なんて」「おとこなんて」と思いつつも惹かれる女子たち
男子も女子も個性バラバラ そしてハイテンション!!
動画では、男子4人のワシャワシャ感と男子5人それぞれの魅力あふれるソロ曲をチラリとご覧いただけます。
キュートな女子がそれぞれに魅力的!エネルギー全開で歌って踊って…
恋っていいなぁと思わせてくれます!
さらに、写真でも動画でもご紹介しかねる(!!!)、後々、語り草になるであろうシーンが目白押し。この作品でしか見ることができない、劇場でしか体感できない、驚きと笑いも満載。これは、ご自身の目で見なければ後悔必至です!
【ゲネプロ・ダイジェスト動画】 (公演終了につき、動画掲載も終了しました)
【囲み取材】
村井良大(ビローン):明日が初日ですが、稽古場では何回も通しをしたのでお客様が入ってくるのを待ち望んだ状態になっています。
シェイクスピア作品が原作で、シェイクスピア的なところはどこかと思います。ビローンは観客に語りかけるところがある役で、そこは初めてやることなので楽しみだなと。毎日のお客様の空気を楽しみながらやりたいと思います。
開演前から仕掛けがありますので、ドリンクを飲みながら楽しんで頂ければと思います。
沙央くらま(ロザライン):お稽古場では非常に濃厚で、ホロリとする場面もたくさんあるので、たくさん観に来て頂いて楽しんでいただけるようにがんばります。
音楽がとても素敵なので、そのライブ感と、出てくるメンバー全員のキャラクターが濃い。笑わせるというよりも、本気でその役を生きています。すごく素敵な役がたくさんあります。毎回、自分の気持ちで共感できる役が違うと思うので、何度観ても楽しめると思います。
三浦涼介(ナヴァール国王):私は先日まで『エリザベート』というハードで悲しい作品に出演しておりました。この現場では毎日キャスト、スタッフさん演出家さんが笑顔で現場を盛り上げて頂いていて僕自身も楽しくお稽古に励めたと思います。本番も毎日新鮮な気持ちで頑張りたいと思います。劇場でお待ちしています。
それぞれソロ曲がありますが、僕のソロは客席からお客様を1人選びステージ上でお客様に向って歌います。昨日の場当たりの時点でかなり恐怖を覚えました。(笑)本番はどうなるのか、不安になっています。お客様にはそれを知った上で来て頂いて、僕のソロが始まった時には、「上ってもいいよ」という方はすぐ手を挙げて頂ければ有難いです。
中別府葵(フランス王女):初めてのミュージカルなので、楽しんでやっていければと思います。
キュンキュンもいっぱいつまっていますし、ミュージカルならではのキラキラとした感じもあり、個性もすごいつまった作品です。私たちの性格を知ってキャスティングしたのかと思うくらいピッタリの役なので、ファンの方にも楽しんで頂けると思います。声を出して笑って頂けたらと思います。
渡辺大輔(デュメーン):とにかく楽しい現場で稽古場からやってきました。ここにいない面々で楽しい方々がたくさん出てきます。まだ(観劇を)迷っている方は見なかったら後悔すると思います。
全員ぶっ飛んでいますが、各々にポイントがあり、自分はヨーロッパの宗教を崇拝していたりします。上田一豪さんの作品は2作品目になりますが、非常にスピーディです。展開が目まぐるしく変わっていきます。たくさん笑って欲しい。大いに楽しんで帰って頂きたいというのが、全キャスト・スタッフの願いです。全キャスト、ここにいないキャストにも注目して、楽しんで頂ければと思っています。
(ご自身の見どころは?)真面目に歌うところがほぼない。(パジャマは?)皆着てるけど、一人だけ可笑しい?(ロングトーンは?)多いね。じゃ、ロングトーンで。
樋口日奈(マライア):演じている私たちも何回やっても面白くて楽しくて、見に来て下さる方も何回来ても面白い楽しい舞台だと思ってもらえると思います。恋をしておバカになっちゃうくらい毎回はっちゃけてやりたいと思います。
キャラが違う人が集まっているので、それぞれの言葉とか、行動に是非注目して欲しい。マライアは天然で夢見がち。良く言えばポジティブで前向き。動きひとつひとつも「すごい天然だな」と思ってもらえたら嬉しいです。
入野自由(ロンガヴィル):稽古場でいろいろ試し尽くし、ついにこの日が来ました。後はオーディエンスのみなさんと楽しい時間を待つばかりです。
スピード感が今回のテーマ、魅力だと思います。僕自身はソロ曲でタップダンスシーンがあります。「恋をすると、こんなになっちゃうんだな」というバカっぽいダンスシーンを楽しんでもらいたいです。
井波杏樹(キャサリーン):初めてのミュージカル出演になりますので、思いっきり全力で大好きな歌を歌います。そして男性・女性チーム共にPVが出ていたので、楽しみに待っていて下さる方もいると思います。カンパニー一同全力で素晴らしい作品をお届けできればと思っております。
(キャサリーンは)やさぐれタイプの女の子ですが、キャサリーンだったらこういうふうに恋をする…ひとりひとりの恋の仕方を目線や動きで感じてもらえたら嬉しいです。
大山真志(アーマード):この作品の飛び道具的なポジションを担います。たくさん笑って頂ける作品になっていると思うので、是非是非観に来て下さい。
(自身の見どころを)ずっと考えていました。演じるアーマードはお金持ちですがダサい、ダサいけれど情熱的なヤツです。一番どこをピックアップすればいいかな?(周りがクスクス笑い)登場シーンがジャグジーに入っているんですが、そこが見どころです。そのために脱毛に行きました。そして下ネタが盛りだくさんの歌を歌います。引かれないように先に言っておきます。(村井が「映像ならピーが入るね。メンズですらすごく引いた歌詞です」)
田村芽実(ジャケネッタ):心から尊敬する先輩方と千秋楽まで駆け抜けたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
生れて初めてのセクシー担当で、ご覧のとおり露出の多い服です。フェロモンをムンムンに出せるようにがんばります。
7月に母・純アリスさんを亡くし、10月1日付で事務所の移籍を発表した三浦涼介に質問が飛んだ。
「僕自身この仕事を初めてずっと母に支えてきてもらって、2人で生きてきた感じがある。どんな作品も初日をいつも喜んでくれた母を亡くして、この世界でどう生きていくんだろうという不安を感じる中、先日『エリザベート』の千秋楽を迎え、その時期に母を亡くしたのですが、今回この作品と出会えたことで、すごく支えてもらいました。精神的にも体調的にもご迷惑をかける時が多かったのですが、この作品でこの笑顔でステージに立てることが母へ僕にできる唯一のことだと思います。明日から新しい事務所で精進して毎日毎日できる限り笑顔で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。」
ミュージカル『ラヴズ・レイバーズ・ロスト-恋の骨折り損-』
【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【楽曲】マイケル・フリードマン
【脚色】アレックス・ティンバース
【翻訳・訳詞・演出】上田一豪
【出演】村井良大 沙央くらま 渡辺大輔 入野自由 大山真志 中別府葵 田村芽実 伊波杏樹 樋口日奈
加藤潤一 石川新太 一色洋平
遠山裕介 ひのあらた 木村花代
三浦涼介
2019年10月1日(火)~10月25日(金)/東京・日比谷シアタークリエ
2019年11月1日(金)~4日(月・振休)/兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2019年11月9日(土)・10日(日)/福岡・福岡市民会館
2019年11月16日(土)・17日(日)/愛知・愛知県芸術劇場 大ホール