藤田俊太郎演出で来春4月に上演されるミュージカル『VIOLET』の全キャストが発表された。
ロンドン公演ではオフ・ウエストエンド・シアター・アワードにノミネートされるなど、2019年大好評を博した公演の日本キャスト版には、ふうかとシンガーソングライターの優河がWキャストで主演。さらに、白洲迅、吉原光夫、原田優一、島田歌穂と実力派俳優が出演する。(白洲迅さん体調不良のため成河さんに変更となりました。3/16変更追記)
唯月ふうか 優河 白洲迅 吉原光夫
梅田芸術劇場が英国チャリングクロス劇場と共同で演劇作品を企画・制作・上演し、演出家と演出コンセプトはそのままに「英国キャスト版」と「日本キャスト版」を各国それぞれの劇場で上演する日英共同プロジェクト第一弾となったミュージカル『VIOLET』。
新進気鋭の演出家、藤田俊太郎が単身渡英し、現地のキャスト・スタッフと作り上げたロンドン公演は、今年の1月から4月まで上演され、オフ・ウエストエンド・シアター・アワードで6部門にノミネート。中でも日本人演出家の作品が栄誉ある「作品賞」候補に選 ばれる快挙となり、大きな注目を集めた。
そしてついに、2020年4月には日本キャスト版を上演される。
今回、発表された注目のキャストは・・・
主演のヴァイオレット役には、ミュージカル界で数々のヒロインを演じ確かな実力で注目を集めている唯月ふうかと、シンガーソングライターとして活躍で、群の歌唱力を誇り、俳優の石橋凌と原田美枝子を両親に持つサラブレッドの優河が。優河はミュージカルデビュー作となる。
ヴァイオレットが運命の出会いを果たす二人の男性、白人兵士モンティ役に、テレビドラマや映画でも幅広く活躍し存在感を発揮している白洲迅。
黒人兵士フリック役には吉原光夫。演出家の藤田俊太郎が厚い信頼を寄せる吉原が物語の鍵を握る主要な役どころで登場する。
ヴァイオレットの旅の目的となる、あらゆる傷を癒すという奇跡のテレビ伝道師役に原田優一、この旅で一番最初に出会いヴァイオレットの人生に大きな影響を与える南部出身で白人の老婦人役に島田歌穂が出演する。
ロンドン公演では、演出プランを実現する為に、チャリングクロス劇場を対面式舞台に大改造。これにより、観客も一体となりヴァイオレットと共にバスの旅をする臨場感が、公演を成功に導いた。
日本でもロンドンの対面式舞台と同様のステージを日本でも実現するという演出プランに決定。東京芸術劇場プレイハウスを舞 台の四方を客席が囲むシアター・オン・ステージの形式での上演となる。
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでの公演は、劇場の構造上、このシアター・オン・ステージの実現が不可能であり、演出プランを変更しての上演は、本企画の趣旨から最適ではないと判断。予定されていた大阪公演は取りやめ、東京公演のみでの上演となる。
顔に大きな傷を負いながらも自らの人生を切り開く為バスの旅に出る主人公ヴァイオレットを、ふうかと優河がどう演じるのか。そして個性豊かなキャスト陣と、ロンドンの経験を経た藤田の演出、絶賛をうけている演目に、大きな注目があつまりそうだ。
ミュージカル『VIOLET』
音楽:ジニーン・テソーリ
(『ファン・ホーム』2015年トニー賞最優秀オリジナル楽曲賞)
脚本・歌詞:ブライアン・クロウリー
原作:ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』
演出:藤田俊太郎
出演:唯月ふうか/優河( Wキャスト) 成河 吉原光夫
spi 横田龍儀 森山大輔 エリアンナ 谷口ゆうな 稲田ほのか/モリス・ソフィア
原田優一 島田歌穂(Wキャスト) (白洲迅さん体調不良のため成河さんに変更となり修正しました。3/16)
会場:東京芸術劇場プレイハウス 全公演中止(4月8日追記)
期間:2020年4月7日(火)~4月26日(日)
一般発売:2月1日(土)
お問合せ:梅田芸術劇場(10:00~18:00)
0570-077-039
企画・制作・主催:梅田芸術劇場